8月15日
熊野大社から松江に戻り、お昼ご飯を食べてしんじ湖温泉駅へ。。。
一畑電車に乗り雲州平田駅へ向かう
次の目的地は、江原さんがパワースポットだと言って人気が出た
韓竃神社(からかまじんじゃ)。
しんじ湖温泉駅の前には足湯がある
「何でこんなところに?」と思っていたが、電車を待つ間、
足湯で時間をつぶせるのだ。。。
早速、私も浸かってみたが結構熱い
暑い中で、熱いお湯、汗が出てくるけどスッキリする
足湯
雲州平田駅までは40分程、14時14分に到着して、14時18分の
平田生活バス鰐淵寺行きに乗る予定なので4分しかない。。。
駅を降り改札でコインロッカーの場所を聞いたが慌てていたので
間違えて変な方へ走っていくのを、駅員さんが止めてくれました。
とても親切に、「荷物入らなかったら駅で預かりますょ」
「どこにいくんですか?」と声をかけて下さり、
「平日のダイヤだと思うので、もう来ると思うんですが。。。」と、
バス停まで着いてきていただき、バスの心配までして下さいました。
そりゃー、コインロッカーの場所聞いといて全然違う方向へ
走っていくの見たら心配だゎ。。。
間もなくバスが来て、乗ろうとしたらバスの運転手さんが
「どこ行くの?」と聞いてきました。
間違えたかと思って、「韓竃神社に行きたいんですけど。。。」
と言ったらこれだと言うので乗り込みました。
スキンヘッドの運転手さんで怖そうでしたが、お客は私一人だけ
だったので一番前に座って、降りる場所とかいろいろ聞いて、
「結構歩くよ」とか、気さくにお話出来る方でした。なので、
「出来れば鰐淵寺にも行きたいんですけど時間的に無理ですかねぇ?」
と聞いて見たら、「じゃあ鰐淵寺に先に行くといいょ」と、私の調べてきた
バスの時間表を見せて、スケジュールを決めてくれました。
途中、振り向いて私の足元を見ました。言いたいことはわかります。
「サンダルじゃないから大丈夫だね」
韓竃神社は行くまでかなり歩くし、神社の入り口から急なので
スニーカーじゃないと駄目なことも調べ済みでしたが、
そこまで心配してくれるなんて。。。
『鰐淵寺駐車場』までは、山道をくねくね上りながら30分もかかりません。
「1時間くらいあれば見れるから47分の《バスターミナル行き》に
乗るんだよ、45分位にはここ戻ってきてね。次の運転手さんにも
時間聞いて見てね」 と念を押され、バスは去って行きました
鰐淵寺(がくえんじ)
浮浪山 鰐淵寺 天台宗
開山 智春上人
御本尊 千手観世音菩薩 薬師如来
鰐淵寺は山の中で、紅葉がとても綺麗だそうです。
鰐淵寺の名前の由来は、智春上人が浮浪の滝の畔で
誤って仏器を滝壺に落としてしまいました。
そこに鰐(ワニ鮫)が現れ、上人にお返ししたそうです。
また、弁慶が18歳から三年間、修行した場所だとも言われています。
弁慶は、和歌山の田辺の生まれとなっていますが、島根の安来生まれと
言う説もあり、母親弁吉の生まれが田辺だと言われています。
お寺までは、右手に川を眺めながらゆっくりの坂を上っていく
道の途中から、このお寺にゆかりのある高僧等の絵が出てきます。
伝承では、推古2年信濃国の智春上人が旅をしてこの地を訪れ
推古天皇の眼の病を治すために浮浪の滝で祈りました。
病は平癒され、それに報い推古天皇の発願により建立されました。
伝教大師(最澄)が比叡山に天台宗を開くと、慈覚大師(円仁)の薦めで
日本で最初の延暦寺の末寺となる。
後醍醐天皇の隠岐遷幸の際、長史頼源は国分寺御所に伺候して
10分ほどで仁王門に到着~
橋を渡って入山料を支払い、突き当りの階段を上っていきます。
根本堂がの前には、狛犬。。。じゃなくて、狛亀
お寺に狛犬(狛亀)があるのも不思議ですが、ここも修験者の
聖地であったことと、神仏混同の名残からでしょうか?
狛亀さん~
狛亀さん~
根本堂からの眺望も最高です
壇ノ浦の戦いで平家を滅ぼした弁慶は、再びこの地を訪れ、
その際、鳥取の大山寺から釣鐘を、101キロある山道を一夜で
ここまで担いで運んだとされています。
その釣鐘は重要文化財で、今は古代出雲歴史博物館に
寄託していて、今の釣鐘は違うものです。
地面を何かが動いていて、見るとトカゲでした
3回くらい見かけました
浮浪の滝へ
根本堂から階段を降りて案内所まで戻り、まだ時間があったので
浮浪の滝に行ってみることにしました。
案内所から8分と調べてあったのでお姉さんに聞いて見ると
「はいそうです、8分です。」とおっしゃいました。
参道と反対方向へ行くと、まず川を渡ります。
橋ではなく石の上をピョンピョン飛びながら渡ります。
そして、階段を上っていきます。
まだまだ上ります、結構長いです。。。
途中で白い建物が見えますが、そこを通り過ぎ左前方向へ
道なりに行きます。。。まだまだあります。。。
かなり危険になってきます。
一部は30センチぐらいしかない山道で、左側は谷底になっていて
落ちたら死なずとも、誰にも気づいてもらえそうもない。。。
8分と言われたので必死に早足で上って来ましたが、
ここではさすがに速度を落としました。。。
10分以上かけてゆっくり行くべきです
その恐ろしさを写真に撮ることができませんでした。
それどころじゃなかった。。。
雨の日や、雨の翌日はかなり危険です
危険な場所を通り過ぎると、休憩所のようなところが出てきました。
そこからはすぐです。
滝の水は少なかったのですが、岩が覆いかぶさっているような
迫力というか、何と言うか。。。
見えるはずの空が岩と木に囲まれあまり見えません。
上の方には、どうやって建てたのだろうと悩まされる仁王堂が
滝を見守るかのように建っています。
まるでブータンのタクツァン僧院を思わせるような。。。
ここは、別空間に来たような感じになりました。
鰐淵寺の一番の見どころは、ここでしょう
来て良かった~~
紅葉の時期には混むのでしょうが、今回は私以外に
2組しか見かけませんでした。滝には全く誰も来ないし。。。
夏の緑盛んな季節も涼しくて、絶対お薦めです