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『これが僕の翼です』
車谷空。身長149cm。高校バスケをするには、あまりにも小さい身長。
だが、空には、自分より大きな相手と互角以上の勝負ができる武器があった。
それは、3Pシュート。
『翼』を手に入れた『飛べない鳥』が、頼もしい仲間とともにコートを縦横無尽に駆け巡る!!

しじま的評価★★★★☆

満点付けてもいいかな?と思ったんだけど、少年漫画とはいえ進みが遅すぎるので
★4つにしましたが、非常に面白いです!

不良が更正してスポーツに打ち込み、何度も挫折を味わいながら成長していくという
少年漫画の王道がかえって潔くあり、さりげないギャグもいい感じ。

バスケ漫画の金字塔である「スラムダンク」まではいかなくても、
バラエティに富んだ、魅力的な各キャラクターの背景なども丁寧に描かれていて
なかなか勝てないチームにリアリティがあります。

あっと、主人公の「空」は、別に不良じゃないです。愛嬌があって凄く可愛い。
彼は小さいがゆえにバスケをやってもレギュラーになれなかった少年だけど、
バスケセンスはかなりのもの。
そして人一倍努力をしてスリーポイントシュートという武器を手に入れる。

空が入学した川崎の九頭龍高校バスケ部は、不良のたまり場だったんだけど、
バスケをやる為に、その不良たちをグイグイ引っ張っていくのです。

その不良たちの中の「千秋」と「百春」の双子はバスケ経験者。この2人がキーですね。
特に「千秋」が本気を出せば、天才的なセンスを発揮するのだ。

その後、トビ、モキチという強力な戦力が入り、女子マネージャー七尾が監督を兼任して、
クズ高(九頭龍高校)バスケ部は本格的に強くなるべく始動する!

絵柄もなかなか良く、結構次々カッコいいキャラクターが登場しますよ。
私は、モキチ君とか好きですねえ♪
8巻で登場するんですけど「いよいよイケメンキャラ投入か!」と心躍りました♪

あと敵も、新丸子のトキワとかカッコいい上にいい人だ☆

一番笑えるキャラは千秋だけどね(笑)この人のさりげないギャグが笑える。


作中に「スラムダンク」を読んでバスケ始めたって人(敵)がいただけあって
ちょっと「スラムダンク」とかぶるかな~ってキャラもいるけど
それはそれでまあいいんじゃないかと思います。
かえって「このヒト流川君みたい♪」って楽しみながら読むと良いです。
(横浜大栄の白石くんがそれっぽいな~)

21巻まで来て、まだ話が半年位しか進んでなくて、来年のインターハイ目指してるって
いったい何巻までかかるんだろう?って先を考えると気が遠くなりますが
主人公はじめ、クズ高バスケ部のがんばりを楽しみにしたいと思います。