昨日、HSKのやり方に倣ってTOEICの試験進行を全て英語でやればいいのではないか?という希望を漏らしたが、この点についての効用を書きたいと思う。

言語習得の原則として、

「リアルな状況で得た体験が1番習得に直結する」

というのがある。


どんなにドラマ視聴が語学習得にいいと言っても、リアル体験には及ばない。

いわゆるヴァーチャルな「ドラマで買物のシーン」を見て覚えるより、実際に冷や汗をかきながら、外国語を使って買物したほうが得るものは大きい、つまり(実際の体験は)記憶に残りやすいし、学習モチベーションも上がる。

試験進行を英語にするのは、ごく些細なことかもしれないが、すでにここで1つ貴重な言語体験を得ることができる。



しかしながら、
「英語がわからなければ試験が受けられない」となれば、受験人口も次第に減っていくことになるだろう。こういった事態は、試験作成機関ETSにしてみれば当然避けたいところだ。またネイティブを試験管として雇うとなれば費用も今以上にかかる。
さしあたって、母国語でない言葉を介して、
試験以外の時間で「英語能力」が試されるのは大部分の受験者にとって大変なことに見えるかもしれない

なので、(入門、上級にかかわらず)申込み時の希望者に対してのみ、(試験官は非ネイティブでも構わないので)「進行を全て英語で進める」ようにすればいいと思う。


もちろん、私は申し込みます。