人類が地球を離れた２５世紀、コロニーの裕福な家庭で何不自由なく暮らしていた
11歳の少年トールは、突然両親を殺され獣王星と呼ばれる弱肉強食の死刑星へ、
双子の弟ラーイと共に落とされる。
ラーイを事故で失い心に深い傷を負うも、この星で獣王となり生き抜いて
両親を殺した宿敵を追う決意をする。
様々な困難を乗り越え、「獣王」となったトールは、ついに宿敵・オーディンと対面するが、
彼の口から聞かされた「最後の子供（ラスト・チャイルド）」という謎の言葉と衝撃の真実を知る。
そしてトールは最後の戦いへ！
足掛け10年でやっと完結したこの作品、少女マンガっぽさはなくSF少年マンガなイメージです。
1～2巻のトールの少年時代は、かなり盛り上がっているんですが、
トールが大人になってからは、いまいち勢いがなくなってしまったような気がします。
生きる事が戦いである世界だからこそ、強い人間のみが生き残る。
この弱肉強食の世界で強くたくましく生きるトールは、
全くもって酷な運命を背負わされています。
驚きのスケールで、描かれた大作ではありますが、
他の作品ほどのインパクトは感じられなかったかも。
■樹なつみさんの他の作品紹介■
「八雲立つ」
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「花咲ける青少年」
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