今日はリボーンで幻騎士をやっている細見さんのお誘いで、細見さんの家の近くのくしかつ屋さんに行った。

美味しかった

こぢんまりとしたお店をカップルの二人がきりもりしていた。

女の子の方は、くしかつを揚げている彼と結婚しようと考え出してから2年がたつと言っていた。

柔和な顔立ちの可愛らしい人だった。

くしかつは一本百円。
豚、牛、鳥ささみ、鳥もも、えび、いか、きす、あすぱら、なす、とまと、れんこん、ういんな、おもち、ちーず。種類豊富。

くしかつだからもちろん揚げてあるわけだけど、ちっとも油っぽくなくて、素材が衣のなかでホワッとふくらんで味が優しかった。

小さいのもいい。

なん本でも食べられそうだった。

若いカップルがきりもりする小さな串かつ屋さん。

こぢんまり、リーズナブル、明るいけど押し付けがましくない店の雰囲気。

僕はあまり、チェーン以外の居酒屋に入らない。

個人経営の店は高いという印象があったし、何よりせっかく入って高くて不味かったらひどくがっかりするから。

たった一回失敗するのが嫌で今まで飲み会はチェーンの居酒屋ですまして来た。

だけど最近やっと分かってきたんだけど、チェーンの居酒屋の味って大体どこも一緒だし、店の雰囲気もどことなく似てる。

大差ない。

それがつまらなくも味気無くも思っていた最近に、若いカップルがきりもりの、ホワッとした串かつが自慢の、こぢんまりな、押し付けがましくないお店に連れて行ってもらったのだ。

近所にこんないい店を持っている細見さん夫婦(奥さんも来たのだ)をうらやましく思った。

これからは居酒屋と言えばチェーンの法則をやめて、まあ失敗を恐れずに個人経営の飲み屋さんの暖簾をくぐろうと思った。
おっかなびっくりの及び腰は仕方ないけど。

何か、世界が広がるじゃないのォ。

しかし、店先のお品書きは出ている場合はちゃんとよんで、幾らかかるかは、計算しておきたい。

チェーンにも行くけどね。和民はメニューが変わってまずくなったけどね。

ああ、しかし、あのくしかつは、忘れがたい。

いつか近いうち、僕もあの店を誰かに紹介しよう。