なんと!4ヶ月も更新が滞ってしまっていました・・・。

本当にお恥ずかしい限りですが、またせっせと書き綴っていきたいと

思います。


一昨日、トレンダーズ 主催のイベント「トレンダーズサロン 」に行って

きました。(トレンダーズのIさん、ありがとうございます!)

今回はダイエーCEOの林文子さんがゲストで「女性こそリーダーを

目指そう」というテーマでお話をしてくださいました。

とてもいいお話で、この話はどうしても書き残しておかねば!と思い、

すっかり放ったらかしていたこのBLOGを開いたというわけです。


林さんは少し低い落ち着いた声で開口一番、「私は今日ゲストとして

高いところにいるけれどここにいるみんなと励まし合いたいんです。

一緒にがんばりましょうと言いたいの」とおっしゃっいました。

品位と風格がにじみ出たその言葉には熱い思いと本当の心がこもって

いて、そこにいたすべての人の心を惹きつけたと思います。


そして、高校を卒業してすぐに働くことになったいきさつから、就職した

東洋レーヨンでいきなり「女性はだいたい5年で会社を辞めるもの」と

言われて意気消沈したこと、転職して結婚し、車を買ったことがきっかけ

となって、ホンダのディーラーで営業の仕事をはじめたこと、仕事が

楽しくてお客様に喜んでもらいたくて、一生懸命やっていたらトップ

セールスマンになっていたこと、47歳でBMWの新宿支店の支店長に

抜擢され、はじめてマネジメントを経験したこと、そこで成果をあげ、

フォルクスワーゲンの日本支社長としてスカウトされたこと、そのあと

日本支社長としてBMWに戻ったこと、今ダイエーのCEOとして何を

やっているか、何を大事にしているかをイキイキと、おもしろくお話して

くださいました。


その中で、たくさんの心に残るメッセージやマネジメントのヒントを

お話してくれました。


「人はほめられたら絶対に嬉しいものだと思う。とにかくいいところを

見つけて徹底的にほめる。みんな絶対にいいところを持っているから。

そして叱るときも一生懸命叱る。とにかく真正面から向き合ってきた。

これは私の哲学になっています。」


「私は部下に出会えたこと、一緒に仕事ができて嬉しいと思っている

こと、そして感謝していること、そしてあなたのためになりたいのだと

いうことを素直に伝えてきました。本当にそう思っているから。」


「自分も部下もHappyでないとお客様をHappyにはできないと思う。」


「先のことを考えすぎて思い煩わないで。頭でっかちになっても人生

そんなに予定通りに行くものじゃない。目の前の身の丈に合った仕事を

一生懸命やっていたら道が開けることもある。仕事をして、結婚をして、

子供を産む。問題が起きたらその都度解決するしかない。

みんなできるわよ。」


「上に立つ人にぜひお願いしたいのは謙虚な気持ち。立場をひけらかす

ような傲慢は立ち振る舞いは意味がない。どんな立場でも人間としての

原点は一緒。お互いを認め合う、敬愛の心が大事。」


「私が働き始めたころに比べたら日本は確実に変わってきていると

実感している。さらに変わると思う。今の日本の現状を見て嘆かないで。

だいじょうぶだから。車の販売や流通小売業はまさに男性社会。

その中で女性のしなやかさ、包容力、感性が必要になってきている

ということ。

女性の特性を生かして自信を持って仕事をしていきましょう。」


「21世紀は経済にも感性、エモーションが必要になってきます。」


「男性もこのビジネスの世界で苦しんでいる。一緒です。同士なのです。

男女が磨きあうことのできる素敵な協同関係を保てるのが仕事の世界。」


「女性が活躍できるビジネスの世界の実現、それをみんなでやりたいの。

そのためにも私自身が仕事を続けていくことが大事だと思っています。」


実業の世界の最前線で責任を持って仕事をしているからこそ、言葉に

重みがあって説得力があるんだなと思いました。

そして、私はああいう人になりたいと強く思いました。



まだまだ書ききれないくらい、たくさんのいい言葉をもらいました。

長くなるので、今日はこれくらいにして、第2弾をまた書きます。



*林さんの著書、さっそく読みました!


林 文子
一生懸命って素敵なこと