昨日、松ケ根乱射事件を見た。

ひどい映画だった、面白くないという意味ではなく、ひどい、駄目な人達ばかり出てくるのだ。

映画とか芝居って人間の面白さみたいなことを伝えている場合が多いけど、それは大概人間も捨てた物じゃないみたいな行く。
が、この映画は、

人間のだめぇな部分を楽しもうとしているのかなと思った

いい気分になれる映画ではない。でもひきつける。 不思議な映画だ

中盤以降 「おっこれは、いよいよ爆発か?」と期待をもって見ていたら、

見事に裏切られた。 何にも爆発しない。

ひどくて駄目な人達は、多分この後も、そのまんま生きて行くんだろうなぁ、という映画だった。


山下監督の映画はこの前には「リンダリンダリンダ」を見ただけだった、そちらは、とっても楽しい青春群像劇で大好きだったので
、今回見て、あ、こういうの撮るんだと思った。リンダは脚本が違うのかなぁ。 とにもかくにも、スッキリ感動!笑えて明日の活力に!とか、前向きな何かを提示してくれる映画ではないこど、不思議に引き込まれる、投げっ放しな映画でありました。 と
ちゅうで赤ちゃんが出てくる、赤ちゃんは大抵どんなシチュエーションで出て来ても、かわいいなぁと、人をなごませるが、この映画ではちっともそういう風に感じられなかった。 そう感じさせない映画だったのだ、ある意味凄い。