その解決策は妥当か問題に直面し、解決策を考える時、「断絶」というのがポイントだと思っています。よくありがちなのは、溢れる水を防ぐ策を考えた時、受け止めるコップを大きくしたり、コップを増やす施策でしかないケース。もちろん、コップを大きくしたりコップを増やせば、溢れないけれど溢れる水を断絶することはできない。断絶するためには水を止める。出血しているのに輸血をしても意味はなく、まずは止血が必要といったような。一見当たり前のようで、実際できていない事の方が多い。今日もそういう場面に直面したので備忘。
軌道修正力と事前シミュレーション軌道修正力と事前シミュレーションの大切さを最近実感する。高い目標設定がしっかりとできていれば、必ず軌道修正力が必要になる。高い目標にしているからこそ、簡単には達成できず、常に現状ラップと比較しつつ、都度達成するための軌道修正が必要だから。そして、事前シミュレーション。高い目標にする以上、事前のシミュレーションができておかなければ、高い目標は絵に描いた餅でしかなくなる。ある一定レベルまでであれば、軌道修正力と事前シミュレーションが充分でなくとも、気合、勢いでなんとかなる場合が多い。しかし、その気合、勢いでの達成が続いてしまうと、気合と勢いがあれば何とかできるといった意識に陥りやすく、一定レベル以上の目標となった場合に未達であったり失速してしまう。目標未達だけど、過去ギネスだから次は達成しよう、という時が上記のパターンだと思う。最近の時事を見ていても、そういった企業は少なくはない。高い目標を設定するときこそ、いかに事前にしっかりとシミュレーションを練り、何かあった時の迅速な軌道修正を行えるか。個人、部署、会社というセグメントの大小に限らず通ずる必要なことだと思い備忘。