被災地の方々とは比べものになりませんが、東京も停電のために混乱しています。
私の住む23区は昨日時点の情報では停電はないようなのですが。
さっきまで山手線の中に居ましたが、帰宅ラッシュの時間ということを差し引いても異常な混みようです。

体がペシャンコになりそうな圧!

いや、実際少しペシャっとなりました明らかに。

一瞬

俺今痩せた!

と思いました。

降りてみたら錯覚であることが判明しましたが。

あの、降りられないってこれはもう!
降りられないし乗れないって!

という状況ながらも駅ごとにやはり人は降りたり乗ったりするわけです。
その時の人がうねる感じ、膨大な人が作り出すエネルギー。

思いました。

あ、このエネルギーを使えば地球、2ミリくらいククッと動かせるって。

動かせませんが。

とにかくそんなちょっと希望に満ちた、甘い錯覚を抱かせる程の混みようであったと伝えたい訳です。

伝わりづらいことは、百も承知ですが。

って言うか、ちょっと混み過ぎてて、おかしくなってますね。

この混乱はいつまで続くのでしょうか。

そんな混乱の中、本格的に台本を書き始めました。

軒並みイベントごとが中止に追い込まれる中、公演を決行したお芝居の主宰者が
今こそお芝居が必要です

とお客さんに言ったという話を人づてで聞きました。
本当に必要なのかどうかは分かりません。

でも言い分としては一理ある気がします。

こんな時だからこそ、できうる限り無事な私達はいつも通り振る舞うことが必要な気はします。

だから私も台本を書き始めました。

何かに役立つとかあらがうとか、そんなことはそれこそ1ミリもできないでしょうが。

でも。。。

最後にこんな話を

ある指揮者の方がテレビでしていた話しです。
その方は戦火のただ中にある国で指揮をしていたことがあるそうです。
今にも来るかもしれない爆撃のため、町は明かりをつけられず真っ暗です。
そんな中、オーケストラの演奏を聞きにランプの光を頼りに人々はコンサートホールに集まってきたのだそうです。
その指揮者曰く

「人間は自分の存在が危うくなった時こそ、自分が人間であるという証明を求めるのです。」

暗闇の中、コンサートホールに集った人々は人間であるという証明を求めて音楽を聞きに、危険を承知で集まったのだとのことでした。