前回の内容の続きになります。
「目標を書く!そして目のつくところに貼る!」
という宣言通り、妻はB5の画用紙に(たまたま家にあったみたいです)
今年の目標とすることをいくつか書いていました。
「夫ちゃんも書いて貼らへん?」
「いや、僕はいい」
いや、わかってはいるんですよ。
目標を書いて貼りだした方がいいってことは。
でも、もし目標を書いときながら達成できなかったら…
妻に毎日見られていることを想像したら…
何か妙に恥ずかしい気がして、僕は「目標を書いて貼ろう!」という気になれなかったんです。
「うん、こんなでいいかな?夫ちゃん、どう思う?」
数分後、妻は僕に目標を書いた紙を見せてくれました。
実ににこやかな、達成感のある笑顔です。
「…一つ目に書いてある社長になること、っていうのはわかるよ?
でも歯を矯正するとか、子供を産むっていうのは何で書いた?」
紙には箇条書きで書かれた目標、そして横側にはそれを象徴するようなイラストが描かれていました。
いや、形式はいいと思うんですよ。
でも内容の半分はほぼ目標というか願望と言うか…
「うん、“今年やりたいこと”をテーマに書いたから」
「そ、そう…」
「何かコメントかアドバイスある?」
「…社長になるって、なんかそれだけ妙に抽象的じゃない?もっと具体的にしたら?」
「なるほど!」
一つ目の「社長になる」という目標以外は、やけに具体的に書かれているんですよね。
それでそう言うと、妻は妙に納得した顔をして、すぐにさらさらと書き直しました。
「社長になって純利100万円以上稼ぐ」と。
月8万と少し、くらいの感覚なんでしょうか。
難しいだろうとは思うのですが、地味に達成できそうな数値を入れてきたことが、
妻の本気度を伝えてきました。
「ひとまずこれで!」
「う、うん。頑張って」
「ありがとう!頑張る!あとは、貼り出す場所やなあ」
冷蔵庫の前、
玄関の飾り棚、
寝室…。
紙を持ってしばらく妻は部屋の中をうろうろとしていました。
色々と試行錯誤した結果、「リビングの机の上」を目標の紙を置く定位置にしました。
(僕らが使っているリビングの机には透明のマットが敷いてあり、
そのマットと机の間に目標を書いた紙を挟んだのです)
「超目立つね…」
「目立たな、毎日見いひんやん」
いや、うん、まあ、おっしゃる通りで。
でもそこだと僕も毎日見るんですよ。
僕に見られて恥ずかしいとか、達成できなかったら恥ずかしいとか、
そんな気持ちが一切ないみたいなんですよね。
恥じらいゼロなそのあっけらかんとした態度がうらやましい…!
「そうだね…。あとイラスト、意外とうまいね」
さきほどもちらっと書きましたが、目標の横にイラストが描いてあったんですよ。
子供を産むってところには赤ちゃんのイラスト、
歯の矯正のところには一本の歯が嬉しそうに綺麗な歯並びを披露しているイラストとか。
「ありがとう!今日読んだ本に、イラストとか写真があるとより良いって書いてあったから描いてみた」
「素直に本に書いてあることを実践できるところ、ほんと尊敬するよ…」
「目標を書く!そして目のつくところに貼る!」
という宣言通り、妻はB5の画用紙に(たまたま家にあったみたいです)
今年の目標とすることをいくつか書いていました。
「夫ちゃんも書いて貼らへん?」
「いや、僕はいい」
いや、わかってはいるんですよ。
目標を書いて貼りだした方がいいってことは。
でも、もし目標を書いときながら達成できなかったら…
妻に毎日見られていることを想像したら…
何か妙に恥ずかしい気がして、僕は「目標を書いて貼ろう!」という気になれなかったんです。
「うん、こんなでいいかな?夫ちゃん、どう思う?」
数分後、妻は僕に目標を書いた紙を見せてくれました。
実ににこやかな、達成感のある笑顔です。
「…一つ目に書いてある社長になること、っていうのはわかるよ?
でも歯を矯正するとか、子供を産むっていうのは何で書いた?」
紙には箇条書きで書かれた目標、そして横側にはそれを象徴するようなイラストが描かれていました。
いや、形式はいいと思うんですよ。
でも内容の半分はほぼ目標というか願望と言うか…
「うん、“今年やりたいこと”をテーマに書いたから」
「そ、そう…」
「何かコメントかアドバイスある?」
「…社長になるって、なんかそれだけ妙に抽象的じゃない?もっと具体的にしたら?」
「なるほど!」
一つ目の「社長になる」という目標以外は、やけに具体的に書かれているんですよね。
それでそう言うと、妻は妙に納得した顔をして、すぐにさらさらと書き直しました。
「社長になって純利100万円以上稼ぐ」と。
月8万と少し、くらいの感覚なんでしょうか。
難しいだろうとは思うのですが、地味に達成できそうな数値を入れてきたことが、
妻の本気度を伝えてきました。
「ひとまずこれで!」
「う、うん。頑張って」
「ありがとう!頑張る!あとは、貼り出す場所やなあ」
冷蔵庫の前、
玄関の飾り棚、
寝室…。
紙を持ってしばらく妻は部屋の中をうろうろとしていました。
色々と試行錯誤した結果、「リビングの机の上」を目標の紙を置く定位置にしました。
(僕らが使っているリビングの机には透明のマットが敷いてあり、
そのマットと机の間に目標を書いた紙を挟んだのです)
「超目立つね…」
「目立たな、毎日見いひんやん」
いや、うん、まあ、おっしゃる通りで。
でもそこだと僕も毎日見るんですよ。
僕に見られて恥ずかしいとか、達成できなかったら恥ずかしいとか、
そんな気持ちが一切ないみたいなんですよね。
恥じらいゼロなそのあっけらかんとした態度がうらやましい…!
「そうだね…。あとイラスト、意外とうまいね」
さきほどもちらっと書きましたが、目標の横にイラストが描いてあったんですよ。
子供を産むってところには赤ちゃんのイラスト、
歯の矯正のところには一本の歯が嬉しそうに綺麗な歯並びを披露しているイラストとか。
「ありがとう!今日読んだ本に、イラストとか写真があるとより良いって書いてあったから描いてみた」
「素直に本に書いてあることを実践できるところ、ほんと尊敬するよ…」