なかじ有紀「ビーナスは片想い」 白泉社 全12巻

しじま的評価　★★★★☆

なかじ有紀さんのマンガを読んで、嫌な気分になる事ってまずないと思います。
意地悪な登場人物が一人も出てこないので、毒気がないの。
日曜日の昼下がり、紅茶とクッキーを頬張りながら、のんびりほのぼの読むのがよろしいかと。
こういうホッとするマンガも有りですよね。結構気に入ってます。

春。初めてのひとり暮らし＆大学生活にはりきる紗菜（すずな）には、
素敵な仲間との出会いが待っていた！
なかでも気になるのは、テニスサークルの見学で目にした深見君。
なんとか彼に接近したい紗菜だけれど、実は意外なライバルの存在が！

意外なライバルってのが実はお隣に住んでいる男の子=英知（えいち）君で、
この辺なんだかボーイズラブです（笑）英知も親友である深見君に恋しちゃってます。
紗菜と英知は、同じ人に思いを寄せている同士＆ライバルな訳で、
そんなとこから二人の間にもいろいろと芽生えてくるわけですよね～♪
カップル成立後もこの二人がまた微笑ましくもかわいらしいんです。
さらに、紗菜の事が好きなモデルの超イケメン由紀君と、
さらに由紀君を好きなジャニーズばりにカッコイイ女の子が出てきたりして、
ちょっとした波紋＆ドキドキハプニングがあったりします。

大学生活の中で、友情や、愛情、進路に悩んだりしながらがんばる主人公達は、
とっても爽やかで純粋な感じです。

世の中のしがらみに疲れた時などに読めば、癒される事間違いなし。
こんなキャンパスライフ送ってみたかった～って
うらやましくなっちゃうかもしれないけど（笑）