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元自殺志願者が教える人の生きてる価値と幸福

元自殺志願者にも関わらず、今じゃのんびり音楽と動物好きなシヒロンが、人が自らの価値を見つけて自信をつけ、夢を信じて行動できるようになるための情報を発信していきます

引っ込み思案な息子がバイトでかわった

気になるキーワードでアクセスが来ていたので反応してみます。

 

 

もしかしたら本か何かの内容とかにあったのかもしれませんが、

おそらくこれは、

 

 

『長年引っ込み思案で対人恐怖症気味で、なかなか人と上手くやれなかった息子が、アルバイトで仕事をはじめたことによって見違えるように社交的になった』

 

という意味の言葉だと思います。

 

 

 

さて、私の主観や偏見を思いっきりぶち込んだ発言を今からしますが、

たぶん、

アルバイトで引っ込み思案が直る

……というのは大嘘!

ですね。

 

 

 

 

 

引っ込み思案というのは、

心に染みついた対人関係不安による障害、後遺症なわけです。

 

 

あり得るとすれば、可能性はふたつ。

 

 

アルバイトという環境はマニュアルの世界です。

マニュアルで組まれた接客や同僚との対話というのは、

仕事がスムーズに進むように、

最低限軋轢が起きにくいように設計されているはずです。

(欠陥だらけのマニュアルも世の中多いですが)

 

 

 

対人関係のマニュアル化というのは言わば仮面です。

自分の表情を隠し、仕事という仮面(ペルソナ)を被る行為です。

 

 

自分を隠している間は、自分に関する不安というのは和らぐ。

責任はマニュアルが負うことになるから、自分自身は堂々としていられる。

 

だから、アルバイトというマニュアル化された環境を経験することで、

引っ込み思案だった部分が隠され、

人が変わったように社交的になるということがありえます。

 

 

これは、根本にある引っ込み思案は実は直っておらず、

本人は意外と無理をしています。

 

 

しかも、マニュアルという仮面を被っている間の自分は自分ではないので、

いくらマニュアルで対人関係がスムーズになったとしても、

自己の対人不安というのは消えません。

 

 

本音や素顔を見せられないまま、

偽りの社交性で生きていくしかないわけですね。

これは苦しい。

 

 

 

 

 

 

もう一つの可能性は……

 

アルバイトという、今までとは違った人たちがいる環境で、

今までとは違った素晴らしい価値観と出会い、

それに感化され、

また、引っ込み思案になるほどの

対人不安を上手く解消してくれる人物と出会えたことにより、

結果的にアルバイトの場で引っ込み思案が直った。

 

というのも考えられますね。

 

 

こちらの場合は、根本的な原因であった対人不安を解消されているので、

わざわざ仮面を被って素顔を隠すこともなく、人と接することができるようになるでしょう。

 

 

でもこれは、偶然アルバイト先の人がいい人だったというだけで、

アルバイトとは直接的な関係はありません。

 

 

というか、本当ならこれは親の仕事です。

一億歩譲って、教師の仕事です。

 

 

 

アルバイトに求めるものではないです。