こんにちは。

島根県で学習塾の運営をしている「室長湯淺」といいます。身近に起きたことや思いついたことを綴っていきます。できるだけこまめな更新を心がけたいと思ってます。

 

 島根大学「へるん入試」の合格発表がありました。第一志望で受験した3人のうち2人が合格しました。合格した生徒には「おめでとうございます」です。二人ともこの試験が本命であり、早く決めて楽になりたいとも言っていたので、心の底から安心したことでしょう。残念だった生徒には、「前を向きましょう。共通テストに全力集中!」です。幸い、「へるん入試」で合格できたらラッキーくらいな気持ちで臨んでいたので、精神的なダメージは小さいようです。とっとと切り替えて次にいきましょう。


「へるん入試」とは

 「へるん入試」とは、島根大学が令和3年度入試から導入した共通テスト免除の総合型選抜方式です。今回が2回目の実施になります。合否判定は「調査書」「クローズアップシート」「読解・表現力試験」「面接(志望理由書を用いて行う)」の4つの合計点で行われます。
 配点は以下の通りです。
   調査書+クローズアップシート   80点
   読解・表現力試験         100点
   志望理由書を用いた面接      100点
   合計                 280点

 このうち「調査書」は通学している高校で作成してもらうもので、学習成績の状況や部活動・生徒会活動の状況を記したものです。「クローズアップシート」は本人が書きますが、「高校時代に最も力を入れて取り組んだもの」をひとつ挙げて、取り組み内容を記述するものです。


筆記試験は完璧を目指す

 「読解・表現力試験」は論述形式で行われ、「読解」については、ほぼ現代国語の読解問題で出題される、空欄補充・抜き出し・内容一致等の問題が出題されたと思っていただければ間違いありません。「表現力」に関しては「誤解を生じやすい表現」の選択・是正・誤解の生じにくい表現の作り方についての論述等が出題されました。両方とも難易度は標準より少し易しいくらいと思います。前年度はこれらに加え、数学的思考を問われる問題(公務員試験で出題される手順の問題のようなもの)が出題されていました。
 「読解・表現力試験」で試されるのは大学入学にあたって最低限必要な能力と考えていましたので、受験生には、完答・全問正解を目指して準備をしてもらいました。論説文の読解問題演習や文法問題演習はもちろんですが、文字数の多い論述に対応できるよう課題文を読んでの小論文記述の練習も取り入れました。また、昨年度出題された数学的思考を問われる問題の対策として「操作」や「手順」を考える問題にも取り組んでもらいました。今回は必要ありませんでしたが、練習の成果を出すことができたようで、ほぼ完ぺきな答案が書けたということでした。


面接で差がついた?

 「面接」は事前に提出している「志望理由書」を用いて行われます。今年は、受験生一人に対して五名の面接官が対しました。また、質問内容もかなり突っ込んだものになったそうで、受験生は非常にプレッシャーを感じたそうです(「圧迫面接に会った」と言っていました)。そして、恐らくこの「面接」で一番差がついたのだろうと思っています。ですので、この「面接」にどのように望んだのかお話ししようと思います。
 島根大学の入試要項によると「志望理由書」には、「大学で何を学びたいのか」「なぜ学びたいのか」を記述することとされていました。まず、この「志望理由書」をしっかり書くことが、「へるん入試」攻略で大切なことではないかと思います。もちろん、「志望理由書」をしっかりと書けば書くほど、面接での質問は専門的になり、深く突っ込まれることになっていきます(質問の元になっていますから)。それでも、深く掘り下げて書くべきです。そして、自分がいかにその分野を学びたいのか、どれだけ学んできたのか、島根大学に学究心を充足させる何があるのかを具体的に伝えることが大切です(うちに通ってきていた受験生には学部で学びたいことはもちろん、師事したい教授、その研究内容、そこに惹かれた理由まで自分の言葉で説明できるまで掘り下げてもらいました)。
 出来る限り専門的に書かれた「志望理由書」と、その道の専門家である先生方の突っ込んだ質問に自分の言葉で回答する「面接」準備。この二つが合格を勝ち取った最大の要因ではないかと思います。


十分な準備を

 「へるん入試」は共通テストを受験しないで済むため、全教科で一定のラインを得点することが難しそうな生徒や大きな弱点教科を持つ生徒にしてみると、安易に飛びつきたくなる受験方式であると思います。しかし、簡単なものではありません。自分を内覧し、十分に調べ、準備を重ね、自分の思いを余すところなく伝えることが必須です。
 来年度もこの受験方式に挑戦する受験生がいることと思いますが、しっかりと事前準備をして臨んでほしいと思います。

 

 

 


 

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