AIが揺るがすSaaSの前提とM&A仲介の未来

■【業界動向】マネフォ辻社長の危機感と、会計事務所の「信用と手数料」

 

税理士・会計士の先生方、本日もお疲れ様でございます

本日は、先日開催された「ACCOUNTING DAY 2026(日本M&Aセンター主催)」に参加された投資家兼会計事務所従業員であるボーちゃんの現地リアルレポートに基づく、業界の地殻変動について解説します

全国からアンテナの高い会計事務所が1,000以上集結した本イベントから、2つの強烈な「変化の兆し」が浮き彫りになりました

  1. M&A仲介における「信用」と「手数料不満」のジレンマ
    日本M&Aセンターの強みは、会計事務所との強固なネットワークです
    先生方の「信用」を担保にするため、強引な案件組成が少ないのは大きなメリットです
    しかし一方で、会計事務所側に落ちる「紹介手数料」への不満が蓄積しているという現場の声も聞かれました
    今後、仲介業者が利益配分を見直さなければ、事務所側が独立したM&A支援に動く、あるいは新興のプラットフォームへ流出する「業界再編の火種」になり得ると感じました

  2. 生成AI(Claude等)によるSaaSビジネスモデルの破壊
    登壇したマネーフォワードの辻社長から「AI(Claudeなど)の出現で株価が下がり、今後について必死に考え中」という極めて率直な(個人的見解ですが弱気)発言がありました
    これは、クラウド会計自体が悪いわけではなく、「1ユーザー(人)あたり月額◯円」という従来のSaaSの課金モデルが、人に代わって業務をこなすAIの進化によって根底から崩れかけているという構造的な危機感の表れです

士業の皆様におかれましては、所内のシステム投資において「単なるクラウド化(SaaS導入)」から「AIによる抜本的な自動化」へフェーズが移行したことを前提に、ツールの選定やM&A業務への関わり方を再考すべき転換点にきています


【個人投資家ボーちゃんの相場ノート】マネフォ社長の弱音は「買い」か?現地情報から探る次の一手

税理士の先生方、ボーちゃんです

今回はイベントに潜入して、まさに「現場の生の声」を拾ってきました!画面の数字だけじゃ分からない、経営者のトーンや参加者の熱気…これぞ一次情報の醍醐味ですね

さて、投資家として一番痺れたのは、マネーフォワード辻社長の「AI進化が速すぎて株価が…」というリアルな弱音です

これを聞いて「今が底値だから買い材料だ!」と飛びつくのは、ちょっと待ってください

社長自身が「今必死に考え中」ということは、AIという黒船に対する「新しいマネタイズ(稼ぎ方)の正解」が、まだ社内でも見つかっていない証拠です

SaaS関連株が本格的に上昇トレンドに戻るには、AIを脅威から自社の収益源に完全に転換できたという「数字の証明」が必要です

それまでは、まだ「落ちてくるナイフ」の可能性が高いと見ています

一方で、世間の目が中東情勢や半導体、データセンターにばかり向いている今、M&Aのような「地味だけど手堅いB2Bビジネス」の裏側を調べるのは大賛成です

手数料への不満があるということは、そこを突く「新しいビジネスモデル」を持ったディスラプター(破壊者)が現れるかもしれません

連休中は、このSaaSの逆風やM&A業界の不満を「チャンス」に変えられる、隠れた割安銘柄を探す宝探しをしてみようと思います!