このブログは、小学4年生支援級(情緒クラス)に通う娘コムギ(自閉スペクトラム症&ADHD&発達性協調運動障害)と、年長早生まれの息子ソラマメ(今のところ定型っぽい)の日々の記録です。
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さてさて、小学4年生1学期の支援級の個人懇談です。
2年の時にも受け持ってくださった先生なので、まずその成長っぷりにすごく褒めてくださいました。
社会を受け持ってくださってる先生といい、2年のコムギもしっかり覚えてくださってて、成長を褒めてくださるのが嬉しいです。2年生で落ち着いてからは、「あ、こういうこと、最近よくなりましたよね」ってレベルで更新されていく程度なので、毎日見ている親は見落とすのです。
さて、ざっくりと授業の様子から。
国語は3年生の支援級の子と受けています。
文章の読み取りはかなりできているそうです。感情ももちろん、説明文とかはばっちりだそうです。
漢字もまあまあ。ちょっと時間を置くと忘れることも多いので、定期的に書かせて定着を目指しているそうです。
ただ、音読はやっぱり、人と一緒に声を合わせて読むことは難しいそうです。2年の時は拾い読みしていたので一緒に読めませんでしたが、今は自分のペースを崩さないので、一緒に読めないそうです。
…なるほど、確かに。
寝る前の読み聞かせでも、「私がソラちゃんに読み聞かせしてあげる!」と「1分音読」の本を読んでくれるんですが、読むのに必死感は伝わります(ソラマメは全然聞いてないです…)。
算数も3年生の支援級の子と受けています。
基礎的な理解力はかなりありますが、大きな数のところで、やっぱり量の概念が弱い、と。
宿題でも、「教えて!」って来るのは、大きな数のところ…。「0を消して考えたらいいやん!」が伝わらないので、私も四苦八苦しております…。
もっと支援級の時間があったら丁寧に教えられるそうですが、4年生になって交流級の授業がまた格段に増えたので、なかなか国語や算数に時間がさけないのだそうです。
でもこれは、先ゆく先輩ママさんたちの会のアドバイザーの先生も、そもそも通常級の内容がぱんぱんで、国語や算数の時間が減っているのに内容は増えてて破綻してる、と言っていたので、仕方ない面もあるのかなぁ。
そして社会の授業で書ききれない件、支援級の担任の先生も授業を見に行ってくださってました。
で、原因は、板書の書き写し。
板書の書き写しが時間内にできない…ってなると、よく聞くのが目と手の協調運動が…ってところなんですが(目の前の黒板を見て覚えて視線をずらして手元のノートを見て書いて…をスムーズにできない)、
コムギの場合は、「別のことを同時にできない」。つまり、聞きながら書けない。
先生が喋っていると、聞くことに集中する。先生が板書を始めると一緒に書き始めるが、字を書くのもゆっくりなので、先生のスピードについていけない。更に先生も書きながら喋ったりするので、ますます聞くことを優先して書けない。
社会の先生も、支援級の先生も、最後にタブレットで黒板の写真を撮るので、全部書かなくていいよ、と言われているそうなんですが、やっぱり全部書きたい、という気持ちが強くて、授業後に支援級に帰ってから書いているそうです。
…う〜む、完璧主義がここでも…。
理科でも、テスト前の週とかにプリントが4枚ほど「やりたかったらやってもいいよ」のテイで配られたそうですが、休み時間潰して全部やり切ったそうで…。
完璧主義は、先ゆく先輩ママさんたちの会でも度々話題になるところなので、なかなか根深いです。どうしたもんかな。
事前に板書の内容をプリントでもらって、それを見ながら…とか、いっそそれをノートに貼ってしまう…とか、先ゆく先輩ママさんから聞いたことあった気がするけど…。
後日、先生に提案してみましたが、板書の内容は事前に決めているわけではないそうで、事前に作れないそうです…。
(対案として黒板を撮った画像をプリントアウトしてノートに貼ることを提示されて、コムギもOKしたので、それで上手くいけばいいな…←1学期の社会の授業はもう終わったので)
お友達との関係は、コムギが遊んでいるところに「一緒に遊びたい」と言われたら、一緒に遊べるそうです。
そしてコムギからも、支援級のクラスの子が遊んでいるところに「私も一緒に遊びたい」と言って入ることができた、と。
ただ、同じおもちゃで遊んでいるだけで、個々それぞれ1人で遊んでいるそうですが…。
(みんな1人遊び上手)
あと、同学年の支援級の子と、お互い自分の気持ちを上手く言葉で表現できず、気持ちがすれ違ってトラブルになったことが2度ほどあったそう…。
しかし後でコムギに「嫌じゃなかった?」と聞いても、「??」という反応だそうで。嫌と思ってないのか、思っても表現できないのか、分からない、と。
ああ…そこは確かに、難しいところですね…。
普段でも、ソラマメに対しては「もう嫌だ!」「嫌い!」と激しい感情を出しますが、その他の人については特に見られず…。周りがやきもきすることもあるのです。
そんなに手数があるわけじゃないんですが、先日、計画支援のモニタリングで、計画を書いてくださる先生がA放デイにお話を聞きに行ってくださった時のことを教えてくださった話を、先生にもシェアさせていただきました。
他の利用者さんたちとちょっとトラブルになった(ピアノを弾いてる利用者さんの様子を見たくて近づいたら「見ないで」と言われた…)時、
コムギ自身は特に感情を出すこともなく、先生が「嫌な気持ちになった?」と言葉で聞いても特に話さなかったそうなんですが、
少し時間を置いた後で、先生とコムギ2人きりで、「さっきはどんな気持ちだった?」と紙にハートマークを書いてみると、それをギザギザに分けた線を書いて、「悲しかった…」と言ったそうで。
なるほど、上手いな〜!と思ったのでした。
先生としては、4年生になって週4で6時間授業になって、社会の板書の書き写しの持ち帰りもあったり、支援級の子とのトラブルもあったりと、
コムギが疲れてるんじゃないか…と心配されてまして。
でも家では特に学校でのことは話さないんですよねぇ。こんな授業があった、とたまに話しますが、感情面のことは特に。
更に睡眠時間が短い問題があるので、それもあって、家で試行錯誤しているわけですが。
個別の教育支援計画や審議資料も確認しました。まあ、大体、前と同じで(本人の状況が前年度とまったく同じなので、「もうそこまでじゃないけど?!」とは思うものの、じゃあ完璧にできてるのかって言われたらそんなことないので、指摘できない。
特に審議資料はできないことだけ書くので、読んでると地味に凹みます)。
昨年の支援級の担任の先生は、療育手帳返納したし、WISCの数値が平均レベルに上がったので、4年の見解は支援級になると思います、と言われていましたが、
今年の支援級の先生は、「その子の選択肢を狭めないよう、支援級で行けそうでも、支援学校見解を続けることがあるようです」と言われていたので、
今年も支援学校見解かもしれません。
え〜、WISC全IQ90台って、数値だけ見たら通常級見解でてもおかしくないんですけどねぇ…。支援級見解だと、支援学校を希望しても行けないってことなのかなぁ。
(先日の児童発達支援の体験談の時も、支援学校のママさんがコムギと同い年のお子さんのママさんで、今年の1年生に、コムギの代なら支援級に行ってるような子が支援学校に来ていた、と話されていたので、支援級から押し出されて支援学校の間口が広がってるのかな、と思ったり)
何か気になることや希望はありますか、と言われたので、
卒業時に6年まで終わっていない場合、中学ではどうなりますか、と聞いたところ、その途中から始めてくださるそうです(支援級の場合)。
ただ、支援級の担任の先生が教えてくださるので、専門外の先生になる可能性は高いそうです。例えば体育の先生が国語や算数を教えてくださったり。…それは先ゆく先輩ママさんたちの会で聞いてましたが、途中から始めてくださるのは初めて聞いたので、ちょっと安心しました(小学校時代に重要単元だけ無理矢理進めた、と話してる先輩ママさんがいたので)。
ただ、もしできそうなら、国語と算数を途中から個別に切り替えて、スピードアップして学年に追いつけたらいいな、でも理解がやっぱりゆっくりなので、かなり無理をしないといけないってなると、きっちり理解することが最優先なので、そこまでは望みません、と言ってみました。
実は、3年生の年度末の個人懇談で、4年は学力テストがあるので受けますか、と聞かれて、テストに慣れていきたいし、受けさせます、と応えたんですが、結局、受けなかったんです。
内容が国語と算数だけで、習っていない範囲が入っていて。コムギも「(絶対解けない問題があるなら)やめとく…」と言うし、パパも「テストに慣れるためだけに受けて、できなくてテスト嫌いになったら本末転倒でしょ」と言うので、確かになぁ…と。
なので、次は6年の時にまた学力テストがあるんですが、その時にみんなと一緒に受けれたらいいな、と言うのがありまして。
その3年の年度末の個人懇談で、途中からスピードアップして学年に追いつく、という話もちらっと出たんですが、
4年になって大きな数の概念で四苦八苦しているのを見ていると、これは難しいんじゃないか、という気がふつふつと…。
なのですが、先生の答えは、「やってみましょう」というものでした。教科書通りにやらなくていいので、同じ単元の先も一緒に勉強することで、追いついていけるのだそうです。
…なるほど、通信教材のすららと同じ考え方ですね。
ふむふむ、色々と課題は見えてきましたが、対策も練れそうな感じだな、と思えた個人懇談でした。