つれづれ子育て日記 〜ASD&ADHD&DCD児と定型児〜

つれづれ子育て日記 〜ASD&ADHD&DCD児と定型児〜

このブログは、小学4年生支援級(情緒クラス)に通う娘コムギ(自閉症スペクトラム&ADHD&発達性協調運動障害)と、年長の息子ソラマメ(今のところ定型っぽい)の日々の記録です。

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A放デイのモニタリングがありました。
今年から放デイの計画書の様式が変更されましたので、モニタリングの内容もかなり変わりました。
放デイでの様子の報告は変わらないんですけど、もっと学校や家庭の様子の聞き取りが詳しくなって、そのフォローも放デイで何か対策できないか検討する…って感じに。

それはとてもありがたいし、できたら嬉しいんですけど、
(だから国も変更したんでしょうけど)
小学4年になって、週4で6時間授業になって、放デイにいられる時間が2時間いられるか…って状態になってきて。
(大体、17時に送迎車に乗り込んで帰ってくるので、17時がタイムリミット。18時までのところや、2部制で17時-19時を設定してるところもあるんですが、他のお家にも寄るので30分は車に乗ってるし、睡眠時間を考えるとおいそれと変更できません…)

できれば放デイの時間に宿題もしてほしいし、他の利用者さんとコミュニケーション取ってほしいし、コムギが楽しめるプログラムを楽しんでほしいし、家庭や学校とは別の第3の居場所となってほしいし…その上で学校や家庭のフォローを考えた療育的な内容って詰め込めるものなのだろうか。無理ではなかろうか。

…と私は懐疑的。
とにかくA放デイはほんわかしてゆったりした時間の流れるところが大好きなデイなので、頑張りすぎて、そこが崩れないことを祈るのみです…。


A放デイのモニタリングの前に、計画支援の先生がA放デイとD放デイとにお話を聞きに行ってくださったんですが、
どちらもついたらすぐに宿題を出して1人でして、終われば積極的にプログラムに参加しているそうです。そして利用者さんとも遊んでいる、と。
ただ、違いもあって、A放デイではかなり我を出すようになっているようで、ちょっとした失敗でパニックになったりすることもあるそう。
反対にD放デイでは、失敗しても、「ま、いっか」と流せるそうで。

家ではよくパニックから癇癪起こしてるんですが、学校では失敗しても「ま、いっか」と流せるそうで…。パニックは困りますが、我が出せているのは良いことかな、と。

あと、利用者さんが違うのもあるんですが、A放デイでは個々に遊んでいることが多く、D放デイでは他の利用者さんと一緒に遊んでいることが多いそうです。なるほど。

2箇所に行くことになったのはたまたまだけど、毛色の違う2箇所に行けることになって良かったなぁ、と思います。


とりあえず、A放デイに聞かれたので、
社会の板書が遅くて休み時間が潰れること、
睡眠時間を取るために試行錯誤してることなんかを話して、
「それらが上手くいくために、こちらでも何かできないか、考えてみますね」
とおっしゃっていただいて…。
…ありがたい、ありがたいけど、今のままでホントに感謝しているので、無理はしないでください〜!
と思ったモニタリングなのでした。

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さてさて、小学4年生1学期の支援級の個人懇談です。

2年の時にも受け持ってくださった先生なので、まずその成長っぷりにすごく褒めてくださいました。
社会を受け持ってくださってる先生といい、2年のコムギもしっかり覚えてくださってて、成長を褒めてくださるのが嬉しいです。2年生で落ち着いてからは、「あ、こういうこと、最近よくなりましたよね」ってレベルで更新されていく程度なので、毎日見ている親は見落とすのです。

さて、ざっくりと授業の様子から。

国語は3年生の支援級の子と受けています。
文章の読み取りはかなりできているそうです。感情ももちろん、説明文とかはばっちりだそうです。
漢字もまあまあ。ちょっと時間を置くと忘れることも多いので、定期的に書かせて定着を目指しているそうです。
ただ、音読はやっぱり、人と一緒に声を合わせて読むことは難しいそうです。2年の時は拾い読みしていたので一緒に読めませんでしたが、今は自分のペースを崩さないので、一緒に読めないそうです。
…なるほど、確かに。
寝る前の読み聞かせでも、「私がソラちゃんに読み聞かせしてあげる!」と「1分音読」の本を読んでくれるんですが、読むのに必死感は伝わります(ソラマメは全然聞いてないです…)。

算数も3年生の支援級の子と受けています。
基礎的な理解力はかなりありますが、大きな数のところで、やっぱり量の概念が弱い、と。
宿題でも、「教えて!」って来るのは、大きな数のところ…。「0を消して考えたらいいやん!」が伝わらないので、私も四苦八苦しております…。

もっと支援級の時間があったら丁寧に教えられるそうですが、4年生になって交流級の授業がまた格段に増えたので、なかなか国語や算数に時間がさけないのだそうです。
でもこれは、先ゆく先輩ママさんたちの会のアドバイザーの先生も、そもそも通常級の内容がぱんぱんで、国語や算数の時間が減っているのに内容は増えてて破綻してる、と言っていたので、仕方ない面もあるのかなぁ。

そして社会の授業で書ききれない件、支援級の担任の先生も授業を見に行ってくださってました。
で、原因は、板書の書き写し。
板書の書き写しが時間内にできない…ってなると、よく聞くのが目と手の協調運動が…ってところなんですが(目の前の黒板を見て覚えて視線をずらして手元のノートを見て書いて…をスムーズにできない)、
コムギの場合は、「別のことを同時にできない」。つまり、聞きながら書けない。
先生が喋っていると、聞くことに集中する。先生が板書を始めると一緒に書き始めるが、字を書くのもゆっくりなので、先生のスピードについていけない。更に先生も書きながら喋ったりするので、ますます聞くことを優先して書けない。
社会の先生も、支援級の先生も、最後にタブレットで黒板の写真を撮るので、全部書かなくていいよ、と言われているそうなんですが、やっぱり全部書きたい、という気持ちが強くて、授業後に支援級に帰ってから書いているそうです。
…う〜む、完璧主義がここでも…。

理科でも、テスト前の週とかにプリントが4枚ほど「やりたかったらやってもいいよ」のテイで配られたそうですが、休み時間潰して全部やり切ったそうで…。

完璧主義は、先ゆく先輩ママさんたちの会でも度々話題になるところなので、なかなか根深いです。どうしたもんかな。

事前に板書の内容をプリントでもらって、それを見ながら…とか、いっそそれをノートに貼ってしまう…とか、先ゆく先輩ママさんから聞いたことあった気がするけど…。
後日、先生に提案してみましたが、板書の内容は事前に決めているわけではないそうで、事前に作れないそうです…。
(対案として黒板を撮った画像をプリントアウトしてノートに貼ることを提示されて、コムギもOKしたので、それで上手くいけばいいな…←1学期の社会の授業はもう終わったので)


お友達との関係は、コムギが遊んでいるところに「一緒に遊びたい」と言われたら、一緒に遊べるそうです。
そしてコムギからも、支援級のクラスの子が遊んでいるところに「私も一緒に遊びたい」と言って入ることができた、と。
ただ、同じおもちゃで遊んでいるだけで、個々それぞれ1人で遊んでいるそうですが…。
(みんな1人遊び上手)

あと、同学年の支援級の子と、お互い自分の気持ちを上手く言葉で表現できず、気持ちがすれ違ってトラブルになったことが2度ほどあったそう…。
しかし後でコムギに「嫌じゃなかった?」と聞いても、「??」という反応だそうで。嫌と思ってないのか、思っても表現できないのか、分からない、と。
ああ…そこは確かに、難しいところですね…。

普段でも、ソラマメに対しては「もう嫌だ!」「嫌い!」と激しい感情を出しますが、その他の人については特に見られず…。周りがやきもきすることもあるのです。

そんなに手数があるわけじゃないんですが、先日、計画支援のモニタリングで、計画を書いてくださる先生がA放デイにお話を聞きに行ってくださった時のことを教えてくださった話を、先生にもシェアさせていただきました。

他の利用者さんたちとちょっとトラブルになった(ピアノを弾いてる利用者さんの様子を見たくて近づいたら「見ないで」と言われた…)時、
コムギ自身は特に感情を出すこともなく、先生が「嫌な気持ちになった?」と言葉で聞いても特に話さなかったそうなんですが、
少し時間を置いた後で、先生とコムギ2人きりで、「さっきはどんな気持ちだった?」と紙にハートマークを書いてみると、それをギザギザに分けた線を書いて、「悲しかった…」と言ったそうで。
なるほど、上手いな〜!と思ったのでした。


先生としては、4年生になって週4で6時間授業になって、社会の板書の書き写しの持ち帰りもあったり、支援級の子とのトラブルもあったりと、
コムギが疲れてるんじゃないか…と心配されてまして。
でも家では特に学校でのことは話さないんですよねぇ。こんな授業があった、とたまに話しますが、感情面のことは特に。

更に睡眠時間が短い問題があるので、それもあって、家で試行錯誤しているわけですが。


個別の教育支援計画や審議資料も確認しました。まあ、大体、前と同じで(本人の状況が前年度とまったく同じなので、「もうそこまでじゃないけど?!」とは思うものの、じゃあ完璧にできてるのかって言われたらそんなことないので、指摘できない。
特に審議資料はできないことだけ書くので、読んでると地味に凹みます)。

昨年の支援級の担任の先生は、療育手帳返納したし、WISCの数値が平均レベルに上がったので、4年の見解は支援級になると思います、と言われていましたが、
今年の支援級の先生は、「その子の選択肢を狭めないよう、支援級で行けそうでも、支援学校見解を続けることがあるようです」と言われていたので、
今年も支援学校見解かもしれません。
え〜、WISC全IQ90台って、数値だけ見たら通常級見解でてもおかしくないんですけどねぇ…。支援級見解だと、支援学校を希望しても行けないってことなのかなぁ。
(先日の児童発達支援の体験談の時も、支援学校のママさんがコムギと同い年のお子さんのママさんで、今年の1年生に、コムギの代なら支援級に行ってるような子が支援学校に来ていた、と話されていたので、支援級から押し出されて支援学校の間口が広がってるのかな、と思ったり)

何か気になることや希望はありますか、と言われたので、
卒業時に6年まで終わっていない場合、中学ではどうなりますか、と聞いたところ、その途中から始めてくださるそうです(支援級の場合)。
ただ、支援級の担任の先生が教えてくださるので、専門外の先生になる可能性は高いそうです。例えば体育の先生が国語や算数を教えてくださったり。…それは先ゆく先輩ママさんたちの会で聞いてましたが、途中から始めてくださるのは初めて聞いたので、ちょっと安心しました(小学校時代に重要単元だけ無理矢理進めた、と話してる先輩ママさんがいたので)。

ただ、もしできそうなら、国語と算数を途中から個別に切り替えて、スピードアップして学年に追いつけたらいいな、でも理解がやっぱりゆっくりなので、かなり無理をしないといけないってなると、きっちり理解することが最優先なので、そこまでは望みません、と言ってみました。

実は、3年生の年度末の個人懇談で、4年は学力テストがあるので受けますか、と聞かれて、テストに慣れていきたいし、受けさせます、と応えたんですが、結局、受けなかったんです。
内容が国語と算数だけで、習っていない範囲が入っていて。コムギも「(絶対解けない問題があるなら)やめとく…」と言うし、パパも「テストに慣れるためだけに受けて、できなくてテスト嫌いになったら本末転倒でしょ」と言うので、確かになぁ…と。

なので、次は6年の時にまた学力テストがあるんですが、その時にみんなと一緒に受けれたらいいな、と言うのがありまして。

その3年の年度末の個人懇談で、途中からスピードアップして学年に追いつく、という話もちらっと出たんですが、
4年になって大きな数の概念で四苦八苦しているのを見ていると、これは難しいんじゃないか、という気がふつふつと…。

なのですが、先生の答えは、「やってみましょう」というものでした。教科書通りにやらなくていいので、同じ単元の先も一緒に勉強することで、追いついていけるのだそうです。
…なるほど、通信教材のすららと同じ考え方ですね。

ふむふむ、色々と課題は見えてきましたが、対策も練れそうな感じだな、と思えた個人懇談でした。

すこのブログは、小学4年生支援級(情緒クラス)に通う娘コムギ(自閉スペクトラム症&ADHD&発達性協調運動障害)と、年長早生まれの息子ソラマメ(今のところ定型っぽい)の日々の記録です。
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小学校の1学期の個人懇談がありました。
個人懇談って基本的に先生がばーっと学校様子を話されて、「何か気になることは?」と言われて、「頑張っているようなので、今のままでお願いします」で終了、という感じだったんですが。

キャリー先生のこの動画を見て、なるほど、最後の質問でこう言うことを聞くのかぁ、と思って。

(騒がしいし、前置き長いけど、すっごい具体的にアドバイスくださるので、取り入れやすい。小学校の先生を長年されてきたから、「やってみて」のレベルが金銭や労力的に簡単で、でも確かにできてなかったなぁ、言われたことなかったなぁ、ってことが多い。今されてる夏休みの計画の話も取り入れました)


動画を見れば分かりますが、3つの具体的な質問をしろ、と。

その子が◯◯のジャンル(授業とか友達関係とか…)で良くやってる、というエピソードを教えて。

この夏休みに何をやったらいいか教えて。

子どもに伝えたいから、お土産話を教えて。


でもなかなかこの通りには聞けなかったんですが。

(先生は「メモに書いてそれを机に出すと、教師は、お、っとなる」って言ってたけど、メモ書いたけど上手くまとまらなくて出さなかった〜)



まずは交流級。
家庭訪問の時はめちゃくちゃ緊張されてましたが、今回は先生のホーム(学校)に私がお伺いする形になるためか、すごくリラックスされてました。

で、開口1番、「何か気になることはありますか?」と。
お、学校の様子を聞く前に、質問から入るんですね。

なので、以前支援級の先生に聞いていた、「社会の書き込みが遅くて授業時間内に書ききれなくて、いつも休み時間を削って書いている」ことについて、「授業中はどういう感じで、どこを改善していったら?」という曖昧な聞き方になっちゃったんですが。

まず、社会を教えてくださるのは、担任の先生ではなかったです…。
小学校も少しずつ、教科担任制を取り入れていっていて、理科と英語は専科の先生、他の授業は4年団の中で分けていて、担任の先生が教えているのは、体育と総合でした。
社会は4年生の隣のクラスの担任が教えてくださってるそうです。そしてその先生は、2年生の時の交流級の先生。…あ、あのすごく考え方が素敵な先生!

で、その先生から聞いたことを教えてくださったんですが、2年生の時と比べて格段に成長しているそうです。
一斉授業で聞けているし、人の前に立って発表もできているし、手を挙げて意見を言うこともできているし、その意見も「なるほど〜」という内容を言えてるようです。
テストも、たまに先生が横について問題文を読んでくださったりしてるそうですが、内容を教えることはなく、自力で解いているそうです。
(持ち帰るテストを見ると大体、80点台)

それは担任の先生が持っている授業でも同じで、総合の授業の発表もできているし、
体育も苦手意識はあるようですが、チームで改善していこう、と、他の子が中心となってどうすればいいか考えて、コムギも一緒にうんうん、と話に参加しているそうです。

ただ、その総合でも、「(学校で行ったイベントの)感想を書こう」だと、何を書いていいか分からなくて、ちーんと固まっている、と…。
それでも、「何を書いたらいいのか分からない」と担任の先生に言いに行けるようです。
おお、すごい、先生に心開いてる!

それで、「何をやったの?」「どんなことが面白いと思った?」「やってみてどんなことを思った?」とか、色々言葉を付け加えると、「そっか〜」と書き始めることはできるそうです。

やはり、昨年も指摘されたけど、作文とかの文章を書くことが苦手なんだなぁ…。

ついそのまま、「どうやったら作文を書けるようになるんでしょうか…」って聞いてしまったんですが。
(キャリー先生は「夏休み中に何に取り組んだらいいか、ってことを聞け」って言ってたのに、ちょっとズレた…)

そしたら、交流級の先生は急にイキイキし始めて。

通常級の子たちも、作文が苦手な子は多いそうです。そのため、日記を毎日書かせているけど、書けない子が多い、と。
なので色々取り組んでいることを教えてくださいました。

例えば教室に、日本一短い手紙の本を置いていて、「これも日記なんやで」と伝えてるそうです。
子どもたちも、「こういうのでもええんや」と気づくらしいそうで。
なるほど、いろんなタイプの文章スタイルを知ることも必要ですね。

あと、低学年では「先生、あのね」っていうあのね帳の存在がありますが、これは、「日記を書こう」と言うと、「何書いていいか分からない〜」ってことになるところを、先生に話しかけるスタイルで、書きやすくなっているツールらしく。
(なるほど、そういう観点で見たことなかった)

高学年では「先生、あのね」とは子どもたちも言わないそうで、担任の先生も考えて子どもたちと相談して、
「先生、教えたるわ」という形式にしてるそう。
通常の授業とかは先生が上から子どもに教える、という流れだけど、これだと子どもが先生に上から教えてあげる、という形になるのがいいんですって。

…なるほどなぁ。
確かに、そう言われたら、書きやすそうだし、なんでもいいんだな、と気づけそうです。

ただ、夏休みに何に取り組んだらいいのか、分からなかった…「日本一短い手紙」を図書館で借りてきて、夜の読み聞かせの時に読んでみようかな。

他に気になるところは? と聞かれて、ふと思い出したことを。
体育が苦手なのは発達性協調運動障害な面もあるし(微細運動は得意だけど、粗大運動は苦手なので、図工は得意だけど体育はお察し…)、
仕方ないなと思うんですが、
だからってOTに別途通ってコソ練してできるようにするのではなく、
人前で失敗することを嫌がらないので、学校で大いに練習したらいいかな、と特に対策をしていません。
低学年の時はそう判断したけど、高学年になって周りを見るようになって「できない私、恥ずかしい…」って思うようになってたら、なんらか介入しなきゃ、と思っているので、そんな様子は見えますか、と聞いたんですが、ないそうです。
良かった。

そんなこんなで、10分の予定を15分くらい喋って終了。次は支援級の個人懇談です。
長くなったので、次回に。