こんなものが、また立つ季節になったのだ。
1年が早いとはよく言うが、この1年は早い上に濃密な1年だった
劇団を辞めて
シグナルズをユニットから劇団にした
その過程でいろんなことを考えて、考えさせられて、ものの見方が少しだけ、変わった。
正直、いい方に変わったと思う。
それは1年前だったら到底できない決断をして、得られたことだ。
そうしてまたクリスマスツリーは立ち上がり、その下の喫茶店で劇団員の仁田原(にたばる)さんと来年の公演の台本について話す
彼女の言うには、過去を描く台本ではなく、あくまでも今を描く台本であって欲しいということだった
未来を思い患うのも
過去を慈しむのも
当然
今の自分なのだから、
そうあるべきなのは当然だなと思った
そう思い返させてくれる劇団員が居るということが、ありがたい
台本を書くというのはどうしたって孤独な作業だが、反面それを演じてくれる誰かがいなければ書けない訳で、本当には孤独ではない。
つまり孤独ではない
よかった。
さあ、これから年末に向けて、1月までシグナルズ、リボコン、リボーンアフレコと忙しい
忙しいこともまた、ありがたいと思いたい。