今  

「アンサングシンデレラ」

というドラマを見ています。


石原さとみ主演の

病院薬剤師のドラマで

2020年に放映されてた

ようですが

FODでみています。(2週間トライアル)



癌末期、在宅看護、抗癌剤の

名前、緩和医療など

3年前の病院の

記憶が蘇ります。



聞き覚えのある

抗癌剤を投与し始めて

嘘のように

体調がよくなる

患者。



このまま

癌はよくなって

元気になるんではないか


と期待した最初の頃の

感情が思い起こされ

ます。





4月も終わり

5月がやってきます。

それは

3回目の命日が

あの日が

きてしまいます。



もう

打つ手がないと

主治医に告げられた時の

夫の落胆。


それでも

私や義姉を気遣って

平気なフリを

とっさにしていた。



あの頃を

思い出すのは

なるべく避けていた。



今夜は

思い出す。

たまたま見たドラマ

があの頃まで

ワープさせる






ほんとうに


痛くてつらかったよね


喉も渇ききって


食べる幸せも


明日への


希望も取り去られたよね






亡くなる前日。



病室から出る時

「じゃあまた明日くるね」


いつものように

夫に手をあげて

声をかける



この日は

めずらしく

笑顔で


手をあげてくれた。



じっと見つめて




最後にみた

のが笑顔でよかった。




次の日も

ベットで私を待ってくれて

いると

疑いもなかったのに