久しぶりの東京タワー展望台へ。

渋谷歳時記


この日は、あいにくの雨(かなりの大雨)だったけれど、お台場方面までは見渡せました。

建設中のスカイツリーは、上部が雲に隠れてました。

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地上を見下ろすのも楽しいのよね(笑) 観光バスも車もちっちゃーい!

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ガラス張りの床に恐々乗りつつ、結構平気で足踏みしてるのは、はとこ(中学2年生)。


私の父と、いとこ2人(父の姉の娘)と、いとこの娘(はとこ)1人の計4人が日帰りで上京。

そのついでに、はとこの希望でやってきたのでした。彼女にとって初めての東京タワー。


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いとこの両親は離婚しており、さらに母親(私の父の姉=叔母)は若くして亡くなりました。

私が小学校高学年の頃、そんなわけでいとこ2人はうちで暮らすことになりました。


当時いとこは、社会人2年目と高校2年生。

両親と祖父母と私たち姉弟3人が暮らす家にいとこ2人が加わり、一時期は9人家族!


年の離れたいとこは、私にとっては母より素直に話せるお姉さん達で、大好き(今も)。

2人はうちからお嫁に行き、それぞれ家族を持って今に至り、お盆・正月には欠かさず集まります。


そのいとこの一人から突如「上京する」と電話があったのが8月の終わり頃。

しかも、うちの父と、いとこ姉妹が2人とも一緒だというのです。


聞けば、離婚して断絶状態だった父親が埼玉で亡くなり、唯一の身内として連絡が来たのだそうです。

ちょうどこの夏、「高齢者の所在不明問題」が取り沙汰されていた最中でした。


私は全く知らない叔父ですが、本当に知らせがあるまで音信不通だったそうです・・・。

離婚後、苦労して亡くなった母親を知るいとこ達が、すんなり遺骨を引き取る気持ちにはなれないはず。


でも、うちの父が地域のお寺の世話役をしていることもあり、2人を説得したようです。

きちんと供養をしてあげようと、遺骨を引き取りお寺で法要をすでに済ませたということでした。


そして・・・ここからは、なんというか私の父の性格というか人柄というか・・・

叔父が最期を迎えた特養ホームの人たちにきちんと挨拶をしたい、と2人を連れての上京でした。


上京とはいっても特養ホームは浦和にあり、土地勘がない一行は私をガイドに借り出したというわけ。

ついでに、東京に来たことがないはとこが母親にくっついてやってきました。


一行が東京に到着後、その足で浦和に行き昼食をとったあと、父といとこ2人はホームへ。

私ははとこと2人で、意外に大きい浦和パルコで時間つぶしのお留守番。


*****


そんな目的の旅だったので、ウキウキわくわく感はなく、浦和まで憂鬱そうだった一行。

目的を果たし、それじゃあと移動したのは、はとこのリクエストで東京タワーでした。


東京タワーか浅草と言われていたんだけれど、この日は雨。浅草じゃずぶ濡れです。

それなら屋内の東京タワーだね、景色はイマイチかもしれないけどね、とやって来たのでした。


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ハトコがおみやげを買う間に待っていた東京タワーのカフェ。

ホーム訪問からずっと移動ばかりで、ようやくほっとひと息ついた時間でした。


父といとことでコーヒーを飲んで、ホームの話を聞きました。

アポなしで訪れたのですが、最期を看取った職員が居て話を聞けたとのことでした。


父は、これで気持ちが晴れたと。いとこも肩の荷が下りたのか表情が明るくなっていました。

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私は、ソフトクリームがのってるコーヒーゼリーをいとこにおごってもらい、

東京タワーみやげ定番「タワ-型ペットボトル水」のミニチュアストラップを父に買ってもらいました(日当?)。


1時間ちょっと東京タワーに居て(展望台&買い物)、東京駅まで戻った一行。

朝到着したときに不必要な荷物をコインロッカーに入れておいたのを引き取って、父たちは帰途へ。


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父、いとこ2人がそれぞれ持参してくれた地元の和菓子と、自宅でその朝採れたナス。

ナスに至っては、父がその日一日持っていたショルダーにずっと入れたままだったのでした・・・。



新幹線の改札まで送り届けて、朝11時から午後5時半までの東京旅アテンド終了!

帰り道もずうっと雨は降り続けて、結局1日雨だったお彼岸の休日でした。


複雑な思いがあり手放しで楽しめない家族の上京・・・雨の東京タワーがこの日を象徴してました。

でも・・・なんだか、家族とのつながりを感じた一日となりました。たくさん日当ももらったしね(笑)