2回目観劇です。

1回目観劇の時は、いろいろ散々な感想を書いたけど
2回目観劇では泣けてしまった…。
ストーリーがわかってて見てるせいか、お話よりも登場人物中心に見たせいかな?

まず、個人的な考えだけど、私は理不尽な差別とか死が絡んだお話ってダメ。
それと宝塚には「愛と夢」を求めているので(笑)できればハッピーエンドがよい。

そういった理由で今回のお話は、好みじゃないのかな。
リアルよりもファンタジーが好きなのだ(笑)

「炎にくちづけを」は、おとぎ話じみた始まりの割には、リアル。
立場の違う人間同士のエゴと、勝手な愛と差別意識による悲劇。
「キリスト教徒じゃないから」「ジプシーだから」という、
ある意味勝手な思い込み的差別によって、殺されているジプシー達の場面で、まず泣ける。
タニちゃんの最後の言葉がよかった。この言葉は、伯爵や修道院長には届かない。

総てが遅かった。自分の為に仲間が殺され、自分の為に命をかけたレオノーラ。
マンリーコのどうしようもない悲しみと怒りにも泣ける。

おろかなジプシー、アズチューナの最後の告白も遅すぎた。
ラストシーンは、真実を知ったおろかな人間達が一枚の絵のように表現される。

ショーの方も一回目よりは、楽しく感じた。

ピアノマンの場面が好き。
白王子のタニちゃんは、すごくキレイな青年。
次から次へ現れる思い出の女達。
この場面には、全くトップ2人の関わってなくて、そこが新鮮だったのかしら?(笑)

フィナーレのタカちゃんが一番好き。
タニちゃんとのダンスもなかなか良いね。
男役同士のダンスにBLを感じる腐女子感覚?(笑)

今回ガイチがラストなんですよね。この人の歌声はとても心地よくて好きだったので
とても残念です。ほんとの専科になって欲しかったな。。。
これで、いわゆる「スター専科」がなくなってしまいましたね。