「あなたが子供のころはどうでしたか?」
と聞き返すと、大抵、
「勉強しませんでした。」
というお返事が返ってきます。
そこなんです。
こう言う親御さんは、深層心理の部分で『勉強を苦痛な物』と捉えているのです。
つまり、
いい歳になっても、子供のままで成長していないのです。
そう、一人前の大人になっていないのです。
(恥ずかしいことです。自覚してください。)
「何のために勉強をしなければならないのか?」
が腑に落ちていないのです。
それでは、子供は言うことを聞きません。
子供は、動物的な本能というか動物的な直感で、親の深層心理の本音を見抜きます。
親自身が、『何のために勉強しなければならないか?』が腑に落ちていなければ、
子供は、
「パパは、自分が苦痛なことを私にやらせようとしている。」
「ママは、自分がやりたくないことを僕にやらせようとしている。」
と認識してしまうのです。
勉強が好きな親は、子供に、「勉強しなさい。」とは言いません。
『勉強はさせるもではない。』ということを知っているのです。
こういう親は、『勉強と趣味は紙一重』であることを知っているのです。
例えば、ウルトラマンの怪獣を全部覚えている子供は、『動物園に居る動物』や『図鑑に載っている動物』を全部覚えることができる能力を持っているのです。
『動物を全部覚える能力』を何に使うのか?
架空の動物を覚えるのか?
実在の動物を覚えるのか?
の興味の動機付けの違いなのです。
つまり、
架空の動物よりも実在の動物の方が面白くて興味深いということを教えればいいのです。
「えっ? どうやって教えればいいの?」ですって?
(・・・・・。知らないの? 大丈夫?)
まず、第一に、毎月1回は、動物園に連れていく。
特に、この東京都は、地方にはあまりない素晴らしい場所があるではないですか。
上野動物園、国立科学博物館、国立博物館、西洋美術館、東京都美術館、上野の森美術館などが集積した上野公園という場所を有効活用するのです。
お子様が3歳になったら、毎週1回は、上記のどれかに連れていく。
上記の施設を偏りなく満遍なくローテーションを組んで、週に1回は、知識教養文化に触れる。
ということをお子様が10歳くらいになるまで可能な限り継続する。
(最低毎月1回は連れていく。)
当然の結果として、
知的好奇心を育まれたお子様は、自分自身が勉強をしている感覚が無く、趣味のような感覚で勉強に積極的に取り組むようになります。
ここで、一番大事なことは、
「お父様・お母様が、本気で、素で楽しむ。」
ということです。
もう改めて言うまでもありませんね。
子供は、動物的な本能というか動物的な直感で、親の深層心理の本音を見抜きます。
お父様・お母様が、怠惰な自分を悔い改めるのです。
そして、子供以上に本気で、素で楽しむのです。
そうでないと、子供は楽しいと認識しません。
さっきの実在の動物に興味を持たせるには、
1. 動物園に連れていく。
2. 親子で一緒に、図鑑を眺めて、楽しむ。(親子のコミュニケーションのきっかけにもなります。)
3. 動物のドキュメンタリー番組を、親子で一緒に見て、楽しむ。
そう、
『親子で、一緒に楽しむ。』ということが、
子供の勉強への動機づけにつながるのです。
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