親爺のブログ
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烏賀陽弘道「福島第一原発メルトダウンまでの50年」明石書店刊、読了。

烏賀陽弘道「福島第一原発メルトダウンまでの50年」明石書店刊を読み終わった。

この本の要約は、筆者が「まえがき」で見事にまとめている。そして、この無法に対する思いも「あとがき」で見事にまとめている。しかし、ここだけを読んで、分かったような気になってはいけない。

本の帯に「まるで"ひとり事故調査委員会"だ」とあるように、分厚い事故調査委員会の報告書でごっそりと抜け落ちている未解明問題を丹念に掘り起こしていく筆者の真骨頂は、本文にこそある。

第1章で、明らかになった原発事故時の機能不全。
第2章で、緊急炉心冷却装置ECCSのうち、肝心のHPCI(高圧注水装置)が使われなかった理由。
第5章で、原発事故が発生したときに対処するPBS(プラント事故挙動データシステム)があったのに無視された理由。

これらを読むと「事故は起こらない、放射能は拡散しない」が前提の原発推進は、チェルノブイリの事故どころか福島第一原発事故でも、何も学んでいないことがよく分かる。

第4章「住民軽視はそのまま変わらない」に、
「汚染されないと避難させられない」住民皆殺しの論理
「リスクは知らせない」の根本にある父権主義
の見出しで、以下のようなことが書かれている。

嘉田前滋賀県知事が、福井県で原発事故があれば滋賀県だけでなく、琵琶湖が汚染されれば京都や大阪の水道が汚染されるという危機感を持って、放射性物質拡散シュミレーションを作ったところ、
「県内の市町村が『人心を混乱に落とし入れるな』と公表に抵抗した。『リスクを知ったうえで備える』ことに納得せず、『リスクは知らせるな、知らせる以上は全部対策を取れ』『避難も含めてすべての対策を取れ』『人々には知らしむべからず、寄らしむべし』と。こういう発想は政治家の中にものすごく根深い。『住民を守ってあげる』とは結局見殺しにするということ。行政が全部守ってあげるとは自民党がやってきたパターナリズム(父権主義)だ」。

「鹿児島県では、非現実的な避難計画は作らない。特に要援護者の避難計画は現実的ではない。だから避難計画は作らない。これでは県民を見殺しにすることになる。…住民とともに皆の命を守るという考えは通用しない。行政が全部抱えてあげる。お前らの命はわしが預かった、とでもいわんばかり。『知らしむべからず、依らしむべし』という政治信条。もう日本中それが強い。自民党がそもそもそういう発想だから…」

少し引用が長くなったが、「由らしむべし」は「黙って政治に従わせ、いちいち内容を説明する必要はない」という権力側に都合のよい解釈で使われてきた言葉だ。要は「黙ってつき従えばよい。だけど事故が起こったって知らないよ。あとは生きるなり死ぬなり勝手にしろ」ということだ。

この本を最後まで読み終わって、原発推進の無法と無策が「よく理解できて、とても従う気にならない」ということがよく分かった。

これからも原発を推進するとは冗談じゃない。何も学ばない阿呆な連中がまともに原発を扱える訳がない。これからは脱原発ではなく禁原発しか有り得ない。

干しそばの原材料表示について

乾麺類の中でそば粉を使用する「干しそば」の表示について書いてみる。

お店で供される蕎麦は、そば粉がどれだけ入っているか表示する義務はない。客が美味いと思えばまた来るし不味いと思えば来ない。だからうどん粉にそば殻を粉にして練りこんで蕎麦と称して商売しても構わない。

また生めんも表示が曖昧でスーパーマーケットなどで売られているものは蕎麦?というものが多い。

干し蕎麦の原材料表示は、そば粉と小麦粉の割合が多いほうを前に表示する。
例えば「小麦粉、そば粉」→小麦粉のほうが多い。
ただしそば粉が30%未満の場合はその割合を表示。
例えば「小麦粉、そば粉」かつ「そば粉20%」ここまで行くと蕎麦ではなくうどん。
例えば「そば粉、小麦粉」→そば粉が多い。それ以外の原材料があるとそば粉の割合が多くても?の商品もある。

私は、なるべく表に八割とか十割とか書かれたもの。もしくは「二八そば」と書かれたものを買うようにしている。

自宅にストックしてある干しそばの一部をピックアップしてみた。どれもスーパーマーケットで買える品々だ。
左から、
長野県戸隠「おびなた」の「蕎麦通の更科八割」
長野県戸隠「おびなた」の「蕎麦通のそば 七割」CO-OP販売
長野県箕輪町「沢攻製麺」の「信州八割そば」
岩手県八幡平「北館製麺」の「細打ち八割そば」
長野県長野市「山本製麺」の「伝統の二八そば」東京かじの販売
新潟県十日町「松代そば善屋」の「へぎそば こだわりの二八蕎麦」「へぎそば」でも安いものは二八にほど遠い。

国内産小麦粉及び国内産そば粉とは、全量使用出来ているもの(全量に満たない場合は、使用重量に対して割合を%表示)という定義に従うと、残念ながら国内産そば粉使用の製品はない。またJAS規格ではJAS規格ではそばはそば粉4割以上と定められており5割以上だと上級ということだがJASマークの付いた商品を見たことがない。

「茶そば」とか「とろろそば」は「小麦粉、そば粉」の製品がほとんどだ。茶そばは彩りを楽しむだけにし、とろろは本物のとろろをおろして付け合わせた方が良い。

干し蕎麦を美味しく茹でるコツは、蕎麦が泳ぐような大きな鍋で指定された時間通りに茹でること。そばのアルデンテは食えた代物ではない。また火力が弱いなら一度に入れ過ぎないことも肝要。上手く茹でるために差し水をするか火力を調節するかは悩ましい問題だ。なるべく火加減で調節したいが…。
私は十割そばは茹でるのが難しいのでたまにしか買わない。乾麺の十割そばは細心の注意を払っても茹で上りがぱらっとなりにくい。お店で味わうほうが良いと思う。

DOCOMOは私の時間泥棒か

ゴールデンウィーク前にスマホが充電出来ないトラブルがあり、DOCOMOショップで見てもらい何とか回復した。

その後同様の状態が起きて、5月23日に全く充電出来なくなった。2日間回復を試みたが駄目で5月25日に修理に出した。

スマホ内のデータは、個人情報保護法の観点から修理前に全て消すと言われた。電話帳は3週間前にバックアップ、写真は1週間前にバックアップした。スケジュールと文書は全てパー。諦めて修理依頼した。

昨日DOCOMOショップ津田沼店から修理が終わったと連絡があった。夕方、上野公園の帰りに寄ったら、修理受付の待時間は2時間、店員が「修理受取はなるべく早くするが、それでも1時間は待って欲しい」と言われ、呆れて帰宅した。

この一週間、通話出来ないタブレットを使いながら、スマホ無しで生活をした。貸出機は故あって使わなかった。一週間で通話したのが2~3回。スマホでメモ代わりに写真を週に200~300枚撮っていたが、古いデジイチと写りの悪いタブレットで代用した。スケジュールはTODOリストだけにして過去を記録することを止めた。

前回の修理受付は90分かかった。今日あらためて行くつもりだが、受取にどれくらい掛かるのか。なんかDOCOMOに時間泥棒されているようだ。

毎月400円ほどの補償契約の費用、年間で5000円近い金額になる。普通に使っているのに1年ちょっとで壊れる機器を売っておいて「もし直らなかったら5000円で同じ機種に交換できます」と。 機種変更も認めない。そして代替機を貸し出す際にも、返却時に壊れていたら18000円近い金額を弁償しろと。

あれだけボロ儲けしていながら、客には不便を強いるDOCOMO。店員がサボっているわけではないからショップには強く文句は言えないが、そろそろDOCOMOの呪縛から抜け出す方法を考えなければいけない。
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