看護師辞めたい。ダメ病院と良い病院の見分け方【看護師求人、就職、転職情報】 -2ページ目

看護師辞めたい。ダメ病院と良い病院の見分け方【看護師求人、就職、転職情報】

看護師求人、転職、就職情報サービスを受ける前に看護師が知っておくべき必要なこと。これを読めば、病院とは何か?看護師の仕事にはどんなものがあるのか?が全てわかります!!

みなさん、こんにちは。管理者のもうです



今回は


「脳外科看護師の経験、知識にはどんなものが求められるか?


についてです。



脳外科の看護


■ 脳外科の看護師に必要な知識、経験



脳外科の看護師は経験・知識として何を求められるのでしょうか?


「脳外科へ転職してみたいけど、今の私の看護経験で大丈夫かな・・・?」と心配に思っている方はいませんか?脳外科は急性期中の急性期だし、なんか怖そうな人いっぱいいそうだし、勉強とか残業とか多そうだし、・・・等大変そうなイメージを持たれる方も多いかもしれません。


就職、転職前にあらかじめどのような経験や知識が必要とされるのかを把握しておいた方が、実際に現実とのギャップに困惑することなく仕事に入り込んでいけると思います。


というわけで、今回は脳外科で働く看護師に必要とされる経験や知識についてわかりやすくお話します。


■ 脳外科で看護師に必要な経験・知識と能力は?


まず、以下が脳外科で行われる基本的技術です。



○脳外科病棟で使う頻度の多い看護技術
 採血 ルート確保 吸引 Hrカテ挿入 血糖測定(インスリン注射)
 腰椎穿刺介助 IVH挿入介助 創傷処置介助
 


■体位交換 オムツ交換 病衣交換 清拭 経管栄養
(患者さんが寝たままでの)シーツ交換  車椅子移乗 足浴 手浴 洗髪


上のピンクが医療行為で、下の水色が身体介助になります。


救急外来やICUを経由してくる場合には、既にある程度の事が済んでいることも多いですね。脳外科で頻度が多いのは医療行為と思われがちですが、脳の疾患という患者の特性から身体の自由が利かないことも多く、実は意外に介護的側面も多いのです。



例えばオムツいじりをしていて手が便まみれ・・・とか、オムツ外しをする場合はシーツだけでなくマットまで汚染されていたりとか。そんなことが夜間でもあります。少ない人手と最短時間できれいにしなくてはなりませんから、手浴が必要だったり、全身清拭が必要だったりということがあります。そう、たとえ深夜でも。



こういったことのスピードもある程度求められます。これらは、脳外科で病棟経験を積めば、いやでもできるようになります。


では知識的な部分で必要とされることには何があるでしょうか?


実際に患者さんを受け持ってからでないとイメージがわかないかもしれませんが、やはりある程度の知識は事前に予習しておくと何かと安心です。



○脳外科で必要な知識
 各種脳外科疾患
(脳血管疾患、脳腫瘍、髄膜腫、脊損、パーキンソン、認知症、てんかんetc.)
 他科の疾患(心電図異常、DM、肝硬変)
 モニター管理 人口呼吸器管理 ドレーン管理
 急変対応(BLS・ACLS)



各種脳外科疾患は、自分がわかりやすい参考書を一つ購入して、それに載っている疾患の病態生理・検査・治療を押さえておきましょう。他科の疾患については広げたらきりがないのですが、最低でも心電図とDMについては押さえておきたいですね。



肝硬変・肝機能以上は脳外科の患者でもいます。コンプライアンスの悪い患者の中にはアルコール性肝障害を抱えている人もいて、出血傾向が高くなるので脳出血を起こしやすいから。そんな時には、おそらく脳外科病棟で受け持つことになります。


出来れば、脳外科に勤める前に考えられる参考書は一通りそろえておいて、ちょっとで

も読んでおいたほうが、より入り易いと思います。


また、管理面では状態の悪い重症者は挿管してモニターを装着していますから、それらの管理・観察が必要になりますが、いきなり脳外科に入って1人で担当を持たされることは少ないと思います。ドレーン管理というのは、オペ後にICUへ入らず一般病棟に戻ってくる際に必要です。


これらも病棟勤務しているならどこに行っても必要ですから、押さえておきましょう。

そして最後の急変対応です。何から勉強していいかわからないですよね?


そんな場合には、BLS(一時救命)とACLS(二次救命)を学ぶのが効率よく必要なことを学べます。心電図の読み方と心筋梗塞・狭心症まで学べますから、最低ラインの勉強としてはいいでしょう。BLSをとってから、脳外科に入るまでにACLSまでとれれば、理想です。


私自身は外来勤務にうつってからBLS・ACLSをとりましたが、もっと早くとっていればよかったなあと思います。そして、この急変対応の基本はどの職場にいっても必ず求められるものなので、勉強しておいて損になることはありません。むしろ、勉強しておかないといけない絶対項目です。




■ 脳外科に必要な能力・・・それは、経験を積んで身に付けるもの


最後に、脳外科で必要な能力についてです。確かに求められるもの・必要なものはたくさんあります。例えを挙げるならば、観察力、コミュニケーション力、時間管理力、判断力等々。


でも、これらは本で読んだから簡単に身につくというものではありません。現場で実際に働くことで磨かれていく能力だと思います。いくら本からの学習能力の高い人でも、これ

らの能力は実際に経験しないとなかなか身に付きません。


「自分は判断力に欠けるから向かないかも・・・」と嘆く必要はありません。現場に出れば、これから必然的にしっかり身につきます。大丈夫。



最低限の脳外科疾患についての知識を入れたら、あとは現場に出てしまうことです。それが一番の近道。


さあ、脳外科に興味をもっているなら、あとは実行あるのみです!

次回は、 「脳外科での教育」についてお話します(^^)





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みなさん、こんにちは。管理者のもうです



今回は


「脳外科で働くメリット、デメリット



についてです。



脳外科の看護


■ 脳外科の看護師・・・メリット・デメリット、これは知っておきたい‼



脳外科で看護師として働くメリットとデメリットは、何でしょうか?脳外科という特性をよく理解せず安易な転職をしたり異動希望を出してしまうと、後でイメージしていたところと違うと後悔することもあります。


失敗しない職場選びのためにも、今回は脳外科への転職を考えている・まだ決めかねている方へ、脳外科で働く看護師のメリットとデメリットについて、お伝えしたいと思います。




■ 脳外科看護師のメリットとは?



①急性期の基本が学べる


②学べることが多く、今後異動、転職をする上で職場の選択肢が広がる


③看護師として働く上で必要な基本的な姿勢が身に付く



大きく分けると、脳外科の看護師のメリットは上記の3つになると思います。脳外科を選択すると、基本的に働く場は急性期の脳外科病棟になります。リハビリ病院等にも

脳血管疾患の後遺症を抱えた患者さんは入院しますが、特殊な治療は終わり症状が安定しているので、医療加入は少ないのです。



脳外科病棟は夜勤もありますし、土日祝日・お盆・正月と365日24時間体制で看護する場になります。パートとして平日の日勤だけという働き方を選択すれば別ですが、脳外科に数年いれば、どこの病棟にいっても通用する基本的な看護知識、技術はたいてい学べます。



科特有の処置等はあるにしても、仕事の厳しさから、医師への報告の仕方、観察力・段取り力etc.といった、看護師として働くうえで必要な基礎を身に付けることができます。



勿論、ルート確保や体位交換・オムツ交換・吸引・Hr(ハルン)カテ挿入といった基礎看護技術等もバッチリ身に付きます。



一方、脳外科病棟は温和な看護師よりも厳しい看護師がそろいやすい傾向にあるのも事実です。でもこれらの働く基本を厳しい環境で徹底的に新人時代や若いうちに学んでおけば、その後どこの医療機関のどの科へ行っても大抵こなせると思います。



私自身、新人時代は脳外科で過ごしました。当時はやはり毎日がしんどく、自分はいつまでもつだろう、1日1日がサバイバルという日々でした。しかし、本当にきつい最初の1年~2年を乗り越えてしまえば、その後は非常に実のある経験と変わります。



多少の壁にぶち当たっても、 「あの時に比べたら」という自分への自信を築くことができるのです。



さらに脳外科病棟の魅力の一つに、学べることの幅の広さがあります。脳外科病棟では、脳血管疾患の患者さんが多いので急変対応にも携わりますが、中には脳腫瘍によるターミナルの患者さんもいますし、肺癌からの脳メタ(転移)を脳外科でみたりする場合もありますから、癌看護(ケモ 化学療法やリニアック 放射線 含む)も学べます。



もちろん急性期治療の甲斐なく亡くなる方もいますので、看取りやエンゼルケアもあります。



脳血管疾患自体が生活習慣病から発症に至ることもあるので、DMやHT(高血圧)の患者もいますからインスリン管理等も行います(まあ昨今はDMの患者はどこにもいますが)。そして心原性脳梗塞の場合にはAf(心房細動)が基礎にあります。更に急性期にはモニターチェックもあるので、脳外科にいながらにしてモニター管理・心電図を勉強することもできます。



このように脳外科に勤務していると、学べることが多いので、今後いろいろな病棟勤務をする上でも、幅広く経験を活かせるのが魅力です。




また昨今の国のトレンドである「患者を病院から在宅、地域へ」の流れを受けて、現在、在宅医療・地域サービスや高齢者施設サービスのインフラ整備が急ピッチで進められています。



脳外科での経験は、転職先が急性期以外のこのような回復リハ病棟、在宅、クリニック、高齢者施設、デイ、さらには予防医療のための健診等、今後需要が増す分野などでも、活躍を可能にしてくれます。





■ 脳外科看護師のデメリットは?



脳外科看護師として働く上では、デメリットもお話しておきましょう。


① 精神的なストレス(命に直結する緊張感からくるストレスや先輩の厳しい指導)


② 残業が多くなりがち


③ 腰痛を発症しやすい



メリットとして挙げた①~③の3つが身に付く代わりに、命に関わる看護に携わることも多いことから現場の指導は厳しくなりがちです。ストレスやプレッシャ―を常に抱えやすくなります。また脳外科の業務の忙しさだけでなく、途中で離脱される看護師さんも多いので、脳外科病棟の看護師が不足することも多く、残業が多くなりがちです。


さらに、脳外科の患者さんは寝たきりの状態にあることが多く、介護士や看護助手がいる病棟でも、チューブや管・挿管している患者さんなど色々いらっしゃるので、介護さん達が体位交換やオムツ交換・清拭等のケア全てをすることはできません。やはり重症者は看護師サイドで行わなければなりませんし、夜勤帯でも看護師も身体介助に加わります。



そのため、脳外科は腰痛を発症しやすい環境にあると言えます。腰痛は看護師の職業病。あまりに症状が重度になると、立っていることも座っていることもつらくなりますから、仕事どころではなくなってしまいます。



発症前から予防するなり、早期に改善しなくてはその後の看護師としての道が限定されてしまいます。脳外科でバリバリ働きたいと思っても、腰痛でやむなく退職・・・という人も多いのです。



今後へ繋がる可能性という点でも、脳外科の看護師はとてもやりがいのある職場です。もちろんデメリットというべきものもありますが、看護師として成長の幅を確実に広げることのできるところです。



よく相談し、よく検討して「やってみたい!」と思ったら、是非脳外科への門を叩いてみてください(^^)



次回は、 「脳外科で必要とされる経験、知識」についてお話します(^^)





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みなさん、こんにちは。管理者のもうです



今回も


「脳外科看護師の求人はどこで見つける?」


についてです。



脳外科の看護(つづき)


ちなみにある実際の脳外科病棟を例に挙げると、病床数は45床日中は一人の看護師が7~8人の患者を受け持ち、夜勤では15人の患者を受け持ち



また、看護助手がケアに加わることはなく、夜勤もしていません。その後この数では大変ということで遅番をつける改善がされました。 



その他チェックポイントとしては、夜勤の体制や回数があります。

配置については病院によって正看護師を1名配置のところもあれば、2名配置のところもあります。

さらに看護助手さんの夜勤配置人数も夜勤の看護師業務に影響するので、確認しましょう。



夜勤の回数については、平均的には月3回~4回ですが、これを超える回数入らなければいけないところはそもそも夜勤が出来る看護師が足りていないケースが多いので確認しましょう。




私の経験上では、受け持ち患者数はケアも全て自分が全部行うのなら15人は多すぎると思います。確実に看護師が足りていない状況です。しっかり患者のことを把握してラウンドするのなら、10人にしてほしいところです。

患者の重症度や、ケア度の高さによりますが。また、安定している患者ばかりで、かつ介護士・看護助手がケアを手伝ってくれるのならば、15人位は受け持ち可能でしょう。


さらにパートや非常勤の看護師登録者数なども参考になると思います。病院規模に比べて、パートや非常勤が必要以上に多いところは、裏を返せば常勤の看護師が採用出来ていない、正職員の離職が続いている証拠にもなるので、業務も煩雑で一人当たり正職員看護師に降りかかる職責もヘビーなことが多いので注意が必要です。




■ クリニックや外来での脳外科看護師の求人はある?


数は多くはないですが、脳外科病棟以外で、脳外科の外来や、クリニックに勤務するという選択肢もあります。この場合、病棟に比べれば正直そこまでの専門性がなくても、仕事はこなせるケースが多いようです。



今までにもお伝えして来たとおり、脳外科の患者さんはまずICUや急性期病棟に入って、それからリハビリを開始して、その中で一部の患者さんがそのまま自宅へと退院します。



麻痺等の後遺症が軽度の場合や、寝たきりであっても家族がとても手厚い介護のできる場合です。


このような患者さんは、自宅に帰ったあとは、もとの病院の外来に通院することもあれば、近所で脳外科のクリニックがあればそちらへ行くこともあります。しかし、慢性期であれば脳神経外科でなくても内科として通院する方も多いです。



脳外科というクリニック自体、そもそも数は少ない上に、偶然求人があるというのはなかなかレアなケースです。しかも、脳外科といっても急性期を脱してしまえば、血圧コントロールや血糖コントロールに通うくらいで、いざ別の場所の脳梗塞を発症しても、クリニックでは対応が出来ないので、結局、急性期病院へ搬送されます。




仮に総合病院の脳外科に勤務していても、必ず入院加療が必要になりますから、入院病棟へ上げてしまえば終わりです。トリアージ(重症者や診察順の判断)に経験を活かせるというくらいでしょうか。




よって、クリニックや外来ではあまり脳外科としての専門的知識を身につけることは難しいと思われます。



よくあるケースでは、もともと脳外科病棟に勤務していた人が、開業するときに先生に誘われてそのクリニックに勤めたり、看護師さんの家庭の事情で病棟から外来に降りることになる等です。





皆さんが脳外科に抱くイメージはどんなものでしょう?



もし実習で目にしてきたことを、看護師としてしたいというのならばそれはやはり脳外科病棟での勤務になります。



脳外科病棟の勤務を目指すにしても、どの病院の脳外科にするのか、どんなスタッフのいるところか、夜勤や勤務体制はどうなっているのか・・・etc.いろいろ不安になることもあるでしょう。





特に脳外科看護の面接や見学に行った際、確認すべき点については、
またのちほどこちらのブログで記事にアップします。

次回は、 「脳外科で勤めるメリット、デメリット」についてお話します(^^)





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