7月の、まだ学期末の仕事大詰めな頃、

「あれ、もう今週末盆踊りか、盆踊り月間の始まりか」

と、島歴の長い同僚がつぶやいていて、

そこで初めて知ったのは、大島は集落ごとに日にちをずらして重ならないように盆踊り大会をやる。

集落ごとの青年会では人が足りなく成り立たないところもあるので、青年会は島中のすべての盆踊りを率先して開催していく。

かれこれ8箇所、8週連続か。、

青年会は20代。20代の人は有無を言わずに入会することになる。

揃いの浴衣を着て、どんどん踊る。掛け声も景気がいい。

いいもんだな、と思う。やる方が大変かもしれないけれど、若い人が主導だと、やっぱり活気が違うよ。老若男女、みんな踊ってる。

たまに踊りが激しすぎて、ウホウホ言いながらぐるぐる高速回転すぎて、私なんかは離脱する。鼻緒がきつい。

踊りの輪が3重、4重と台風のように厚くなっていくのは面白い。

島の子供達はみんな、盆踊りのはしご、毎週末。

お菓子やかき氷、人気のクレープを毎週末食べられるんだから、夏が楽しみなわけだ。

そしてなぜか、どこも9時になると子供にお菓子を配って、それが「子供は帰りましょう」の合図。

そのあと930分まで、大人の盆踊りタイムが確保されている。

これはどういうことで始まったのか、不明。

何かあるのかな?と居てみても、普通に大人(高校生以上)が踊っている。

この、ちゃんと踊っているのが、なんだかとてもいい。

大人が真面目に、しっかりと、踊っているんだよ。

子供は帰る約束になっていて、家族だと帰らなければならないけれど、子供達でごった返していたヤグラの周りは、太鼓の音に合わせてしめやかに踊る若者とか、美しい時間で、若い男女にとって少し風情のある時間を過ごせるのかもしれない。


いよいよ今週末、17日で最後の集落となるけれど、台風は当たらないでほしいと思う、今年の夏のラストだから。

渋谷の盆踊りで、BEGINが炭坑節などバンド演奏してるのをYoutubeで観た。

えいしょう、流石だなぁ、民謡、かっこいいな。

ドラムのえいしょうの息子がまた、法被とか似合って、あと和太鼓で参加していた西山さん、というオジイが良かったな。

BEGINMCにもあったけど、盆踊りは地域の、土地の、故郷の人々のものだ。

よそから来た人が物見遊山で参加するのも、まぁ最近は楽しくて良い傾向だけれど、もともとは、主催するのは地元の人が、地元の人の地元による、地元のためのものだったはず。

そう考えると、夏は帰省して、若者が故郷に帰り、青年会のメンバーとして役割を担うのはとてもいいなと思う。

そういうことが、優先される世の中であってほしいと思う。

前に、同僚で伊豆半島のとある町の出身で、普段はワーカホリック気味にすごい残業とかする人だったけど、夏は部活の大会後は約1ヶ月マルッと故郷へ帰っていた。

祭りがあるから

と言っていたけれど、それは都会で育った人にはわからないかもしれないけれど、

そういうことなんだな。


と、大島に来て思いました。

(大島は静岡テレビも入るし、ちょっと伊豆半島っぽい雰囲気があったりします。)