紫微論堂
第五節 十天干化忌秘断1
個人ごとに、命盤には必ず生年で固定された十天干四化がある。本節では専ら「化忌」を主として論ずる。化忌は業力、口論、困り事、阻害と不順を表す。どの星曜の化忌もその意味を持っていて、発生する現象を未然に防ぎ、それによって趨吉避凶をすることが可能である。
一.命宮の秘断
1.太陽化忌:この命盤の人のほとんどが左目がよくない。父親とそりが合わない。若し天煞と同宮していれば、必ず父親を剋す(若し煞忌同宮に逢うのは更に凶である)。 (甲干化忌)
2.太陰化忌:この命盤の人は右目が比較的よくない。若い頃は母を剋し、中・晩年は妻を剋する。地煞(月煞)と同宮するのはよくない。
(乙干化忌)
3.廉貞化忌:性格はせっかち、怒り易い、争いを好む、感情的で困ったちゃんである。若し病符と同宮していると、癌になり易い。陀羅、貫索、官符が同宮していれば、必ず多くの訴訟にあう。 (丙干化忌)
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