前回の釣行から約1ヶ月
神様は時に残酷だか、たまには振り向いてくれると思った1日だった。
季節は秋へと変わり、宮ノ浦はヒラス狙いの男たちで溢れかえっていた。
前回選びたい放題だった瀬にはところぜましとルアーマン達が並び、欲望を乗せフルキャストだ。
カゴとボイルを準備すべきだったかな‥
などという浮気心は禁物だ!
アラを入れながら、カゴでイサキ
アラを入れながら、フカセでクロ
アラを入れながら、ブッコミでシブダイ
何度も失敗してきたはずなのに、男の欲望はとどまることを知らない。
などと考えていると、船は小松崎という瀬へ
初めて乗る瀬だ。
夜まで時間があるため、ゆっくり準備
その後ちょっとだけ石鯛を狙ってみたが、反応はなかった。
カットした冷凍サバを海へ投げ込み、17時を過ぎた潮止まりから夜釣りスタート
いつものお友達(クロアナゴやウツボ)かと思っていたが、仕掛けを回収するとサバの頭だけを残していくため、お友達ではなさそうだ。
それっぽい当たりが無いまま潮止まりの23時
ここが大事と打ち返していくが、エサ取りの当たりしかなく、時間だけが過ぎていった。
少し仮眠を取ろうと思い仕掛けを回収していると、なにやら生命反応
上がってきたのはクロテンによく似たニセクロホシフエダイ
エサ取りの犯人?
いつもならポイだが、塩焼きが食べたいと思いクーラーへ
4時前に起き、次の潮止まりに向け撒き餌
そこから6時過ぎまで打ち返したが、それらしき当たりはなく夜釣り終了
今日の回収は12時のため、それまでは石鯛を狙う。
エサ取りが素バリにはしてくれるが、抑えるような当たりはない。
お土産は外道だけか‥
シブダイやシロダイなら嬉しいのだが、クロテンでもないニセクロテン‥
このままでは帰れん!!
と思い、ひたすら打ち返す!!
打ち返す!
打ち返す!
打ち返す!
打ち返す!
打ち返す!
ズドーン!!!!
前当たりなしでいきなりの舞い込みだったため、慌てて竿を立て応戦
ガキでもいい‥
真鯛でもいい‥
チヌはやめてくれ‥
とにかくお土産であってくれ‥
神様は時に残酷だか、たまには振り向いてくれると思った1日だった。

