鉄腕なべやかんのお笑い筋肉の達人―“替え玉”から“世界チャンピオン”を狙うまで/なべ やかん



前回、「替え玉」受験をコメ欄で取り上げた。

父親が娘の為に自ら女子大替え玉受験した事件。


半分笑ってしまう話しだが、よく状況を考えると~

性別、年齢、容姿等、これだけ違和感があっても
中々踏み込む事が出来なかった事実がそこにある。


受験票の写真がお父さん本人のだった事もあるが

万が一、老けた女子高生だったら……
それこそ人権問題だったからである。

まさに、万引き犯人を捕まえるのと同じ感覚か。



私は、試験中こんな悪い事したらどうなるのか?

また、実際に可能なのかを考える事が多い。


常識論や人間性善説などは、トラブルの根源。

まだまだ、試験運営上の【穴】が散見されるのだ。
※まぁ、ボチボチ訴えていくつもりです。



例えば、写真貼付の必要のない受験票の試験など
事実上「替え玉」受験やり放題!となる。

多くは民間資格だったり、検定だと3級などの~
級が低かったりして、余り価値のないのが多い。

更に、受験票に写真ありでも、肝心の合格証に
写真が必要なければ、これも悪事が可能となる。

この辺は、当然に主催団体側も認識してるだろう。



では、合格証にも写真がある難関国家資格でも~
管理する側の試験監督が、まさか替え玉受験など

どうせ、いる訳ないだろうという甘い認識なら~

教室に写真と違う替え玉受験生がいたとしても、
試験監督は中々気付かないんじゃないかと思う。

髪型や服装など数カ月前の写真とは状況も違う。


まして、試験監督が写真照合は面倒だからと~

※日当も変わらない為に何もしない方が楽?

【してるフリをスル】何もしない「不作為」は、

表面化などしないし、勿論バレないであろう。



私は試験監督の認識が非常に甘過ぎると思う。

全国でそのままスルーして替え玉合格している~
状況が結構あるのではと推測してしまうのだ。



受験生としても感じているが、試験監督の力量、
熱意の個人格差があり過ぎなのではないのか?



是非、「公平・平等」な試験を実施するのなら、
統一した最低限の基本研修は行うべきである。

そして、試験監督の様々な不作為犯に対しても
当然に厳格な罰則を設けるべきである。

ただ時間が過ぎたら業務終了!なのではない。



せめて、国家資格の試験を実施する場合には、

将来的には、試験監督の「国家資格」を持った
人材を各教室最低一人は配置すべきである。

※いずれは全員資格保持が望ましい。



私も数多く試験監督をやってきたが……

正直、受験生の写真照合に関しての教育なども、
研修等で一度も教わった事などないのだ。



もっと、専門的な写真の見方とか、過去の事例等
教育すべきことは、その他にも一杯あるはずだ。



よって、「試験監督の国家資格化」を推進し~

この危険な現状を「警告」するのである。