話すチカラをつくる本 (知的生きかた文庫)


なるほど!
と、感銘をうける本にはなかなか出会えないでいる。
数少ないそういった出会いの中で、山田ズーニーさんのこの著書はよかった。
 
考えないことの傷。
という一節は、自分なりのテーマを考えて、自分の言葉で表現することを勧める内容。
 
考えないことで、自分が不自由になり、
考えることで、自由が得られる。

 
つまり、自分なりの見解や、視点を「考える」ことで獲得することを、
勧めてくれたこの本に感謝している。
 
でも、どうすれば考えることが出来るか。
その答えは、自分なりの疑問を持ち続けることだ、と教えてくれた。
なんだ、案外身近なことじゃないかと思う。
 
なるほど。
差別、不公平、貧しさ、豊かさ、信仰
嘘とホント、愚かさ、正義と腐敗、
優しさ、悲しさ、痛み、楽しさ、孤独や共感、
仕事や就職などなど。

いっぱい疑問はつきないよ。