お釈迦様、どうか見守って下さい。
熊本県球磨川氾濫。。。
その他の地域も。。。


金剛光焔止風雨陀羅尼経

爾時如來說此真言時。世間一切諸惡毒龍宮殿火起。是諸毒龍為火所燒。皆悉頭痛身膚爛壞。舉節疼痛一時惶懼。往詣佛前頭面禮足。合掌恭敬一時同聲。白言世尊如來今者說此真言。令諸龍輩極大怖惱。世尊我諸龍等無有過罪。常為惡持真言法者 。每皆惱亂我諸龍等。或縛或打或禁或逐。我等眷屬今出本宮由斯我皆生大瞋怨。則便非時起大惡風卒暴惡雨雷雹霹靂。世尊以斯苦緣。損壞一切苗稼花果子實滋味。皆令減少。世尊是故持真言者。常於六趣一切有情。起大慈悲利樂之心。世尊以此起大 慈悲威力。則令一切災害疫毒惡風惡雨悉皆消滅。世尊我諸龍等。今於佛前各立誓言 。若此真言所在方處有受持者。更不災壞一切苗稼花果子實。若有常能如法書寫如是真言。受持讀誦依法結界。護諸苗稼花果子味。我諸龍輩。則當往中而皆守護。風雨順時一切苗稼花果子實。皆令具足滋味甘甜。永不施行一切非時惡風暴雨雷雹霹靂霜霧毒氣。而作災害。及能遮止一切怨賊諸惡鬼神種種虫獸。不令侵暴一切眾生一切苗稼花果子實。我諸龍輩各相勅語。不令損壞作諸災害。是時如來告諸龍言。善哉善哉汝等。諸龍應當如是種種守護贍部洲界一切有情。獲大安樂。爾時如來復謂具壽慶喜言。如是真言後末世時。能作護持一切苗稼花果
復能除遣一切疫毒疾病災難。。。。。。。

 

 

*参考文献*
大正新修大正藏經  密教部二  Vol. 19, No. 1027a
No. 1027 金剛光焰止風雨陀羅尼經 大唐南印土三藏菩提流志

 

最近よく聞かれます。
疫病を退散するお経はありますか?

勿論あります。
お釈迦様が説かれた「八万四千の法門(教え)」はすべて退散できると私は思います。

すべてと言ってもあまりにも曖昧ですから、新型コロナウイルス感染拡大の中、このブログの記事を読まれた方々に是非一緒に「八正道(前回の記事をご参照ください)」を繰り返し実践しながら、以下の①~⑤のお経(どれでもいい)心の中で一緒に唱えて、新型コロナウイルスの終息を願ってください。

 

①般若心経(はんにゃしんぎょう)
玄奘三蔵法師はこの般若心経を唱えながら、長安(西安)と天竺(インド)を往復歩きました。この距離はなんと地球約一周分も及びます。あらゆる災難を乗り越えて、最強の守りです。

 

羯諦 羯諦(ぎゃてい ぎゃてい)
波羅羯諦(はらぎゃてい)

波羅僧羯諦(はらそうぎゃてい)
菩提薩婆訶(ぼじそワカ)


②「観世音菩薩(かんぜいおんぼさつ)」 と、唱えてください。

観世音菩薩普門品第二十五によると
観世音菩薩はなぜ観世音菩薩と呼ばれるのか、と無尽意菩薩がお釈迦様に問います。
お釈迦様は「この世には数え切れないほどの生きとし生ける者が、それぞれ苦しみ悩みを受けつつ生きているが、もしも彼らが観世音菩薩の名を聞いて、一心にその名を称えるならば、観世音菩薩はただちにその音声を観てとって、かれらを苦しみから解き放ってくれるからなのだよ」と答えます。(本文は小学館'あなただけの法華経'
P130より)



③薬師琉璃光如来(やくしるりこうにょらい) と、唱えてください。
唐三蔵法師玄奘奉詔譯 『薬師琉璃光如来本願功徳経』の十二誓願の第七より除病安楽(じょびょうあんらく)

第七大願。願我來世。得菩提時。若諸有情。眾病逼切。無救無歸。無醫無藥。無親無家。貧窮多苦。我之名號。一經其耳。眾病悉除。身心安樂。家屬資具。悉皆豐足。乃至證得無上菩提。

 

復次。曼殊室利。彼藥師琉璃光如來。得菩提時。由本願力。觀諸有情。遇眾病苦。瘦癵乾消。黃熱等病。

或被厭魅蠱毒(ウィルス)中。或復短命。或時橫死。欲令是等病苦消除。所求願滿。時彼世尊。入三摩地。名曰除滅一切眾生苦惱。既入定已。於肉髻中出大光明。光中演說大陀羅尼曰



④孔雀明王(くじゃくみょうおう) 【オン マユラ キランディ ソワカ】 と、唱えてください。
『仏母大孔雀明王経』大正蔵19巻より。

病魔退散、病気平癒、若返り、息災、延命。
 


⑤大隨求菩薩(だいずいくぼさつ) 以下の写真をコピーして持っておくといいでしょう。
この大随求小呪は、不空訳『普遍光明清浄熾盛如意宝印無能勝大明王大随求陀羅尼経の無能勝妃大心真言の終りの部分である。大随求の真言は、大随求(大明王)無能勝陀羅尼の甲冑密言句であり、四つの陀羅尼から成っている。今の真言はその第四番目にあたる。
大事なことは、この陀羅尼の功徳が種々説かれていることである。すなわちこの陀羅尼をわずかに聞くだけでも、一切の罪障は消滅するとある。ましてよく読誦して心に受持者は、金剛堅固の身となって、火も焼くことができず、刀も害することがなく、毒にも害されることはないなどと説かれている。さらに「菩薩でこれを帯持する者は、種々障難魔業を遠離し、人間がこれを帯持すれば、一切の如来に加持され一切の菩薩に護念せられ、一切の人天、国王王子大臣婆羅門長者から常に恭敬礼拝される」などのことが説かれている。(本文は梵字悉曇 静慈圓 朱鷺書房 P299~300より)

 

仏教には「八万四千の法門」があります。

法門とは教えのことです。つまり八万四千の教えがあるということになります。

人間にも八万四千個の毛穴があると云います。そして人間は無智・煩悩・迷いなどが起こす、喜怒哀楽を一生涯に八万四千回使うと云います。
さらに、一杯の水の中にも「八万四千の虫(眼に見えない微生物)」がいると云います。

これらのことは2500年前にお釈迦様が云っておられました。

 

お釈迦様は水を飲む時、布で濾してから飲むようにと、当時の人々に教えられました。

なぜ、布で濾してから飲むのか?それは慈悲の心を持って、眼に見えない微生物を殺さぬよう、そして、微生物が我々に害を及ぼさぬよう、とお釈迦様が我々衆生にご配慮をしてくださったのです。

 

揺るぎのない信仰心を持つイラン人は、神聖な寺院にはウイルスなどないことを示すためにあえて寺院の鉄壁を舌で舐めていました。それをニュースで見て悲しく思いました。

その信仰心はもはやエゴイストとしか言いようがないです。

その行為は新型コロナウイルスと同じ、人間を加害しようとしています。

だから、感染は止まらないです。

 

お釈迦様は涅槃されていますが、その八万四千の教えの中、救いの法はちゃんとあります。

それは『八正道』を実践することであります。

 

1.正見(しょうけん)

ありのままに見ること。

ありのままに見ないから人種差別が生じる。

 

2.正思惟(しょうしゆい)

正しく考えること。

休校はよくないのか?

 

3.正語(しょうご)

正しい言葉を使うこと。

トイレットペーパー品薄といったデマは流してはいけない。

 

4.正業(しょうごう)

正しい行為をすること。

マスク買占め・転売をしない。

 

5.正命(しょうみょう)

正しい生活をすること。

人込み・集まりを避ける。

 

6.正精進(しょうしょうじん)

正しいところへ向って努力すること。

きちんと手洗い・嗽いすること。

 

7.正念(しょうねん)

正しい信念を持つこと。

感染拡大防止へ、だるいなどの症状が出た場合、すぐに受診をする。

 (正しい心の落ち着きを保つことで、悪い心から離れること。)


8.正定(しょうじょう)

心をしずめて、一つに集中することで、1から7を総括されたもの。

 

以上揃えたら、般若心経の「遠離一切顛倒夢想究竟涅槃」のように新型コロナウイルスは離れていくでしょう。

 

 

 

 

参考サイト

↓↓↓

苦を滅する8つの正しい実践 八正道【はっしょうどう】 その7 正念【しょうねん】 (2017/01/16)

http://blog.tokozenji.net/tb.php/1372-ad6039e9

 

八正道(はっしょうどう)

仏教ウェブ入門講座

 

野狐禅和尚の辻説法『84000→108→3→5』№713

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熊本地震で多くの命が奪われ、家や家財も失われています。

余震が続く中、是非、般若心経の力でこの大地を和らげたいと思います。

この記事をご覧になった方々、一緒に写経か読経をしませんか?

宜しくお願い致します。


 觀自在菩薩(かんじざいぼさ)

 行深般若波羅蜜多時(ぎょうじんはんにゃはらみたじ)
 照見五蘊皆空(しょうけんごおんかいくう)

 度一切苦厄(どいっさいくやく)
 舎利子(しゃりし ) 

 色不異空(しきふいくう) 空不異色(くうふいしき)
 色即是空(しきそくぜくう) 空即是色(くうそくぜしき) 

 受想行識(じゅそうぎょうしき) 亦復如是(やくぶにょぜ)
 舎利子(しゃりし)

 是諸法空相(ぜしょほうくうそう)
 不生不滅(ふしょうふめつ)

 不垢不浄(ふくふじょう)

 不増不減(ふぞうふげん)
 是故空中(ぜこくうちゅう) 

 無色無受想行識(むしきむじゅそうぎょうしき)
 無眼耳鼻舌身意(むげんにびぜっしんに)

 無色聲香味觸法(むしきしょうこうみそくほう)
 無眼界乃至無意識界(むげんかいないしむいしきかい)

 無無明亦無無明(むむみょうやくむむみょうじん)
 乃至無老死(ないしむろうし) 亦無老死(やくむろうしじん)  
 無苦集滅道(むくしゅうめつどう) 無智亦無得(むちやくむとく)

 以無所得故菩提薩(いむしょとくこぼだいさった)
 依般若波羅蜜多故(えはんにゃはらみったこ) 

 心無罣礙(しんむけいげ)
 無罣礙故(むけいげこ) 無有恐怖(むうくふ)
 遠離一切顛倒夢想(おんりいっさいてんどうむそう)

 究涅槃(くぎょうねはん)
 三世諸佛(さんぜしょぶつ) 

 依般若波羅蜜多故(えはんにゃはらみたこ)
 得阿多羅三藐三菩提(とくあのくたらさんみゃくさんぼだい)

 故知般若波羅蜜多(こちはんにゃはらみた) 

 是大神咒(ぜだいじんしゅ) 是大明咒(ぜだいみょうしゅ) 

 是無上咒(ぜむじょうしゅ) 是無等等咒(ぜむとうどうしゅ)

 能除一切苦(のうじょいっさいく) 真實不虛(しんじつふこ) 

 故説般若波羅蜜多咒(こせつはんにゃはらみたしゅ)

 即説咒曰(そくせつしゅうわつ)

 羯諦 羯諦(ぎゃていぎゃてい)

 波羅羯諦(はらぎゃてい) 波羅僧羯諦(はらそぎゃてい)
 菩提薩婆訶(ぼじそわか)

 般若波羅蜜多心経(はんにゃはらみつたしんぎょう)



 




この度、私はNHKカルチャーセンターの梵字写経の講師になりました。
ご興味のある方はご参加ください。
お待ちしてます。(途中からでも大丈夫です)

NHKカルチャーセンター熊本教室
梵字写経講師 林 麗芬/般若心経を写経する 



 

般若は叡智である。
今までの体験、感情、偏見という旧見の吾我をなくし、無差別に、清浄に、己をむなくして、あるがままに徹見することである。
主観の極に般若をおき、客観の極に実相をおき、この二片対立を統一するということではない。
般若は空であり、実体がない。真如は般若に一致する。


*参考文献*
真言陀羅尼 平河出版社


漢字は大変でした(>_<)


以下の直訳は秘密経典理趣経 八田幸雄著 P2~3より


觀自在菩薩深般若波羅蜜多

照見五蘊

度一切苦厄
観自在菩薩は真実智恵の働きによって本然の姿を静かに省みちれ

あらゆる世界が空の真理の中に輝いていることを見抜かれ

人生の苦悩と災厄とを除き 明るく豊かに生きる道を教え示された

舎利子(釈迦の十大弟子・智慧第一)

不異空 空不異色

色即是空 空即是色

受想行識 亦復如是

シャーリープトラよ

この世は移り変わるものであるからそれに執着してはならないのだ
しかしこの世を離れては真実の世界はあり得ないのだ

移りゆき変わりゆく中に執着を離れるとき空の心が開けるのだ

あなたを離れて仏はなく

仏のいのちはあなたを離れては生きてはこないのだ

このように観ることができるなら

すべてが思想も行動もあらゆる心の働きも

悉く勝れたものとなって完成への道を歩むのだ
舎利子
是諸法空相
不生不滅 不垢不浄 不増不減
是故空中無色無受想行識
シャーリープトラよ

肉眼に映る世界は生滅変化をくり返し

あなたの心には正邪善悪の分別も生じよう

しかし心眼を開いてみればこの世の本然の姿は永遠に変わることはなく

浄穢の差別もなく一つに融けあった円満な世界であることが判るのだ

そこでは身心ともに健やかで広く大きな愛の心が生きるのだ

無眼耳鼻舌身意 無色声香味觸法
無眼界乃至無意識界 

無無明亦無無明盡
乃至無老死亦無老死盡
無苦集滅道 無智亦無得
以無所得故
真実智恵の働きは眼には見えない真実の世界を心の底に映し出し

耳には聞こえぬ真理の妙音を魂の奥深く響かせて

空の世界に誘っていく

眼先のことに囚われず 頑なな心に縛られず

常に清らかですべてを包む豊かな心育ててゆく

そこでは迷いとして捨て去らなければならぬものはなく

悟りとして求めなければならぬものもない

すべては本然一如の心に生きている
菩提薩埵
依般若波羅蜜多故
心無罣礙 無罣礙故
無有恐怖 遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃

三世諸仏依般若波羅蜜多故 得阿耨多羅三藐三菩提
空の心に生きる人々は皆真実智恵が働くからこそ

心は常に澄みわたり 正しい生き方を知っている

もはや果かない夢や幻や世俗の欲望に乱されることはなく

常に求道者と呼ばれる勝れた人たちは真実智恵の働きによって無上の覚りが得られるのだ
故知 般若波羅蜜多
是大神咒 是大明咒 是無上咒 無等等咒

能除一切苦 真実不虛
正に真実智恵は神秘の扉を開き 希望を与え

無上の生き方を指し示し 最も充実した人生を与えてくれる鍵のだ

この鍵を握る時人はすべての苦悩から解き放たれ永遠の生命に甦るのだ

故説 般若波羅蜜多咒
即説咒曰
今真実智恵の勝れた教え 
般若心経の真髄を説き示し

究極の願いを明らかにしよう
羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶
゛自己は目覚めよ 他人も目覚めよ 皆すべての人を目覚めさせよ 完全な悟りに 円満な人格者になれよかし″


(どちらがいいですか?)



私の大学時代の恩師が借主を募集しています。約50平米の二階家(土地15坪)で、関東一の木工職人さんが門、雨戸、ベランダの簀などを作って、きれいにリフォームしました。(先生自身、この職人さんの技で素晴らしい日本家屋に住んでいます)
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写経が一段落しましたので、
しばらく、ブログをお休み致します。

宜しくお願い致します。

 

 

 

觀自在菩薩深般若波羅蜜多
観自在菩薩が深淵なる「般若波羅蜜多」(智恵の完成)の修行をしていた時
照見
五蘊

人間は五つの要素が集まって作られているが、それらの五つの要素はすべて「空」である(実体がない)ということをはっきり認識して
度一切苦厄
観自在菩薩はすべての苦から脱却し、また人々をすべての苦から救って下さった
舎利子(釈迦の十大弟子・智慧第一)

舎利子よ、よく聞きなさい
不異空
形あるものは「空」と別のものではない
空不異色
「空」であることと形あるものとは別のものではない
色即是空
形あるものは「空」である
空即是色
「空」が形あるものを作っている

受想行識
受(感覚作用)・想(表象作用)・行(表象から生み出される意志作用)・識(認識作用)で作られている心の働きというもの

亦復如是
また、形あるものと同様に、実体ではないのである
舎利子
舎利子よ、よく聞きなさいよ
是諸法空相
すべてのものは「空」という性質を免れることはできない
不生不滅
生じることもなく、なくなることもまく
不垢不浄
汚いということもなければ、きれいということもなく
不増不減
増えることもなければ、減るということもないのである
是故空中
このゆえにこの「空」の世界においては
無色無受想行識
形あるものというものもなければ、感覚・知覚・表象・意思・認識作用からなる心もなく
無眼耳鼻舌身意
眼も耳も鼻も舌も身も意などもなく
無色声香味觸法
色も声も香も味も触も法なくもなく
無眼界乃至無意識界

眼と見えるものとで作り上げられている世界もなければ、思う主体と思われる客体とで作り上げられている世界もなく
無無明亦無無明盡
無明もなければ、無明がなくなるというこんともなく
乃至無老死亦無老死盡
また、老死と老死がなくなるということもない
無苦集滅道
仏陀が教えてくれた苦に関する四つの真理もなく
無智亦無得
悟りを得るための知恵というものもないし、また悟るということもない
以無所得故
得るべきところなど何もないからである
菩提薩埵
依般若波羅蜜多故
菩薩は般若の知恵によって
心無罣礙
心をとわらわれるということがない
無罣礙故
心にとらわれがないから
無有恐怖
恐怖というものがない
遠離一切顛倒夢想
すべての本末転倒した妄想から離れることができ
究竟涅槃
絶対的な安らぎの境地に至るのである
三世諸仏依般若波羅蜜多故
過去、現在、未来の三世の諸仏もみな般若の知恵によったが故に
得阿耨多羅三藐三菩提
完璧な悟り(阿耨多羅三藐三菩提)を得られたのである
故知 般若波羅蜜多
是大神咒
是大明咒
だから、次のことを知るべきである
般若波羅蜜多は大いなる真言であり、明かりとなる真言であり
是無上咒
無等等咒
この上ない真言であり、比べるもののない真言である
能除一切苦
すべての苦を除くことを可能にしてくれる
真実不虛
真実であって、虚偽ではないのである
故説 般若波羅蜜多咒
即説咒曰
それでは般若波羅蜜多の真言を説こう
すなわち、その真言とは次の通りである
羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶
行った 行った 彼岸に行った 悟りよ めでたし
(行けるものよ 行けるものよ 彼岸に完く行けるものよ 悟りよ 弥栄)
(證道よ 證道よ 彼岸への證道よ 彼岸の完全な證道よ 悟りの智慧よ 霊験あれ)


般若波羅蜜多心経



*以上の概訳は般若心経には何が書かれているのか/山名哲史訳『声に出して読む般若心経』(明日香出版社)P96~97より*【一個人5 2007 No.84 掲載】
*真言陀羅尼 坂内龍雄著 平河出版社 P37より*
*梵字四十九院・五大・心経 悉曇参究 徳山暉純 木耳社P219~220より*

羅什訳・玄奘訳とも、「般若波羅蜜(多)」「舍利弗(子)」「阿耨多羅三藐三菩提」「菩薩(菩提薩埵)」及び最後の「咒(しゅ)」の部分だけは漢訳せず、サンスクリットをそのまま音写している。
*本文は
般若心経 - Wikipedia より*


*参考文献*句義入梵文真言鈔 岩田教順編 中山書房仏書林*



故知 般若波羅蜜多

是大神咒

是大明咒
だから、次のことを知るべきである
般若波羅蜜多は大いなる真言であり、明かりとなる真言であり


是無上咒

この上ない真言であり、比べるもののない真言である


能除一切苦

すべての苦を除くことを可能にしてくれる


真実不虚
真実であって、虚偽ではないのである


故説 般若波羅蜜多咒

即説咒曰

それでは般若波羅蜜多の真言を説こう

すなわち、その真言とは次の通りである

羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶
行った 行った 彼岸に行った 悟りよ めでたし

(行けるものよ 行けるものよ 彼岸に完く行けるものよ 悟りよ 弥栄)
(證道よ 證道よ 彼岸への證道よ 彼岸の完全な證道よ 悟りの智慧よ 霊験あれ)


般若波羅蜜多心経


*以上の概訳は般若心経には何が書かれているのか/山名哲史訳『声に出して読む般若心経』(明日香出版社)より*【一個人5  2007 No.84 掲載】
*真言陀羅尼 坂内龍雄著 平河出版社 P37より*
*梵字四十九院・五大・心経 悉曇参究 徳山暉純 木耳社P219~220より*

羅什訳・玄奘訳とも、「般若波羅蜜(多)」「舍利弗(子)」「阿耨多羅三藐三菩提」「菩薩(菩提薩埵)」及び最後の「咒(しゅ)」の部分だけは漢訳せず、サンスクリットをそのまま音写している
*本文は
般若心経 - Wikipedia より*