エゴしか勝たん
私はここ最近自分の周りで起きていることを考えていると、とにもかくにもこの世というのはエゴが強い者が勝つというシステムで成り立っているように思います。
エゴというのはどういうモノかというと、様々な言葉で置き換えることができます。
例えば、生きていく間に親や学校の先生から教えられた考え方、そしてそれを自分なりに解釈して出来上がってきた価値観や考え方、生まれた国での社会的通念、才能がありそれを活かすことができる能力、自分が入信した宗教の教えなどでしょうか。
この世界というのはこれらのエゴが人の数だけ絡み合い、渦巻くことで作られている世界ということではないでしょうか。
そしてこのエゴが強い者ほど現実世界を上手に渡り歩き、他人よりも優位に立つことができるということです。
エゴが強い者とはどういった人のことを言うかというと、
・会社勤めなどでもよく見かけるタイプの肩書がないのになぜか偉そうに見下したり、嫌味を言ってくるお局タイプの従業員。
・時流を読む力にたけていて、稼ぎ時を見極める力のある投資家、起業家。
・政治家。
・連続殺人犯。
・宗教団体のトップ。
・才能があり、強運があり、肉体的にも恵まれた何十億という金を稼ぐプロスポーツ選手。
・天才的な頭脳を持つ科学者。
・音楽などの一芸に秀でた芸能人。
など、とにかくこの世界にのめりこみ、「自分こそが最強と思いこんで」いる人たちのことです。
そしてこのエゴにエゴを重ねて生き物のようにドロドロとした化け物じみたかたまりのような人々のいる世界でどのように生きるかということについては、大まかにいくつかのカテゴリーに大別できるのではないでしょうか。
そのカテゴリーとは、
・分離、離別
・協力
・妥協
・争い
という感じになるかと思います。
一つづつ考察していくと、1つ目の「分離、離別」というのは、エゴが強いものに遭遇した時に、その強引なやり方に嫌気がさしたり、好きな女性を奪われたり、家族が殺されたり、など、そのようなヤバいやつとは関わるとろくなことがないと距離を置くという反応です。
ある意味ではこれが最も賢明なやり方ではないかと私は思います。
2つ目の「協力」は、エゴの強い人がいてその人に協力し、後をついていけば自分の生活が保障されるのではという生き方です。
一般的なサラリーマンはここに入るのではないでしょうか。
3つ目の「妥協」はそのようなエゴの強い者が目の前に現れた時に、本当はこうしたいという自分のエゴを引っ込めて、争わず媚を売ったり、機嫌を取ったり、本当はそんなことやりたくないけど生きるためには仕方がないと、自分を偽って生きるようなやり方です。
一見すると2つ目の「協力」に似ているように思いますが、「協力」が対等に近い感覚に対し、「妥協」にはやりたくないという否定的な我慢という概念が入ってきます。
サラリーマン的な生き方で例えると、カリスマ社長のいる会社に勤めることでしょうか。
不良やいじめのグループに入ったりなどもここのカテゴリーではないでしょうか。
4つ目の「争い」ですが、これが最も厄介で周りの人たちを巻き込んで、深刻で重大な被害を及ぼすことがあるカテゴリーです。エゴ同士の正面衝突です。
一番わかりやすいのは、政治家が起こす戦争です。これは何も説明はいりません。今起きている戦争を見ればよくわかります。
他には住宅街での近隣トラブルによる傷害事件、ストーカー殺人、その他諸々挙げればいくらでも出てきますが、この地球上の文明でただの一度も起きない日がないというくらい毎日毎日飽きもせずに繰り返されるエゴの中でも最も醜悪なものです。
この世界ではあらゆる場所で、日々このようなエゴ対エゴの争いが表面化していたり、表面化せずに静かに進行しているというのが現実です。
ではどのようにそれを見極めたり、避けたりすれば良いのかということですが、私の個人的な見解ではありますが、それは上に挙げた「分離、離別」と「協力」を巧みに使いながら生きるということではないかと思っています。
この世界というのは「エゴが強い者が勝つ」という概念は覆ることはありません。
これはもう間違いなく決まっていることです。
もしそうでないという人がいたらその人に言いたいのは、では「なぜ世界が平和ではないのでしょうか?」という質問に答えられるでしょうか。
おそらく誰もまともな答えは返せないでしょう。
人類が知能や知識を持ってから何万年と争いを続けてきましたが、ただの一度も争いに終止符を打った人は一人もいません。
どこかで必ず争いは起きています。
それを前提として生きるしかないので、そのようなエゴの世界からは「距離を置き」、「協力」する振りでもいいからそうしていくしかありません。
あまりお勧めはできませんが、自分にもし才能があり、他人を押しのけてでもこの世界で成功できるという確信があるなら自分自身が「エゴの塊」と化してこの現実世界での「成功者」として生きる方法もあります。
そうしてもし自分の才能のカテゴリーで頂点に立って地位を確立したら、誰も邪魔はしてこなくなるかもしれませんが、そこにたどり着くまでには途方もない時間と労力をそれこそ一生かけて費やさなくてはならないかもしれません。
私はそんなことに時間を費やすよりはエゴからは距離を置き、「他人と協力する振り」をしつつ自分の趣味の楽しみという「小さなエゴの世界」で誰にも邪魔されずに生きていく方が楽でないかと思います。