「耕す人」
・・・
なわけはありません。これ、先週末の秩父宮ラグビー場。
この日は、シーズン最終戦、日本選手権の決勝戦でした。
プロチーム、クラブチーム、大学チームの上位での勝ちあがり戦、日本一を決めるのです。
応援していたサントリーは、まさかの予選敗退(しかも同点クジびき負け)ですが、決勝は見届けなくては!
ところが、このコンディション。シーズン終盤で芝生が痛んでいるのは仕方ないとして、
よもやの雨で、泥んこです。係の人が地味に吸水車を押してるんだけど、らちがあきません・・。
フィールドの端では、小学生のタグラグビー選手権の決勝戦をやってます。
雨は上がる予報でしたが、小雨がぱらつくこの日。
私たちは、ラグビー協会会員の優先入場で早く入って、屋根のある席を確保!
それにしても寒い・・・。この日、東京マラソンの日でした。ランナーたちは出発まで寒いだろうなあ・・・。
私は、今シーズン一度も使わなかったカイロをしっかりお腹に貼ってがんばりました・・・。
試合開始直線になって雨があがり、晴れてきた!そして両チームの入場!
試合開始早々、両チームともドロドロです。三洋圧勝かと思いきや、トヨタリードで前半折り返し。
でも、後半盛り返した三洋が、立て続けにトライを決めて逆転、勝利でした。
さてと。これでラグビーシーズンも、おしまいです。
ですが・・・
「終わりは始まりって、よく言ったもんだよねー。」とダーリン。
私が去年のこの時期のブログにそう書いていたことを思い出してニヤニヤしています。
日本のラグビーシーズンが終わると、南半球のラグビーシーズンが始まります。
もうすでに、ケーブルテレビに釘づけのダーリン・・・ほんとに、終わりは始まりなのだった・・・。
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優先入場から試合開始まで2時間ほど。買ってきたお弁当を食べたらすることもなく座っていたら、
お隣に、70歳前後の品のよさそうなおばあちゃんが一人でやってきて「こちらよろしいですか?」と。
席を確保したあとしばらく居なかったけれど、そのうちホットワインを手にして戻ってきました。
ダーリンが席を外していたので、なんとなく話し始めたのですが、とてもすてきなおばあちゃん。
中学生の頃、とてもかっこいいラグビー選手が居たので、いとこに頼んでラグビーに連れて行ってもらい、
それから半世紀以上、ラグビーを観ているんだそうです。ご主人様は犬と留守番って(笑)
関西の、ラグビー強豪大出身らしく、その後援会にも入っている模様・・・。
私より、あとで戻ってきたダーリンと、ラグビー選手談義に花が咲くほどよくご存知。
おばあちゃんから聞いて、すごく面白かったおはなし。
フィールドに立ちたくて、海外チームとの試合の時に国旗を持つ親子募集に応募したそうです。
普通「親子募集」というと、子供は小学生~中学生までを想定しますよね?
おばあちゃんてば、それを40歳を超える自分の息子と自分で応募したんですって。確かに親子です(笑)
しかも当選しちゃってそれを息子に話したら、絶対イヤだ!と固辞されて・・・。
当日係の人にそう言ったら、たまたま双子ちゃんが当選者の中に居て、その一人と組んで出たって。
おばあちゃん、してやったり!念願のグラウンドに立ててすごく嬉しかったそうです~。
おみやげに選手のサイン入りチームジャージもらったりなんかもしたそうです。すごい(笑)
もうひとつ。
「そうだわ、前に会員限定でラグビーボールと、ラグビー選手の絵文字が配信されたのよ。」
と言って、自分の携帯をみせてくれたおばあちゃん。
たしかに、ラグビーボールを脇に抱えて走る動くキャラで、「可愛い~」と私が見ていたら、
「あら、じゃあ赤外線通信であげるわよ。さて、どうするんだったかしら?」と言いながらテキパキと・・・。
受け取る私のほうがモタモタしてる間に、褒めた2つの絵文字を赤外線通信で下さったのでした!
(同年代の私の両親はおろか、ダーリンだって赤外線通信なんかできないよ!)
こんな可愛いラグビー観戦おばあちゃんになら、なってもいいかな(笑)
シーズン最終日の、ちょっと楽しい出会いでした。
テレビでのラグビー観戦は私は好きじゃないので、ダーリンはともかく、シーズン終了!
暖かい季節は、季節らしい場所に散歩したりして過ごしますよ~。