のぎー!ななみん卒業おめでとう!寂しいけど、悲しいけど、それでも明日はやってきます。ななみん、お疲れ様!ありがとう!

 

ということで、今更ながらサヨナラの意味のMVの考察・感想を書くことで、サヨナラに強くなろうと思います。

 

まず初めに、個人の考察なので正しいとは限りません。解釈は人それぞれでしょう。

 

 

 

【0分〜】

 初めに、棘人及び棘刀式についての説明。そして、棘人が迫害ないし差別されていることが示されます(会話や後で映る張り紙から明らか)。なあちゃんたちが部屋を覗いた時、ななみんは手に紙飛行機を持っています。これは、自由にどこかに行きたい、行きたい場所があることを示しています。

 

【2分〜】

 なあちゃんが握手を躊躇したことに落胆して、ななみんは部屋を出て行きます。後の文庫本からわかるように、ななみんは「人」と仲良くなりたい、分かり合いたいと思っていたのに。

 

【3分〜】

 棘刀式とは、棘人の棘を切り落とすというもの。これは、棘人からしたら屈辱的なものでしょう。なぜなら、棘人にとって棘はアイデンティティであり、それを切り落とすということはアイデンティティの否定に他なりません。また、「人」の方が優越的地位にあることを示しています。そんなシーンをカメラに収めようとする堀ちゃんに飛鳥が激怒します。そして、それを止めようとしたなあちゃんが飛鳥の棘によって怪我を負ってしまいます。このことから、棘人は怒りもしくは敵対心によって棘が出ることがわかります。怪我をしたなあちゃんに絆創膏を渡し、同じような装丁の本を交換します。同じ本かは不明ですが、似たような装丁で色違いです。「人」の衣装が青でなあちゃんの文庫本が青色、棘人の衣装が赤でななみんの文庫本が赤色であることから、棘人側の本と「人」側の本があるのでしょう。

 

【4分〜】

 部屋でなあちゃんからもらった本を読んでいると、徳山大五郎(親父)がそれを見つけ、「何、人側の本なんか読んでるんだ!」と怒ります。長い間差別されてきたことで、親父は内心「人」を憎んでいるのでしょう。

 なあちゃんがななみんの本から切符を発見します。切符には帝都行きと書かれており、ななみんの行きたい場所が判明します。さらによく見ると、その下に「第二章」と書かれていることが分かります。これからのななみんの人生を示しているものと考えられます。つまり、帝都というのはななみんのこれからの人生のメタファーです。さらに、切符が挟まっていたページの挿絵は東京タワーの前で手を握り合っている棘人と「人」の少女たちが描かれています。つまり、帝都はななみんの憧れの場所であり、行きたい場所なのです。ネットを見ていると、帝都について、①行きたい場所説と②行きたくないけれど行かなければならない場所説がありますが、間違いなく①です。なぜなら、帝都はななみんの第二章(これからの人生)だからです。

 

【5分〜】

 電車を見ながら泣くななみん。おそらく帝都行きの電車でしょう。そして、それを見ているなあちゃん。この時点で、なあちゃんは間違いなくななみんが帝都に行きたいということを理解しています。

 

【6分】

 式当日、なあちゃんは棘を切り落とさずに、目隠しの紙を紙飛行機にして飛ばします。そして、今度は躊躇せずにななみんの手を取り走り出します。上述のとおり、棘は棘人のアイデンティティです。棘人の棘を切り落とすことで、表面上は仲良く付き合うのではなく、ありのままの「棘人」(ななみん)を受け入れたのです(やばい、泣きそう)。紙飛行機は、行きたいところがあるなら行くべきだというメッセージでしょう。 

 また、ダンスシーンの衣装はアイヌの衣装ではないかと言われています。ななみんは北海道出身なのでおそらくそうでしょう。ということは、これは北海道(実際のロケ現場がどこという話ではない。)から東京へ上京する話でもあるわけです。そう、つまり、乃木坂にななみんが加入する話(始まりの話)でもあったのです。え、卒業の話でしょと思うかもしれませんが、卒業(終わりの話)であると同時に始まりの話でもあるんです。つまり、人生とは「始まり」と「終わり」の連続で、「始まり」は「終わり」であると同時に「終わり」は「始まり」だということです。歌詞にも「始まりはいつだってそう何かが終わること」、「サヨナラは通過点これからだって何度もある」とあります。

 

【7分〜】

 そしてラスト、ななみんの部屋を訪れるなあちゃん、しかしそこにはななみんの姿はない。これもまたネットで、式から逃げたから殺されたなどというとんでも解釈もありましたが、ありえません。もうお分かりのとおり、ななみんは行きたい場所、帝都へと旅立ったと考えて間違いないでしょう。そもそも、帝都はななみんの「これからの人生」なのに、帝都に行かないでどこに行くのか!本では棘人と「人」はわかり合っていて、しかし実際の今いる場所では差別され、分かり合えないじゃないかと思っていた。しかし、なあちゃんと分かり合えることができ、メッセージまでもらって背中を押してもらったわけです。行くでしょう!

 また、ななみんの部屋の前に紙飛行機が落ちています。たまたま落ちていた?そんなわけありません。これはななみんからなあちゃんへのメッセージです。「受け入れてくれてありがとう。私は行きたい場所へ行きます(これからの人生を歩み出します)。」というメッセージでしょう。そして、何よりこの紙飛行機はなあちゃんがななみんを受け入れた証、友情の証なのです。

 そして、そのメッセージは間違いなくなあちゃんにも届いています。部屋を覗いて、ななみんの姿がないことを確認した後のなあちゃんの表情が秀逸です(女優西野七瀬の誕生です)。寂しさを表した後に軽く笑顔になる、微笑んでいます。寂しいけど、行きたい場所に行ったんだねといった表情をするんです。

 ここから、さらに深読みします。飛行機とは乗り物です。場所と場所を「つなぐ」ものです。そう、紙飛行機は「つながり」「絆」の象徴なのではという深読み。そうすると、私は帝都に行く(これからの人生に進む)けれど、つながっているよ、ずっと友達だよというメッセージでもあったんです(俺号泣)。つまり、人生とは「始まり」と「終わり」の連続だけれど、その中で人と人とのつながりは確かに残るものなんだということです。

 

 ななみんは卒業するけれど、ななみんとななみんのファンであったという「つながり」は消えないという、乃木オタに向けたメッセージでもあったのでしょう。

 

おわり。