振分販管費

と書いて


「ふりわけはんかんひ」

と読む


先日の役員合宿で

この制度が10月に大きく変わることが決まり

社内の至るところでこの話話題


当社の大きな社内ルールで

各事業に全社でかかるコストを案分して

ふりわける制度


役員や人事・総務などの本社機能の人件費

新卒・中途採用費などが全社費にあたる


全社費はあまり変わらず

負担する事業の数が倍に増えたので

振分販管費が軽くなる事業が出る一方

いままでゼロだったのに

新たに振分販管費が振られる事業がでてくる


分かりにくいので図にするとこんな感じ






これまでA,B,Cの事業がまかなっていた全社費を

10月からはD,E,Fの事業も加えてまかなうことになった


逆だけど

少子化が引き起こす年金問題の絵に似ている


この振分販管費

事業によっては

コストの3分の1に達するほど

ばかにならない


新たに新成人D、E、Fとして

納税に加わることとなった

石井社長のブログ をみると

受けた衝撃の大きさが分かる


振分販管費と事業責任者達の

戦いの歴史は古く


「振分販管費が無ければ

黒字なんですが

振分販管費をなくして貰いたい

無くさないにしても半分に、、、」


という話を

これまで何度も聞き


その度に

「振分販管費は実際に掛かっている費用で

そんな議論はありえない」


という説教ぽい話をしてきた


そうすると

次回のミーティングからは

営業利益の項目の上に

振分販管費営業利益

と複雑で新しい単語を作って

資料に入れてもってくる

事業責任者も何人かいた


「こんなことしても意味無いよ」

と言っても


「いえ、参考なので気にしないでください」

という


振分販管費に

まつわる話にはキリがない

事業責任者になった人であれば

その話だけで

一晩飲めるだろう


振分販管費

それ自体に意味があるものではなく

社内のルール的な要素を多く含む

何年に一度か改正もされる


先ほどの

石井のブログを見てもそうだけど

決まったルールの中で

斜に構えずに一生懸命がんばろうと

する姿勢は

素晴らしい文化だと思う

大変手前味噌であるけれど、、


素直な人材を採用して

人格者をマネージャーにする


という

人事戦略は

こういう結果となって

変化に強く

新しいことに

チャレンジしていく組織を生んでいると思う


と、

きれいに話をまとめてみて


石井社長

そのほかの事業責任者の

少しでもの慰めになればいいのだけれど


、、、ならないかあ