雲の上の人きみはそこに愛と呼べるものがあったら、ぼくに告白してくれますか。その愛は僕にしかわからないものだとしても。だから、一方的な片思いを、両方が背負う。この足があなたに向くのをわかっていて、踏み出すのは、なんか癪だ。ここまでおいでと言ったから来たって遅い。二人の人は同時に愛せないことはない。瞬時に入れ代わり立ち代わり、私は二人の人を裏切れる。