平成四年八月の歌
ゆふされば いよよ膨らむ月下美人 初花うれしと掌にし つつみつ
漆黒の闇をひらきて満々と 白花さきぬただにい寝がたく
湿りたる夜半(よわ)に来鳴きてひっそりと ふくろう鳴きぬ「これ喰てどうしよう」
ホッホッと鎮まる夜半に 二、三声 鳴き立ちゆきし闇いよよ深く
身を撚(よ)りていざなひゆけるカルメンや ドンホセの禿髪に吾とまどひぬ
※歌劇カルメンのドンホセの演者が禿げていた事を詠む
平成四年八月
※転載禁止
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※歌劇カルメンのドンホセの演者が禿げていた事を詠む
平成四年八月
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