夫の田舎のお寺の
一周忌は夫の姉兄
家族のみだった
今日は母親と弟妹が
「仏壇にお線香を
あげたい」と弟が
いったことから
夫を偲ぶ会となった
弟は8年前に
起業し、土日も返上して
働きつづけてきた
だから
夫のお葬式にも
来れず申し訳く
感じていたようだ
会社も
いよいよ利益をうむことが
できなくなり悩んでいる
ところに
3月の私の入院が
背中を押すことに
なったようで
会社をやめることを
決断したようだ
肉親が意識不明と
いうときに
すぐさま駆け
つけられない
とかなり落ち込んだ
ようだ
事務所を撤退する
作業に目星がついた今
母に「きっちゃんの
墓参りにいきたい」と
いったようだ
25年ぶりに
我が家へやってきた
そして夫の遺影を
みながら「まだ亡くなった
なんて信じられへんわ。」
「会社をしめる今じゃないと
線香あげにこられ
へんかった」と
「最近 きっちゃんの顔が
チラチラ浮かんでたんや」と
夫は末っ子だった
だからか私の妹と弟には
ほんとの兄貴になった
ように可愛がって
気にかけていた
その夫が癌になり
命を落とした
仕事で夫の見舞いも
葬式も行けなかった
それがどこかに
ひっかかっていたのだろう
そして
つっかえていた
何かが落ちたのだろう
そんな気がした
これから
職探し
頑張ってほしいな
