人は何故、ブサイクに厳しいのか。
この世はブスに厳しすぎる。

嫌な言葉だ!ブサイクって!
最初に容姿の甲乙を付け始めたのはマジで誰なんだ!

でも実際その言葉にめちゃくちゃ捉われているのは
自分自身であるのも事実だ。

中学生の頃から周りの男子にブスブス言われ続けて
高校生の時も同じ野球部だった奴らから死ぬほど
ブスブス吐き続けられた。まぁ実際ブスだからな。

高校卒業後、昼職と掛け持ちして始めた水商売で
あるお客様と出会った。
(↑今や当たり前の世界なのでサラッと話しますが)

私に会いにくる度に1ホールのデカいケーキを
買ってきてくれた。
当時18だった私と恐らく21歳くらいの大学生で
何故か分からんけどガチ恋してくれた。(してくれた)

マジで何故、私みたいなブスに会いにくるのか
到底理解不能だったが、会うたびに何かしらの
嬉しい言葉を浴びせてくれるのが私も楽しみになっていた。

しかし、毎回デカい1ホール
(しかも高いフルーツタルト)を持ってくるので
同じ店で働いていた子達に一緒に食べてもらっていた。

「なんで里菜ちゃん毎回ケーキ貰ってくるの?」
「わかんないです。なんか、私の事が好きらしいです」

↑まるでモテ女のような台詞を吐いたのは
人生でこの時が初めてだった。

目に見えて寄せられる好意を前に、普通の人なら
「えっ!気持ち悪!」となるのかもしれないが
私は当時男性から「可愛いです」「本当に好きで」
と言われる事自体あまりにもなかったので
相手がどんな人であれ
「自分を可愛いと思ってくれる人」の好意は
心の底から嬉しかった。嫌悪感がマジでなかった。
それくらい容姿に対しての傷が深かったんだと思う。

🤖人から認められるのは、嬉しいよね…




それから昼職の転職をきっかけに水商売を辞め、
私は重たい腰を上げ(デブ)整形した。

「整形って魔法じゃないから、痛みだって伴うし…」

なんて言葉をよく聞くが、私のようなブスから
してみれば整形は魔法だよ。とんでもない魔法。

整形関連の話で1つ忘れられない思い出があって!

輪郭を1回イジった時に全身麻酔の意識がほぼ
なくなるタイプの麻酔をした時があったんだけど
途中で麻酔が切れてしまって、丁度糸リフトを
顔にブチこんでた時だったんですよ。

糸リフトって、本当🪡←こういうものを
フェイスラインに向けて耳裏から顎先に向けて
針で突き刺してグイッと引っ張るんですね。

10本の糸リフトを入れなきゃいけないのに、
その施術前に全身麻酔が切れてしまって
完全に意識のある状態で針突き刺されて!

もうめちゃくちゃ痛くて涙がバカみたいに
出るけど先生は「痛いよねえ、もう少し!
もう少し頑張って」とブッ刺し続けてて。

涙止まらんないし痛いし訳分かんなくなって
マジでその瞬間、初めて幻聴が聞こえたんですよ。
生まれて初めて!はっきり幻聴が聞こえた!

その幻聴も恐ろしいもので、高校の頃からずっと
言われ続けてきた男性からのブス!ブサイク!
の声がマジで聞こえてきて!!!!!!
クスリやってる人ってあぁ言う感じなんだろうなー

しかも1回だけじゃなくて、何回も。
手術室の天井から降りかかるように自分に
襲いかかって来て、本当に悲しくて余計に涙出て!

私の様子がおかしくなった事に気付いた看護師さんが
「痛いね〜大丈夫、大丈夫ですからね。もう終わりますよ」って
めちゃくちゃ優しい声でその言葉を掛けてくれたんだけど泣いてる時って、逆に人の優しさが泣けるじゃないですか。

全然涙止まらなくて、結局施術終わりまで大号泣してた

だからさ、人のことブサイクって言うのとか
やめよ。わら ←着地点、ココ。


いやー 痛かったな

腹立つな 女の子に対してブサイクとか言うやつ


明日ずっとスマホ圏外になれ