◆がってん
【合点】
《名・ス自》承知。うなずくこと。がてん。
「―だ」
・がてん【合点】
《名・ス自》承知。納得(なっとく)。
「―がいかない」
◆合点(ガテン)の意味や使い方 Weblio辞書
庵点(いおりてん、〽)は、日本語で、歌のはじめなどに置かれる約物のひとつ。合点、歌記号ともいう。古来、能の謡本や連歌などにおいて目印として使われていた。ユニコードではU+303Dのコードを、JIS X 0213では1-3-28のコードを持つ。
◆がっ‐てん【合点】
[名](スル)
1 同意すること。うなずくこと。承知。がてん。「おっと合点」
「頸(くび)に力を入れ、しっかり—しつつ」〈宮本・伸子〉
2 理解すること。納得すること。得心。がてん。「一向に合点がいかない」
3 和歌・連歌・俳諧などを批評して、そのよいと思うものの肩につける「〽」「○」「・」などの印。また、その印をつけること。
4 回状などを見終わり了承の意を表すために、自分の名前の肩に印をつけること。
5 考え。心づもり。所存。
◆合格点
読み方:ごうかくてん
試験などで、出来が一定の水準に達して合格と見なせる程度であるさま。そう判断できる点数。及第点とも言う。
◆「及第点」の意味と使い方、「次第点/合格点」との違い
https://eigobu.jp/magazine/kyuudaiten 2018/07/16
「及第点」の意味は「試験や審査などに合格するのに必要な点数。
合格するために必要な最低限の点数」です。
「及第」は「試験に合格すること。
一定の基準 ...
◆あたか‐も【×恰も/▽宛も】 の解説
[副]《「あだかも」とも》
1 (多くあとに「のようだ」「のごとし」などを伴って)あるものが他によく似ていることを表す。まるで。まさしく。ちょうど。「―自分が体験したように語る」
2 ちょうどその時。「時―芸術の秋である」
類語
まるで ちょうど さながら
◆さながら【宛ら】
《副[に]・ノダ》そっくりそのまま。まるで。
「―(に)絵のようだ」
◆さながらの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典
さ-ながら 【然ながら】
副詞
①
そのまま。そのままの状態で。もとのまま。
出典源氏物語 夕顔
「帰り入りて探りたまへば、女君はさながら臥(ふ)して」
[訳] (源氏が部屋に)もどって手さぐりなさると、女君(=夕顔)はもとのまま横たわっていて。
②
残らず全部。そっくりそのまま。すっかり。ことごとく。
出典方丈記
「七珍万宝(しつちんまんぽう)さながら灰燼(くわいじん)となりにき」
[訳] あらゆるすばらしい宝物が残らず全部(焼けて)灰になってしまった。
③
〔下に打消の語を伴って〕まったく。全然。
出典徒然草 七五
「人に交はれば、言葉よその聞きに従ひて、さながら心にあらず」
[訳] 人と交際すると、(自分の)言葉が他人の思惑に左右されて、まったく(自分の)心(からのもの)でなくなる。
④
〔下に「ごとし」「やうなり」など比況の表現を伴って〕まるで。ちょうど。
出典羽衣 謡曲
「今や、さながら天人も羽なき鳥のごとくにて」
[訳] (羽衣をとられて)今は、まるで天人も羽のない鳥のようで。◇中世以降の用法。
◆ さ‐ながら【▽宛ら】 の解説
《副詞「さ」+接続助詞「ながら」から》
[副]
1 非常によく似ているさま。まるで。そっくり。
「宛ら滝のような雨」「地獄絵宛らのすさまじさ」
2 そのまま。もとのまま。
「池などは―あれど」〈枕・一六三〉
3 すべて。全部。
「あやしの民屋―やぶれくづる」〈平家・一二〉
[接]そうは言うものの。かと言ってやはり。
「食逃げ大尽にあふ事多し。―それとて乞ひがたく」〈浮・胸算用・二〉