大学病院で

2022年6月8日(水)、手術(カテーテルアブレーション)をしてもらった病院からの紹介状を持って、自宅から程近い大学病院へ行った。一通り検査をした後、診察室に呼ばれた。

 

医師の見解では、新たな不整脈が発生したというよりも、カテーテルアブレーションで焼ききれなかった部分があり、発作が起きているのではないかとのことだった。もちろん、発作時の心電図がないので、断定はできない。断定できないことについては見解を述べない医師も多いが、その医師は自分の考えを述べてくれるタイプだった。

 

発作時の心電図をとるために、薬を飲まず、発作がいつくるかと毎日落ち着かない日々を送るより、アブレーション前、ビソプロロールフマルを1錠飲めば発作は起きなかったのだから、飲めばよいと言われた。

 

ビソプロロールフマルはそもそも弱い薬らしい。長期間飲んでも問題はないし、血圧を下げる作用があるが、たいして下がらないとのことだった。私が血圧が低く、上が80台だったとしても、ふらつきや具合が悪いといった症状がなければ、薬を飲み続けても問題ないと言われた。

 

医師の考え方は、私をすごく楽にしてくれた。真相を知りたいし、発作時に心電図をとりたいのはやまやまだが、あえて薬を飲まず発作を抑えないことは、毎日恐怖と戦うことを意味する。私は正直疲れていた。先の事はわからないが、とりあえず、しばし穏やかな日々を過ごしたかった。

 

興味深いことに、発作時に頓服として飲むベラパミルが効かない旨を話したところ、1錠では効かないだろうから2錠飲めば良いと言われた。一番最初に通っていた総合病院では、1錠飲んだら、最低、数時間空けるよう言われたし、血圧が低すぎるからビソプロロールフマルも0.5錠の処方になったりもした。医師や病院によって考え方が違うものだと実感した。

 

そして、もう1つ興味深かったのが、ジアゼパムという薬を処方してくれたことだ。ジアゼパムは、不安や緊張を和らげたり、気分を落ち着かせる作用がある。精神安定剤みたいなものだと思う。医師によると、どんな人でも、発作が起きると焦る、焦ってパニックになると、ますます心拍数は上がり、悪循環になる。だからジアゼパムを発作時に飲むと良いらしい。なるほど。

 

実際、のちに、私は、呼吸がしずらくなり、苦しくなった時や、はっきりわかる発作ではないものの、胸に違和感を感じ不快な時に服用してみたが、症状は落ち着いた。

ベラパミルと共にジアゼパムも必ずバッグにしのばせている。

 

 しばしの安らぎ

大学病院へ行った翌日から、ビソプロロールフマルを毎朝1錠飲んだ。それから、発作は起きず、安定した。16タイプパーソナルカラーアナリスト養成講座の受講をラピスアカデミーで再開、化粧品検定試験なるものに出会い、検定を受けてみたり。しばらく発作に振り回されることはなかった。

 

しかし、そんな平穏は決して長くは続かなかった。

 

次回へ続く。

状況は悪化したのか【発作性上室性頻拍⑮】

 

 

 

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