消費者金融がなくなると、どこにも貸してもらえない人が困るという意見があるけど、僕は消費者が無理な借金をせずに「身の丈に合った生活」をすることを切に願います。ギャンブル資金のために金を貸せるっていうことがそもそもおかしい。
というのも結構前にNHKでカザフスタンの農村についての特集をみたんですけど、ある地域では近年稀に見る大干ばつで農作物が全滅したんだって。
だけど農民には不思議と笑顔がみえるんだそうです。なぜなら農作物を作るにあたって借金をしていなことに理由があるんだそうです。
そもそもそう簡単に借金ができる金融がないってこともあるけど。だから農作物が全滅した後も回収に困ることもない。精神的に追い詰められることはない。あるとしたら日々の生活なんとかするっていう気苦労だけ。
身の丈に合った生活をするってことを提起している番組構成でした。
追伸:金融業界に身を置く者として矛盾しているかもしれないけど、やはり与信する側にも問題がある。貸さないことが本人とって結果的にはハッピーになることも考慮にいれて破産する前に厳しく与信しなくちゃいけないと思います。自分の行動一つ一つがお客さんの生活すべてに影響するのだから。
無担保・無保証でもこれならイケルと思って貸した場合にも債務者と運命共同体だと思って、時には嫌われることも言わなきゃいけない。これが金融業界のもっとも根幹になるCSRなんじゃないかな~。
と吠えてみました。
何も木を植えることで自己満足することがCSRではない。
貧乏な家に生まれたらそれなりのことする。無理に他人にあわせることをしないで。それが本人とって幸せなことです。
何も金持ちになることが唯一の幸せへの手段ではないのだから。他の人生の楽しみをみつけばいい。
「俺は大学に行ってなくて、地位も名誉も金もないが、おいしいワインと、パエリアとサッカーをみれれば幸せだ。」どっこかで聞いた話が人間として健全なのではないのでしょうか?