自宅に野ざらしにされているショットグラス
コレクションを時系列で振り返る
 
取得年:2003年
 
ダブリン1泊目は事前に予約していたコミュニティカレッジ近くのB&Bに宿泊予定。
空港からバスに乗りダウンタウンへ向かうも、どの停留所で降りるかわからず乗り続けていると
気づくと乗客は自分ひとり。
すると、ドライバーが近づいてきて「どこに行くの?」と尋ね来た。
ホテルの場所を説明すると、だいぶ前に通過した停留所で降りるべきだったらしく、「また空港へ
戻るので、近くまで乗せってやる」と言ってくれた。
周りの乗客もいなくなり、車窓からの眺めも寂しくなってきてだいぶ心細くなっていたため、感泣的な申し出でした。
停留所に着くと、バスを降りてホテルまでの方角を示しながら行き方を丁寧に説明してくれた。
おかげで迷わずに到着することができ、僕のアイルランド愛は一気に深まりました。
 
翌日はアイリッシュブレックファーストをいただき、チェックアウト。
もともとB&Bには1泊のみの予定で、二日目からはコミュニティカレッジの学生寮に宿泊する予定であったため、さっそく事務所へ。
夏休み中に実家に帰省している学生の空き部屋を旅行者に格安で貸し出すサービスで、既に窓口に並んでいる旅行者らしき姿が。
受付後あてがわれた部屋を確認してみると、かなり奥の方に位置している部屋だが、あまり外国の大学キャンパスを歩く機会もないため、そぞろ歩きしながら部屋へ向かう。
風呂トイレ共同でテレビもなく簡素なものだが、きれいに片付けられており問題なし。
荷物を置いて有名な「ケルズの書」を見学。
8~9世紀にかけて作られたといわれるアイルランドの国宝は、1200年前のものとは思えない眩い煌めきを放っていて、「世界で最も美しい」といわれるのも納得。
その夜は本場のPubでギネスを飲みながらアイリッシュシチューをいただき、アイリッシュミュージックの生演奏を堪能。
ゆっくりと流れる時間を楽しみながら、ベタなアイルランドを満喫した一日となりました。