2025年12月3日13:30悲しい別れが訪れた。

わたしの可愛い子

むさし

との別れ。


13年と221日の長くて短い命の灯火を消した。

最後は私たち2人の腕の中でいつの間にか小さくなった身体を預けて虹の階段を登って行った。


夫もわたしも顔もお腹も背中も超絶痛くなるほど泣いた。


階段下には届いたばかりの1ヶ月半分の缶詰ご飯。

たくさんのオムツとペットシーツ。


あなたが虹の橋を渡った夜にキャンセルした目薬と…あれやこれや…。

泣きながらとはいえキャンセルを連絡したショップさんの優しいメールの返事。

何日も泣きながら眠った。

正確には泣きながら寝落ちした。


彼らは最後のその瞬間まで幸せだっただろうか。

私たちの子供になって幸せだったのだろうかと、同じように動物と暮らしてきた人ならばきっと考えるだろうテンプレートを外れることなく思い描き、言葉にしてまた泣いた。


こたろうが虹の橋を渡った時、私は後悔しか無かった。

なぜ病気に気づいてやれなかったのか

なぜ表情を読み取れなかったのか

異常を感じた時には遅かった。

そんな中勝手に望みをかけ手術に踏み切ってお腹を開き絶望の連絡を受け、さらに肉体的に苦しい思いをさせてしまった。

同じように幸せだったのだろうかと悩んだ。


でもね、

こたろうが虹に登ったあの時、悲しみや心の苦しさにに押しつぶされずに済んだのは、むさしがいてくれたから。



こたろう

むさし


愛してるよ。

ありがとう。


むさし

あなたの介護も楽しかった。

夜中に歩けない足でお水を飲みに行こうともがいて微かに声をあげるあなたも。

オムツから溢れるほどのおしっこをして切なそうに申し訳なさそうに鳴いた夜中のオムツ交換も。

うんちを自分で出せなくなってわたしにお手伝いさせてくれるあなたも。

食事のお世話をさせてくれるあなたも。

汚れた顔や手足をあきらめ顔で拭かせてくれるあなたも。

大好きなシュークリーム持っていってね。


全てを言葉になんかしきれないけど

こたろうも

むさしも

全部!

全部愛してる。




いつまでも泣いてたら心配かけちゃうかも?

なんて

勝手なこと思うけど。

泣きたい時はちゃんと泣くから。


ありがとう。

いつかまた会えるよね。

少しの間だけ

さよならだよ。