昨年11月末に資格試験が終わって以降、けっこうあれこれ本を読んでました。


渋谷歳時記


本棚を整理して、以前心に残った本をもう一度読みなおすこともした けれど、

新しい本も何冊か。私設図書館のようなお習字の先生からものが多かったのですが。


年末、帰省しないと聞いた妹が、お正月のお餅やお酒をどっさり送ってくれました。

中に1冊の本。


私より数段読書家の彼女は、たまーに本を入れてくるのですが、ラインナップが面白い。

順不同で振り返ってみましょう・・・。

樋口可南子のきものまわり/清野 恵里子
¥2,835
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樋口可南子さん、好きな女優さんです。着物の「モノヅクリ」の現場を訪ねる様子、興味深かったです。

しかもこれ、私自身が買った後、同じ本が送られてきたので、友達にあげたのでした(笑)

くるねこ/くるねこ大和
¥1,050
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私たち姉妹といとこの姉2人は相当マンガを読んでました。私は最近はそうでもないけど・・・。

何かでみつけたらしいこのマンガ、続きは全部自前で揃えております・・・ネコマンガ、好き(笑)

風が強く吹いている/三浦 しをん
¥1,890
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私が陸上部だということで・・・?分厚い本、最初はたじろいだけど、読み進めたらあっという間。

読んでいて涙が出そうになったのは、青春時代を思い出したからかなあ。。。


そして、今回送られてきたのがこちら。

渋谷歳時記


今回は、理由が明白。同封されたクリスマスカードにこう書いてありました。

「福井出身の作家さん。年も近いはず。福井弁での会話は地元民にしかウケないかも?」


巻末の作者プロフィールをみると、なんと、私と同じ年の生まれ。そんな作家さん、いたのですね。

そうして読み始めた年末、さらさらっと読めてしまいました。


イケてるモテサラリーマンをゲットしてみたら、だんなはウツになり実家福井に帰るという。

都落ち気分をママ友に悟られぬよう新しい生活に踏み出しつつ、お餞別の10年日誌をつけ始める私。


ストーリーは単純だけれど、主人公の気持ちが丁寧に描かれていて、それが同年代だから、よく分かる。

もちろん立場は違うのだけれど、年月が過ぎて揺るぎない自信を得ていく主人公に自分を重ねたりして。

田舎の紳士服店のモデルの妻/宮下 奈都
なかなか面白かったので、会社の20代の後輩(読書家)に読んでみる?と見せたら、
同じ作家の作品を2,3冊読んだことがあると。
彼女いわく、女性の目線を書いた作品が多く、読みやすいとのことでした。

本 コーヒー 本 コーヒー 本 コーヒー 本 コーヒー 本


他にも、濫読しました。久しぶりに活字に熱中した1月でした。


1Q84 BOOK 3/村上 春樹

遅ればせながら。年末年始を挟んでの冬休み中に読了。

なんか・・・最後の場面が好きになれなかったけど・・・。



猪山直之日記―加賀藩御算用者 (時鐘舎新書)/石崎 建治

「武士の家計簿」を読みました。今映画公開されているのは、その本の2ページほどの話。
それ以外、大政奉還以降の武士の生活の激変ぶりのほうが、読んでいて興味深かったです。
(なぜか、リンクがないので、「武士の家計簿」をつけた当人、猪山直行の日記をリンクしておきます。)
野川/長野 まゆみ
転校した中学で新聞部に勧誘された少年。新聞部は鳩を飼育しています。なぜかわかりますか?野川~国分寺周辺の地形が細かく記されているので、馴染みのある私には想像しやすい青春小説。
変見自在 偉人リンカーンは奴隷好き/高山 正之

新聞やメディアの情報だけを真実と思っていては、本当のことは見えてこないということは知っていたけど。

学生時代立花隆が書いたウラ社会の本を読んで以来の衝撃・・・どこまで信じるか?


超辛口コラムは週刊新潮の名物コラムだそうです。ワイドショーよりよっぽど面白いです。

初めて、知りました。他のシリーズも読んでみようっと・・・。