内張り断熱工法は、外壁や屋根など躯体の内側に断熱材を取り付ける工法です。日本ではマンションなどの鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の建物は、大半が内側から断熱材をとりつけた内張り断熱工法が採用されています。躯体の内側に断熱材を施工するため、夏は太陽により熱で温まったコンクリートに囲まれ、冬は冷たい外気により冷えきったコンクリートに囲まれて暮らすことになります。内張り断熱工法は、各階の床で外壁の断熱材が途切れ、その部分が熱橋(ヒートブリッジ)となります。外壁と天井が接する部分では結露が発生しやすく、断熱材とコンクリートの間でも内部結露が発生してしまいます。このようにコンクリート造の建物に対しての内張り断熱工法は問題が多いのですが、地震の多い日本では技術的に外断熱工法と耐震性との両立が難しく、またコスト的にも上がってしまうので、内張り断熱工法の採用が多くなっています。 

 

■外張り断熱 

★高断熱の外張り断熱工法 

外張り断熱工法は、構造体の柱と外壁材の間に断熱材を施工する工法です。断熱材が途切れないので家の断熱効果が非常に高いとされています。鉄骨造(S造)は、躯体の熱伝導率がよいため蓄熱性がないことや鉄骨が熱橋(ヒートブリッジ)となってしまうので、外張り断熱が適しています。外張り断熱は、一般的にプラスチック系ボードが使用されます。繊維系技術の発展により繊維系のボードが使われることも少なくありません。それ以外に、炭化コルクで外張りすることもあります。