アクセサリーを作り、友人のお子さんに会い、楽しいひとときを過ごしたあとの1人の時間、少しさみしい。
友人とお別れしたあとの1人の時間とは、違うさみしさ。
24時間お子さん相手で大変、というお話も、私にとっては少し羨ましい。
けれど現実は、未だ薬を服用しなければ日常生活もツライ身。
不妊かどうかはわかりません。
父が病床に伏せった時、わが家は火の車でした。長女の責任と無力感で憂うつになり、ふと立ち寄った精神病院で誤診をもらい、その日のうちに大量の抗うつ剤を処方されたことが、すべてのはじまりでした。
今はセカンドオピニオンをちゃんと行い、薬学をかじり、薬に頼らない小さな小さな心療内科にたまに伺います。
担当医とは楽しくお気楽にトーク。
人間だから多少の気分の変化などは、あって当たり前というのが両者の見解の上、診察を受けています。
ただ日常生活の為、それから前院の服薬中毒を抜く為、安定剤だけが必要です。
安定剤が要らなくなれば、子作りできます。
減らす作業に４年の歳月を費やしています。
悔しさはあるけれど、それが今の私。
眼前にある事実を受け入れ、出来ることをする。
性格や考え方の傾向を、病名にするのはいとも容易いことです。
私が正にその例でした。
病気というもので、人々の不安を煽り儲けを出す資本主義。
普通、一般的、そんな言葉も資本主義。
個性やオリジナリティは「変わっている」という風潮。
個性やオリジナリティをなるべく奪い、国民は大人しく国家と同じ方向を向いてくれたほうが都合がいい為に、ここ30年ほどで精神病レッテル患者が増え、そんな報道も増えたように思います。
不安を煽ることが、国の発展や人々の豊かさにはなりません。
では誰の得になるのか。
国家に務める人々の地位と名誉と財を、豊かにするだけ…？
少子化なのに保育園は全国どこも待ち状態。
入園できるなら、多額でも払う。
義務教育を受けさせるだけでも、親の負担は大きいです。
そこをクリアしてこどもはいずれ就職。
でも今度は、親は己の老後に不安を感じなければならない。
こどもに迷惑をかけたくない、とすると、今度は老後施設に入るくらいの費用を工面する為に定年を延期してもルーティンワークをし続ける。
個人にとってそれが、悪いとか良いとかじゃなく、120%頑張り続けさせて人々を疲れ果てさせ、悲しいことに自ら命を絶つ人々を増やし続ける日本という国の在り方が、どうかと思うのです。
国民栄誉賞式典で首相の背番号は96でした。
長嶋茂雄という人と松井秀喜という人の人生と、憲法96条改正案という政治の世界を同じ土俵に置き、パフォーマンスされたことに久々に沸々と怒りがわき、唖然としました。
政治とスポーツを同じくするのは、オリンピックだけで充分だ…と。
日本人が自分の人生を謳歌する時間は、一体どこにあるのか不思議でなりません。
家族が揃う時間、こどもと過ごす時間。
大切な人々と過ごせる時間には、限りがあります。
たとえ私が明日死んでも、世界は回り続ける。
だけどこどもやパートナーや友人は自分の大切な時間を、私を思い出すためしばらく止めてくれる。
そんな風に、本当に大切な人々を、大切にして生ある限り、生かされていきたいです。
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