渋谷区立の松涛美術館へは、年に1,2回は出掛けます。
久しぶりに訪れたのは、「大正イマジュリィの世界」の最終日でした。。
最終日ということもあって、けっこうな数の人が訪れていました。入館料300円は区立ならでは(笑)?
大正イマジュリィの世界(デザインとイラストレーションのモダーンズ)@松涛美術館 2010/11/30~2011/1/23
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/edu/koza/11museum/tenrankaisyosai.html#15
大正時代に印刷された、装丁、挿画、広告などが中心の作品構成でした。
西洋のアールヌーヴォーに感化された画家たちが、それを日本文化に定着させていった時代の作品群。
印刷物にすりこまれた絵は、ノスタルジック・・・竹久夢二を思い浮かべるとわかるかしら?
以前から好きな杉浦非水の作品がけっこうあって、その辺りを中心に見てきました。
今だと単行本から文庫サイズの書籍に印刷された作品の展示数は膨大で、
絞って見ないと最後には息切れしそうでした。マッチラベルサイズは暗がりで見るのがつらかった(笑)
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松涛美術館は、渋谷駅から徒歩10分、閑静な住宅街にあります。
ドーナツ型の建物の真ん中には吹き抜けで空が見えます。そして地下は噴水が・・・。
各階をつなぐ階段もちょっと変わってますよね。
展示室も風変わりで、2階は居心地よさそうなソファが真ん中にしつらえられた「サロン」になっています。
昔は、この展示室内サロンでお茶を飲めたのですが、最近ないのかな?誰も飲んでる人がいませんでした。
この美術館を設計した、白井晟一の展示が、汐留ミュージアムで開催中です。
孤高とか、風変わりとかの形容詞がつくこの建築家、ちょっと興味があります。
白井晟一 精神と空間@松下電工汐留ミュージアム 2011/1/8~3/27 (月休)
http://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/exhibition/11/110108/index.html