前回まで4回にわたり、全12球団の開幕スタメン予想と戦力分析を行った。
青チャートを解いたまま答え合わせしないアンポンタンがいないように、予想したまま結果を振り返らないなんて理屈はない。
そんなわけで、今回は答え合わせである。
過去4回分の投稿をご覧になりたい方は、是非下記リンクより。

 

 

 

 


セ・リーグ→パ・リーグの順番に、予想および結果を振り返る。
左側が私の予想スタメン、右側に実際のスタメンである。
右側の表記は便宜上、的中していれば「○」、外れていれば「ポジション・名前」で記載した。

(例)
1 (一)スギムラ → ○
2 (二)スーギー → (三)ギースー


それではセ・リーグから順に、12球団分の答え合わせと雑感を。

【阪神】
1 (中)近本 → ○
2 (二)中野 → ○
3 (右)森下 → ○
4 (一)大山 → ○
5 (三)佐藤 → ○
6 (左)前川 → ○
7 (捕)坂本 → ○
8 (遊)木浪 → ○
9 (投)青柳 → ○

全て的中。幸先の良い出足である。
オープン戦の時点から、昨年のスタメン・打順をかなり踏襲しているように見受けられ、比較的予想が立てやすかった。12球団で最も悩まずスタメン予想した記憶がある。ともあれ予想がパーフェクトで当たると気持ち良い。

【DeNA】
1 (右)度会     → ○
2 (一)オースティン → ○
3 (左)佐野     → ○
4 (二)牧      → ○
5 (三)宮﨑     → ○
6 (中)桑原     → (中)梶原
7 (遊)石上     → (捕)山本
8 (捕)山本     → (遊)石上
9 (投)東      → ○

1番から5番までは予想通り。
6番以降は前年の傾向を踏まえて予想してみたが、全員的中とはいかなかった。
開幕3連戦では度会・石上のルーキー2人がともに躍動しており、今後も楽しみな存在である。

【広島】
1 (中)野間    → (二)菊池
2 (捕)坂倉    → (中)上本
3 (遊)小園    → ○
4 (三)レイノルズ → (左)堂林
5 (左)秋山    → (捕)坂倉
6 (一)シャイナー → (三)レイノルズ
7 (右)田村    → ○
8 (二)菊池    → (一)シャイナー
9 (投)九里    → ○

ご覧の通り、ボロボロである。
両外国人はともに2戦目に負傷交代し、そのまま登録抹消。
今年は純国産打線となるのだろうか…

【巨人】
1 (中)佐々木  → ○
2 (遊)門脇   → ○
3 (左)丸    → (右)梶谷
4 (一)岡本   → ○
5 (三)坂本   → ○
6 (捕)大城   → ○
7 (右)オドーア → (左)丸
8 (二)吉川   → ○
9 (投)戸郷   → ○

さすがに3月24日時点で、オドーア退団まで織り込んでスタメン予想するのは不可能だった。
他は概ね的中させたので、予想としては及第点といったところか。

【ヤクルト】
1 (中)塩見     → ○
2 (左)西川     → (右)西川
3 (一)オスナ    → ○
4 (三)村上     → ○
5 (右)サンタナ   → (二)山田
6 (二)山田     → (左)サンタナ
7 (捕)中村     → ○
8 (遊)長岡     → ○
9 (投)サイスニード → ○

西川・サンタナの守備位置のニアミスこそあったが、こちらもまずまずの的中率だと思う。
それよりも、開幕戦で負傷した山田の状態が気になる。俺の1コ上(今年32歳)のはずなんだけど、ボロボロじゃないですか…

【中日】
1 (中)三好     → ○
2 (二)田中     → ○
3 (三)高橋周    → ○
4 (右)細川     → (一)中田
5 (左)ディカーソン → (右)細川
6 (一)カリステ   → (捕)木下
7 (捕)木下     → (左)ディカーソン
8 (遊)村松     → (遊)ロドリゲス
9 (投)柳      → ○

中田が開幕に間に合う&ロドリゲス支配下登録。すなわち私の予想が外れまくることを意味する。
そして中田が開幕3連戦で2本塁打。なんだかんだ言っても、通算303本塁打(昨シーズン終了時)の実績は伊達じゃないんだなぁ。

【オリックス】
1 (中)福田    → (左)西川
2 (二)太田    → (二)西野
3 (左)西川    → (捕)森
4 (一)頓宮    → (指)頓宮
5 (捕)森     → (三)宗
6 (右)杉本    → (遊)紅林
7 (遊)紅林    → (一)T-岡田
8 (指)セデーニョ → (右)杉本
9 (三)宗     → (中)廣岡
  (投)宮城    → ○

はい、解散。
確かに予想は難しかったけど、ここまで当たらないとは…
打順はともかく、メンバーすら3人外しているようではね…

【日本ハム】
1 (左)スティーブンソン → (中)松本
2 (中)松本       → (左)スティーブンソン
3 (右)万波       → ○
4 (一)マルティネス   → ○
5 (三)野村       → ○
6 (指)レイエス     → ○
7 (二)石井       → (遊)水野
8 (遊)水野       → (二)奈良間
9 (捕)田宮       → ○
  (投)伊藤       → ○

1・2番に関してはさもありなん。
直前まで2軍でも低調だった奈良間をスタメン起用するのは想定外だった。
しかも2試合連続でヒットを打つんだから、分からないものだ。

【ソフトバンク】
1 (中)周東    → ○
2 (遊)今宮    → ○
3 (右)柳田    → ○
4 (一)山川    → ○
5 (左)近藤    → ○
6 (三)栗原    → ○
7 (指)ウォーカー → ○
8 (捕)甲斐    → ○
9 (二)牧原(大)  → ○
  (投)有原    → ○

2球団目の完全的中である。やったね。
オープン戦終盤からメンバーはかなり固定されており、パ・リーグの中では一番予想しやすかったように思う。
オリックスでの惨敗を取り返せてホッとしている。

【ロッテ】
1 (右)荻野   → (二)藤岡
2 (二)藤岡   → (指)ソト
3 (指)ポランコ → (左)ポランコ
4 (一)ソト   → (右)山口
5 (左)山口   → (一)安田
6 (中)岡    → ○
7 (三)中村(奨) → ○
8 (捕)佐藤   → ○
9 (遊)茶谷   → (遊)友杉
  (投)小島   → ○

オリックスの時ほどではないが、こちらの予想もまあまあ酷い。
オリックス同様メンバーを3人外してしまったが、6~8番を当てた分、まだマシな結果となった。

【西武】
1 (中)金子    → ○
2 (右)若林    → ○
3 (二)外崎    → ○
4 (一)アギラー  → ○
5 (指)中村(剛)  → ○
6 (左)コルデロ  → (三)ブランドン
7 (三)ブランドン → (左)コルデロ
8 (捕)古賀    → ○
9 (遊)源田    → ○
  (投)今井    → ○

予想の難易度と実際の的中率を鑑みると、個人的には最も善戦したと思っている。
オープン戦の不調で状態を心配していた源田だったが、きっちり開幕に照準を合わせてきた。プロフェッショナルだなぁと思う。

【楽天】
1 (一)茂木   → ○
2 (二)小深田  → ○
3 (右)小郷   → ○
4 (三)浅村   → ○
5 (左)島内   → ○
6 (指)鈴木(大) → (指)フランコ
7 (中)辰己   → ○
8 (捕)太田   → ○
9 (遊)村林   → ○
   (投)早川   → ○

指名打者・一塁・左翼・右翼の兼ね合いが難しかったが、フランコ以外当たったのはなかなかの結果ではないだろうか。
そしてそのフランコが2試合合計で4打数4三振、早速2軍降格しているのには閉口するが…


そういうわけで、全12球団サクッと振り返ってみた。
正解率は下記の通りである。

セ・リーグ…64.8%(35/54)
パ・リーグ…63.3%(38/60)
合計   …64.0%(73/114)

結構当てているように思えるのだが、どうだろうか。
ここ数回は完全なる自己満足、個人的な趣味にひた走ってしまったが、最後までお楽しみいただけたなら幸いである。

 

 

前回に続きパ・リーグの開幕スタメン予想と戦力分析である。
興味のある方は、セ・リーグ編を含めた過去3回分の投稿も併せてご覧いただけると幸いである。

 

 

 

 

【4位 ロッテ】
[開幕予想スタメン]
1 (右)荻野
2 (二)藤岡
3 (指)ポランコ
4 (一)ソト
5 (左)山口
6 (中)岡
7 (三)中村(奨)
8 (捕)佐藤
9 (遊)茶谷
  (投)小島

先発は小島・種市・佐々木・メルセデス・西野までは有力で、残り1枠は美馬・二木・中森・ダイクストラのうちの誰かだろう。
救援陣は抑えの益田を筆頭に、澤村・東妻・横山・西村・鈴木・中村(稔)・澤田が主要メンバーとなりそうだ。
捕手は、基本的に佐藤・田村の2人体制か。
それ以外の野手は、かなり流動的な起用になると思われる。
上記スタメン以外だと、内野では安田・友杉・池田、外野では角中・石川(慎)・和田をはじめ、ケガからの復活を期す髙部や藤原も争いに加わってきそうだ。
投手陣・野手陣ともに明らかな弱点を抱えている訳ではないが、これといったストロングポイントを示せておらず、今一つ決め手に欠ける印象。
大化けする選手が1人でも出てくれば、一気に上位を狙えそうではある。

【5位 西武】
[開幕予想スタメン]
1 (中)金子
2 (右)若林
3 (二)外崎
4 (一)アギラー
5 (指)中村(剛)
6 (左)コルデロ
7 (三)ブランドン
8 (捕)古賀
9 (遊)源田
  (投)今井

先発陣は強力。エースの髙橋(光)が出遅れているものの、今井・平良・隅田・松本に加え、與座・ボー・ルーキーの武内など、ある程度のクオリティを保証してくれそうな選手が多い。
ブルペン陣は増田・平井・佐藤(隼)・本田・水上・豆田、新加入組の甲斐野・ヤン・アブレイユと、こちらも充実している。
問題は野手だ。
中軸以外の火力がかなり弱く、大量得点は見込めなさそうだ。
新外国人のアギラー・コルデロが猛烈に打ちまくって、ようやくリーグ中位クラスの攻撃力と思われる。
既出の選手以外だと、内野は渡部・佐藤(龍)・元山・平沼、外野は長谷川・岸・鈴木(故障離脱中)、DH兼代打の切り札で栗山といったところか。
「投高打低」の傾向は顕著であり、いつまでも中村(剛)・栗山のオジサマ2人に攻撃力を依存していては、上位進出は厳しいと思われる。

【6位 楽天】
[開幕予想スタメン]
1 (一)茂木
2 (二)小深田
3 (右)小郷
4 (三)浅村
5 (左)島内
6 (指)鈴木(大)
7 (中)辰己
8 (捕)太田
9 (遊)村林
  (投)早川

先発は早川・田中(将)・荘司・岸あたりが濃厚で、残り2枠をポンセ・辛島・藤井・瀧中あたりで争う構図か。
中継ぎでターリー・酒居・渡辺・宋・鈴木(翔)・内・伊藤(茉)などが任され、抑えの則本へと繋ぐ。
昨年まで抑えを担っていた松井(裕)の穴を則本が埋めたとしても、「先発則本」の穴を埋める選手が見当たらない。田中(将)・岸のベテラン勢に全盛期並みの稼働を期待する訳にもいかず、投手事情はかなり苦しい。
捕手は太田がメイン。安田の打力を買いたいが、開幕ベンチには入らなかった。
上記メンバーの他に、内野では阿部・フランコ・伊藤(裕)、外野では岡島・田中(和)が出場機会を確保しそうだ。
攻撃力はリーグ中位程度を期待できるが、とにかく先発に不安を抱えており、西武と同様に上位進出は厳しいと見た。


これまで4回に分けて、セ・パ両リーグ全12球団の開幕スタメンおよび戦力分析を行った。ラスト3球団は出場選手登録も参考にしたため、より精度が高まっていると信じたい。
とにかく疲れた。少なくとも深夜2時過ぎにやることではないようだ。
今シーズンの野球観戦の一助になれば幸いである。

 

 

 

セ・リーグ編はこちら

 

 

前回・前々回の投稿にて、セ・リーグの順位予想、開幕スタメン予想、戦力分析を行った。
今回と次回は、そのパ・リーグ編である。
いろいろ調べているうちに、予定より1日遅れの投稿になってしまった。


それでは早速、順位予想から。
約1球団に関して異論を唱える人が多そうだが、案外こんな感じではないかと思っている。

1位 オリックス
2位 日本ハム
3位 ソフトバンク
4位 ロッテ
5位 西武
6位 楽天

これより下は、各球団の開幕予想スタメンと戦力分析である。

【1位 オリックス】
[開幕予想スタメン]
1 (中)福田
2 (二)太田
3 (左)西川
4 (一)頓宮
5 (捕)森
6 (右)杉本
7 (遊)紅林
8 (指)セデーニョ
9 (三)宗
   (投)宮城

リーグ4連覇に向けて、足取りは着実と思われる。
先発は宮城・山下・田嶋・東・山岡に加え、エスピノーザ・カスティーヨ・曽谷らでローテ争いか。大エース山本と山崎(福)が抜けてもしっかりローテが組めるあたり、やはり層が厚い。
中継ぎは宇田川・阿部・山﨑(颯)・比嘉・小木田・山田に加え、新加入組の吉田・マチャド・髙島が開幕一軍を争う。抑えの平野も元気だ。
攻撃陣は、西川の加入によって破壊力が増した。
上記のスタメン以外にも捕手は若月、内野はゴンザレス・開幕出場を見送ることが濃厚となった中川、外野は茶野・野口らが控えており、充実の布陣。
先発が2枚抜けたとはいえ、昨年の2位との差(15.5ゲーム)を考えても、優勝候補の大本命だろう。

【2位 日本ハム】
[開幕予想スタメン]
1 (左)スティーブンソン
2 (中)松本
3 (右)万波
4 (一)マルティネス
5 (三)野村
6 (指)レイエス
7 (二)石井
8 (遊)水野
9 (捕)田宮
   (投)伊藤

今季の台風の目になると思われるのが日本ハム。
先発は伊藤・加藤(貴)・山崎(福)が軸。4番手以降の争いは熾烈で、バーヘイゲン・上原・鈴木・北山らが名乗りを上げる。
中継ぎは玉井・金村・河野・福田(俊)・山本(拓)・杉浦あたりがメインとなり、抑えの田中(正)に繋ぐ。池田が2月11日の練習試合以降、一度も実戦登板していないのが気がかりではある。
攻撃陣は新外国人2人(スティーブンソン・レイエス)の出来がカギを握りそうだ。
捕手は田宮と伏見が主戦。
内野は激戦区。清宮が復帰すれば「捕手マルティネス・一塁野村・三塁清宮」という超攻撃的布陣を組める。その他内野候補は郡司・加藤(豪)・奈良間らがおり、調子や相性によってかなり流動的な起用になると思われる。
外野のレギュラーは上記3人でほぼ固定で、バックアップに五十幡・江越といったところか。
この2年でかなり戦力が整備されたこと、かつ大幅な補強を敢行したことから、大きくジャンプアップすると予想した。
あと道産子としての贔屓目が入っているのはナイショの話である。

【3位 ソフトバンク】
[開幕予想スタメン]
1 (中)周東
2 (遊)今宮
3 (右)柳田
4 (一)山川
5 (左)近藤
6 (三)栗原
7 (指)ウォーカー
8 (捕)甲斐
9 (二)牧原(大)
   (投)有原

昨年は先発不足にあえいだソフトバンク。開幕ローテは有原・東浜・スチュワート・和田・大関・モイネロで確定か。先発転向の大津も面白い存在。石川・板東の実戦間隔が空いているのが気になるところ。
ブルペン陣はここ数年と比較してやや手薄な印象。当面は抑えのオスナを筆頭に、津森・又吉・藤井・松本(裕)・長谷川・杉山らで回していくことになる。田浦が戻ってくるまで、台所事情は厳しそうだ。
攻撃陣について、多少打順の入れ替えはあるにしても、主戦はほぼこのメンバーで固定だろう。
内野のバックアップで三森・川瀬、代打兼外野のバックアップで中村(晃)・柳町が入ると思われる。
周東と栗原を除き、上記スタメンは30代。さらに上を目指すには、控えのメンバーの底上げが必須だろう。

(続きは明日)

 

 

前回に引き続き、セ・リーグの開幕スタメン予想と戦力分析をば。

 


【4位 巨人】
[開幕予想スタメン]
1 (中)佐々木
2 (遊)門脇
3 (左)丸
4 (一)岡本
5 (三)坂本
6 (捕)大城
7 (右)オドーア
8 (二)吉川
9 (投)戸郷

先発は戸郷を軸に、山﨑・菅野・メンデス、5番手以降をグリフィン・赤星・横川が争う。
ウィークポイントと言えるのがブルペン陣。昨年の救援防御率は12球団ワースト。抑えの大勢を筆頭に、中川・バルドナード・高梨・船迫・菊地、新加入のケラー・馬場、ドラ1ルーキーの西舘あたりで回していく感じだろう。しかし通年で活躍を見込める投手が乏しく、やや心許ない。
内野陣はアクシデントがない限りほぼ固定か。バックアップの1番手はドラ4ルーキーの泉口だろう。
外野手のレギュラー争いは丸・ドラ3ルーキーの佐々木が一歩リードし、残り1枠をオドーア・梶谷・長野らで奪い合う構図。
繰り返しにはなるが、救援陣に不安を抱える分、Bクラスに甘んじると予想した。

【5位 ヤクルト】
[開幕予想スタメン]
1 (中)塩見
2 (左)西川
3 (一)オスナ
4 (三)村上
5 (右)サンタナ
6 (二)山田
7 (捕)中村
8 (遊)長岡
9 (投)サイスニード

開幕ローテはサイスニード・吉村・高橋・小澤・高梨・新加入のヤフーレで回していくことになりそう。故障離脱中の小川の早期復帰が待たれる。そしてきっと、誰かが不調になった時。颯爽と石川が上がってくるはずだ。
救援陣は抑えの田口を含め、石山・木澤・星・山本・大西・今野、新加入組の嘉弥真・エスパーダなど、一定以上のクオリティを示してくれそうな投手が多数いる。しかし先発陣にイニングイーターが少なく、昨年同様後半に失速する危険性をはらんでいる。
野手陣については、アクシデントさえなければ西川以外ほぼこのメンバーで固定だろう。西川のところは青木・山﨑・濱田・並木など競争は熾烈。個人的には山田をある程度休ませつつ柔軟な起用をするために、宮本・武岡・内山(現在離脱中)といったスーパーサブの役割が重要になってくると思う。
このオープン戦は「3番オスナ・5番サンタナ・6番山田」というオーダーが複数回あり、高津監督の模索している感じが伝わってくる。
ただし少しでもプロ野球を見ている方ならお分かりであろうが、このチームは全く順位が読めない。「順位予想」と謳ってはいるが、予想するだけムダなので、一旦前年順位を据え置きとした。

【6位 中日】
[開幕予想スタメン]
1 (中)三好
2 (二)田中
3 (三)高橋周
4 (右)細川
5 (左)ディカーソン
6 (一)カリステ
7 (捕)木下
8 (遊)村松
9 (投)柳

ビシエド帰国中、岡林が開幕黄信号、中田2試合連続ベンチ外などが重なり、まるで開幕スタメンが予想できない。
先発は柳・涌井・髙橋宏・小笠原に加え、大野・メヒア・松葉・梅津・根尾らが控えており、かなり揃っている印象。
ブルペン陣は藤嶋の離脱が痛い。絶対的守護神のマルティネスに繋ぐまでのメンツとして、祖父江・勝野・清水・齋藤・松山に加え、新加入の梅野・ルーキー土生あたりが絡んできそう。
投手陣は相当良いと思うのだが、課題はとにかく攻撃陣。昨年は12球団ワーストの得点力だったのだが、今年も大きな上積みが見込めない。
捕手は基本的に木下と宇佐見の併用だろう。
一塁は中田・ビシエド・カリステなど、候補が渋滞している。予想スタメンには入れなかったが、石川は三塁(または一塁)、龍空・福永は二遊間で出場機会があるはずだ。
外野は岡林が開幕に間に合わない可能性が濃厚。オープン戦の起用法を見るに、当面三好が1番で、大島はスタメンから外れる格好なのだろう。
如何せん長打を期待できる選手が少なく、かと言ってハイアベレージとも言い難いため、今年も得点創出に苦労することになりそうだ。


2回に分けて、セ・リーグ各球団の開幕スタメンおよび今期の展望を予想してみた。
結論、非常に疲れた。
パ・リーグについても同じことやらなきゃいけないのかぁ、と今から頭を抱えている。やるけどね。
それでは次回もお楽しみに!

 

 

今年もプロ野球の季節がやって来た。
3月29日(金)、両リーグのペナントが開幕する。
本投稿を皮切りに1日おきに全4回、両リーグ2回ずつに分けて、各リーグの順位予想と戦力分析を行っていく予定だ。
プロフィールに「趣味はプロ野球観戦」と書いておきながら、これまで一切野球について触れてこなかったので、この辺りで抑えきれない自我(「プロ野球大好き!」という思い)を爆発させておきたい。

本題に入る前に、私がプロ野球観戦の沼にハマったきっかけをお話ししておく。
小学2年生(2001年)の頃、新聞の写真に写ったある一人の選手に一目惚れした。
メガネをかけたインテリジェンスな風貌、卓越したバッティングセンス、しかも抜群の守備力を誇るキャッチャーらしい。
なんてカッコイイんだ…

そう、古田敦也だ。

私は古田を見るために、プロ野球中継を見るようになったのだ。
2001年当時、地元北海道のプロ野球中継は巨人戦であることが多かった。
ヤクルト戦の中継機会が少なかったため、運良くヤクルト戦を見ることができた時は、古田の一挙手一投足を見逃すまいと必死になった。
そしていつの間にか、野球というスポーツ自体を好きになっていたのだ。

2004年、日本ハムが本拠地を北海道に移した。
このニュースによって、私の野球への愛はさらに熱を帯びる。
しっかりカウントした訳ではないが、小学5年生~中学1年生(2004年~2006年)にかけて、年間500試合程度観戦していた。
1日8試合観戦することもあった。
8時30分から高校野球4試合を観戦する傍ら、8時からヤンキース戦、11時からマリナーズ戦、14時からプロ野球デーゲーム、19時からプロ野球ナイトゲームといった具合だ。
狂気の沙汰である。

受験勉強や社会人生活を経る中で、さすがに500試合観戦は物理的に不可能になったが、今でも帰りの電車の中でスポナビアプリに齧り付くくらいには野球が好きである。


あまりにも前置きが長くなってしまった。
ここからが本題である。
昨年の順位や選手の出入り、オープン戦の調子、ケガ人情報などをもとに、両リーグの順位予想・開幕スタメン予想・各チームの戦力分析を行っていく。
今回と次回はセ・リーグ編、その次の2回分はパ・リーグ編となる。
これまでにない文章量となることが容易に想像されるが、このお題だけは書かずにいられない。
最後までお付き合い願いたい。


まずはセ・リーグの順位予想から。
おそらく比較的無難な順位予想のため、面白味に欠けると思う。

1位 阪神
2位 DeNA
3位 広島
4位 巨人
5位 ヤクルト
6位 中日

これより先、各球団の開幕スタメン予想と戦力分析である。

【1位 阪神】
[開幕予想スタメン]
1 (中)近本
2 (二)中野
3 (右)森下
4 (一)大山
5 (三)佐藤
6 (左)前川
7 (捕)坂本
8 (遊)木浪
9 (投)青柳

優勝の大本命だと思う。
先発は青柳・西(勇)・伊藤・村上・大竹あたりがメインとなり、さらに西(純)・評価急上昇中の門別が控えるなど、なかなか層が厚い。
救援陣は岩貞・及川・島本・桐敷・加治屋・湯浅・石井に加え、新戦力のゲラ・漆原あたりが絡み、抑えの岩崎に繋ぐ構図か。やはり駒数は揃っている印象。
野手に関しては、ほとんど昨年同様のメンツ。強いて上記スタメンに変更を加えるとすれば、前川がノイジーに代わるくらいか。
代打でミエセス・糸原・原口らが控える。
昨シーズンの2位とのゲーム差(11.5ゲーム)、阪神自体大幅な戦力の入れ替えがないことを考慮して、優勝候補の最右翼に推したい。

【2位 DeNA】
[開幕予想スタメン]
1 (右)度会
2 (一)オースティン
3 (左)佐野
4 (二)牧
5 (三)宮﨑
6 (中)桑原
7 (遊)石上
8 (捕)山本
9 (投)東

対抗馬になりそうなのがDeNA。
先発は東・平良・大貫・石田に加え、新外国人のケイ・ジャクソン、アピールを続ける森(唯)・小園・中川(颯)も控えており、5番手以降の争いが熾烈。
救援陣は入江が離脱しているのは痛いが、伊勢・三嶋・山﨑・上茶谷・森原・ウェンデルケンあたりを軸に回していくことになりそう。
捕手は昨年までの山本・戸柱・伊藤に加え、松尾も打撃を武器に正妻争いに絡んでいきたい。
内野は牧・宮﨑が固定。オースティンもケガさえなければ(これができれば苦労しないのだが…)固定。ショートは石上を筆頭に林・大和・京田と競争が激しい。
外野は度会がオープン戦で引くほど打ちまくり「1番・右翼」の座をほぼ手中に。佐野も実績十分。センターは梶原や関根も迷ったが、最近好調な桑原を推した。
オースティンの稼働期間がチームの命運を握ると言っても過言ではないだろう(?)

【3位 広島】
[開幕予想スタメン]
1 (中)野間
2 (捕)坂倉
3 (遊)小園
4 (三)レイノルズ
5 (左)秋山
6 (一)シャイナー
7 (右)田村
8 (二)菊池
9 (投)九里

3球団目にして、スタメン予想が困窮した。そしていろいろいじくり回した結果、意図せずして今日のオープン戦と全く同じラインナップに行き着いた。
開幕ローテはは九里・大瀬良・森下・床田・玉村・アドゥワの6人か。
中継ぎは大道・森浦・中﨑・益田・塹江・矢崎・島内あたりがメインとなり、抑えの栗林に繋ぐ構想だろう。
野手は複数ポジション守れる選手が多いのと、新外国人が今のところ期待薄なので、正直どうなるか分かりません(笑)
両外国人を外すとなると、堂林・上本・田中・矢野のうち調子の良い人が出てくるだろう。個人的には、どんなポジションもそつなくこなす上本みたいな選手が大好きである。
代打は松山、現在故障離脱中の末包が候補か。
投手陣はDeNAと拮抗していると思うが、打撃陣の差で3位予想となった。両外国人がしっかり機能すれば、さらに上もあるだろう。

(続く)