★韓国伝統の人糞酒『トンスル』とは
国により色んな習慣文化がある。
日本でもセックスの時に相手の人糞や尿を口にする。
日常ですることはないけれど。
漢方などでは処女の排泄物は回春剤として使われていたようだ。
糞は乾燥させて使用したようだ。
四足動物はよく食べるようだ。
子供の頃に何度も目撃している。
彼の国では毒矢などとして使ってもいたようだ。
一年寝かせて発酵させると毒になるらしく
以前韓国の新聞が取り上げていた。
口にすれば衛生面では非常に悪い結果が出るとは思う。
支那人も鮮人も長い間 一般市民は毒を食う習慣があったようだ。
油なども地溝油 確かこう書いたと思ったけど下水に溜まった水から
製造しているとのこと。
全部が事実とは考えにくいけれども
これだけの資料では信じざるを得ないかとも思える。

後は読者の判断で。

★トンスル - Wikipedia   https://ja.wikipedia.org/wiki/トンスル
トンスル(똥술、糞酒、Ttongsul)は、人糞を使った韓国の薬用酒。 韓方薬。
地方によって作り方に差異がある一種の民間療法で、骨折・打撲・腰痛に効果があるというが、1960年代を最後に製造は中止されたとされている。
2013年には「VICE Japan」によって取材が行われ、その際の動画がイギリスのタブロイド紙、デイリー・メールで紹介された。

★韓国の人糞酒「トンスル」 - Korean Poo Wine
1,577,240 回視聴 2013/08/16 https://youtu.be/YYc1XqfU-Jo
VICE Japan
チャンネル登録者数 59.1万人
この動画の記事:http://www.vice.com/jp/read/korean-un...
韓国秘伝の薬用人糞酒「トンスル」。VICEはトンスル製造法を知る漢医学師、リー・チャン・スーの下を訪問。願わくば製造工程を見学し、ウンコ酒を実際に飲んでみようという魂胆だ。

★韓国のウンコ酒トンスルに日本人がこだわる本当の理由
https://nihonsinwa.com/page/700.html
日本人にとって便はケガレたものというイメージ
まとめ
●日本は夏に湿気が多いので、日本人は腐食物を嫌う。
●病気除けのために祇園祭などの災厄除けの祭りをする。
●日本人にとって便はケガレたものというイメージ
●朝鮮の文化の起源は中国の北部。
●寒い地域では便は匂いが無く、さほど汚くない。
●よって韓国人は日本人ほど便に嫌悪感が無い(少ない)。
●トンスル(=うんこ酒)は日本人が『あぁ、韓国人とは文化が違うんだなぁ』と考えるキッカケになっている。

★トンスルとは (トンスルとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
https://dic.nicovideo.jp/a/トンスル
2019/05/24
トンスル(똥술、糞酒)とは、韓国の伝統的な人糞酒である。
概要.
原料や製法に人糞を使うのが特徴で、解熱作用や解毒作用があると言われ、特に韓国の田舎のほうではよく愛飲されていたらしい。とはいえ、現在の感覚では肥料以外で糞や尿を再利用するのには抵抗があり、現在にいたってはトンスルのことを知らない韓国人も多い。
たまに「韓国人の好物」と勘違いしている人もいるが、これはあくまで薬酒であり、風味を楽しむようなものではない。漢方にも人糞を用いた生薬(人中黄)があり、他にも糞を用いた療法は世界中に存在している(ただしいずれも現代では廃れている)。日本においては外傷や内出血の治療に馬糞を用いた記録などが残されている。
ニコニコ動画では、本項と無関係の韓国動画および単なるウンコ動画にトンスルタグがふられるが、多くはタグ荒らしによるもので、トンスル自体を扱った動画は数えるほどしかない。
作り方
地域によって作り方に違いがある。1の製造法は素焼きの小瓶の代わりに竹を用いる場合もある。
使用される大便は子供のものが良いとされ、製法により事前にオーブンで焼くものもある
人糞の中に素焼きの小瓶を埋め、内部に素焼き特有の通気性によってろ過された液体が溜まるのを待つ。この液体を酒と混ぜる。
4~7歳の子供の便に水を混ぜ1日置く。それに炊いた米、酵母を混ぜて壺に入れて1週間ほど発酵させる。

★【検証】日本の「うんこビール」と韓国の「うんこ酒」を飲み比べてみた / ウンコ感で韓国に軍配
https://rocketnews24.com/2013/04/05/313391/
2013/04/05
2013年4月1日、神奈川のビールメーカー「サンクトガーレン」がゾウのうんこからできたコーヒーを使ったビール『うん、この黒』を発売しました。

実は韓国には古くから人糞酒「トンスル」が存在します。ウンコにまつわるこの二つのお酒を飲み比べてみました。そうしたところ、記者(私)の個人的な感想としては、ウンコ感で韓国に軍配が上がる結果となりました。
・見た目のウンコさは日本が勝利
まず見た目の比較ですが、ウンコっぽさは日本のものが圧倒的。『うん、この黒』というぐらいですから、黒々としています。コーヒーが原料になっているのも、黒さの理由のひとつではないでしょうか。韓国の方はどちらかと言えばシッコぽく見えます。二日酔いの朝に出る濃いシッコ、そんなことを連想してしまいます。

★「不潔注意」韓国のクソ文化(笑)紹介! - NAVER まとめ
https://matome.naver.jp/odai/2147116327510391901
2019/11/23
日本からの経済制裁を受け、日本製品不買運動で盛り上がる韓国。
実は韓国には、とんでもないクソ文化があることが明らかになりました!

★トンスルは韓国文化の薬?糞酒は実在する!その味がヤバイ?
https://entertainment-topics.jp/143788
トンスルとは糞で作ったお酒のことで、韓国で昔から飲まれていた伝統的なものだと言われています。漢方薬としても効果があるようですが、現在でも多くの人に飲まれているという可能性は低いです。今回は、韓国の伝統的なトンスルについて解説します。
目次
    韓国には「トンスル」という珍しくて変わったお酒があることをご存知ですか?
    トンスル(糞酒)とは?
    トンスルが広まった理由は?
    トンスルは現在も実在するの?
    トンスル文化に対する日本の反応は?
    トンスルに似たホンタクとは?
    自分のうんこを食べる動物もいる
    トンスルを飲んでみよう!
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★子供の糞便を原材料とする韓国の薬用酒「トンスル」 --人民網日本語版
http://j.people.com.cn/206603/8376677.html
2013/08/25
 韓国に古くから伝わる薬用米酒を製作する過程を映した映像がこのほど初めて公開された。しかし、驚くべきことに、その原材料には子供の糞便が含まれていた。英紙デイリー・メールの報道を引用して、広州日報が伝えた。

 ■6歳の子供の糞便を加えて醸成する薬用酒

 幅広い用途を誇る神秘的な薬用酒は「人糞酒(トンスル)」と呼ばれ、強烈な匂いを発する。この薬用酒は多くの人が夕食時に好んで飲む晩酌とは異なり、主に薬として用いられている。打撲や腰痛、骨治療のほかに、傷跡を消したり、てんかんなどの難病にも効くという。

 しかしあまりにも匂いが強烈なため、韓国人でさえこのような食欲をなくす薬用酒を飲むことを好まない。そのため、1960年代、この薬用酒の秘法は消滅の危機にさらされた。日本の某テレビ局の記者がこのほどある韓医学の医師を探し出した。この医師は自身のことを、「この薬用酒を醸造できるこの世で最後の人物」と語る。

 李昌沫と称するこの韓医学の医師は、テレビカメラに向かって、この神秘的な薬用酒の製法を初公開した。その製作過程では6歳の子供の糞便を加える場面も映し出され、人々を驚かせた。
 ■人糞のほかに、何種類かの動物の糞を加える
 李昌沫氏は、「薬の中に特殊な原料を入れる処方は、数世紀前の朝鮮にまで遡ることができる。韓国の医学史料でこの治療効果について記されているものも多い。動物の糞便も医薬品として広く使われた。例えば蝙蝠の糞便はアルコール中毒の治療に使われ、鳥の糞便は胃腸の病気に効く」と説明する。
■果敢にも「人糞酒」を口にする日本の女性記者
 李昌沫氏によると、この薬用米酒のアルコールはわずか9%で、6歳の子供の糞便が原材料として使われているという。「6歳の子供の大便を選んだのは、臭いがないことと、比較的純粋な味がするから」として、「この酒は鎮痛剤としても使える。一般的に20日間の入院が必要な怪我の場合、この酒を服用すると入院期間が約半分ほどに短縮される」と李昌沫氏。
 「糞酒」の製法は発酵水と6歳の子供の糞便を混ぜ、一日置いて発酵させる。2日目に蒸したご飯と酵母を混ぜ、前日に準備しておいた糞と水を混ぜたものを加える。続いて、この材料を混ぜたものを30℃から37℃の室温で1週間置く。その後、ろ過した後に、ようやく飲用できる。
 米酒の味には酸味が含まれている。李昌沫氏と女性記者が完成品を飲んでみる。無理やり米酒を飲まされた女性記者は、「飲んでみると味は一般の米酒とあまり変わらないが、息を吐くと、ほのかに糞の臭いがする」と語った。
 この神秘的な「人糞酒」について一度も聞いたことがないという韓国人も多いが、一部の韓医学者が何とかこの変わった薬用酒を継承していこうと対策を講じている。李昌沫氏は、「人糞がもし伝統的な薬の処方として継承されなければ、それは非常に残念なこと」と語る。(編集MZ)
 「人民網日本語版」2013年8月25日

★韓国の酒・トンスルの効果や味と作り方!デマ拡散の理由や海外の反応も紹介
https://haryu-korea.net/ttongsul
はじめに
韓国の家庭で愛飲されている伝統的なお酒として紹介された「トンスル」ですが、実は原材料が人糞ということで多方面で話題です。
今回は韓国の酒・トンスルの効果や味、作り方、デマが拡散した理由、海外の反応などまとめてみました。
この記事の目次
    韓国の酒・トンスルとは
    韓国の酒・トンスルの効果とは
    韓国の酒・トンスルの作り方とは 
    韓国の酒・トンスルの味とは
    韓国の酒・トンスルのデマが広がった理由
    韓国の酒・トンスルが嫌韓ヘイトの手段に使われる
    韓国の酒・トンスルについて海外の反応
    トンスルについてのまとめ

★肥溜め - Wikipedia   https://ja.wikipedia.org/wiki/肥溜め
肥溜め(こえだめ、野壺(のつぼ)とも)は、伝統的な農業設備の一種。
農家その他で出た屎尿を貯蔵し、下肥(しもごえ)という堆肥にするための穴または、大きめの水瓶。
穴の方の外見は井戸に似ている。
水瓶の方は、素焼きの瓶が多く、口径1~1.5m程度のものを土中に埋め使用する。
一般的には、薄める為の水を入れる水瓶と一緒に設置されることが多い。
日本の肥溜めは、英語では「ハニー・バケツ: Honey bucket」と呼ばれている。
また「シットホール: Shithole」を肥溜めと訳すこともある。
★使用方法
かつては肥溜めで作った堆肥が主要な肥料の一つとなっていた。農家自身の屎尿を使うだけでなく、江戸時代には農家が都市部の長屋などから屎尿を購入することも行われていた(江戸時代の都市ではこれが主要な屎尿処理手段となっていた)。
その運搬には、肥桶(こえたご)をさげた天秤棒を用いた。
発酵熱により高温(70度程度まで上昇する)・低酸素状態となり寄生虫などを死滅させる、発酵プロセスにより分解されていない高分子物やヒト由来のさまざまな酵素類を分解する、などのプロセスを経る。一方で不十分な発酵や高温に耐えられる寄生虫卵があった場合、寄生虫病の原因となることもあった。多く糞尿から感染した赤痢などは、高温発酵中にほぼ死滅する。発酵を行わない屎尿をそのまま堆肥とすると、窒素飢餓による根腐れなどの問題を引き起こす。このため、屎尿は肥溜めなどで十分に発酵することや、使用時に水で薄めることが必要とされた。
★衰退
その後安価で衛生的な化学肥料が普及したことにより、人間の屎尿を使った堆肥は使われなくなった。また屎尿処理も下水道やバキュームカーを通じて下水処理場・屎尿処理場が行うようになっている。

★下肥_現代農業用語集 - ルーラル電子図書館
http://lib.ruralnet.or.jp/genno/yougo/gy233.html
下肥(しもごえ)
かつて、人間が排泄する屎尿は「下肥」としてじっくり熟成され、利用された。乳酸菌など人間の体内にいて健康維持に働いてくれる菌と、肥だめに飛び込んでくる好気的な菌が連合して、下肥は十分発酵した菌体肥料といえよう。そこには人間の体が取り込んだ食べものや塩のミネラルが含まれ、また、土に穴を掘って熟成された下肥には、土のミネラルも取り込まれていた。雨でミネラルを流失しやすい日本の耕地へのミネラルの補給・ミネラル循環の一端を、下肥が担っていたのである。
衛生上の問題やニオイなどもあって、現在、屎尿を使う農家は少ないが、自分の家の屎尿に天然のミネラルや微生物資材を混ぜて人糞尿発酵液肥をつくっている農家もいる。
なお、人糞尿はチッソ分が多く、発酵していないものを多く使うと、害虫を呼び寄せることがある。水で薄めて使うか、よく発酵させてから使いたい。

★下肥(しもごえ)
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
人糞尿(じんぷんにょう)を腐熟させたもので、日本では江戸時代以降よく使われるようになり、とくに速効性肥料の乏しかった第二次世界大戦のころには重要な窒素肥料であった。しかし化学肥料の普及により、都市部はいうに及ばず農村においてもほとんど使用されず、廃棄処理に苦労するようになった。現在は下水処理システムから生ずる汚泥となり、その一部が肥料として施用されている。下肥中の成分組成は人種、年齢または都市・農村居住者などの違いによって異なるが、窒素0.5~0.7%、リン酸0.1~0.2%、カリ(カリウム)0.2~0.3%程度を含み、このほか約1%の食塩、少量の石灰、苦土(酸化マグネシウム)、ケイ酸を含んでいる。夏の高温時で1~2週間、冬の低温時で3~4週間貯蔵腐熟させたのち、2、3倍に薄めて施用する。かつて東京、大阪などの大都市近郊の野菜畑では、下肥の連用によって土壌が酸性となり、生育障害の発生がみられた。これは、下肥中に含まれる食塩の作用によっておこるものである。[小山雄生]
『野崎信夫著『自給肥料堆肥・緑肥・下肥の作り方と与へ方』(1946・遠藤書店) ▽加藤貴編『大江戸歴史の風景』(1999・山川出版社) ▽礫川全次編『厠と排泄の民俗学』(2003・批評社)』
[参照項目] | 窒素肥料

★堆肥 - Wikipedia   https://ja.wikipedia.org/wiki/堆肥
堆肥(たいひ)とは、易分解性有機物が微生物によって完全に分解された肥料のこと。有機資材(有機肥料)と同義で用いられる場合もあるが、有機資材は易分解性有機物が未分解の有機物残渣も含むのに対し、堆肥は易分解性有機物が完全に分解したものを指す。
コンポスト (compost) とも呼ばれる。昔ながらの植物系残渣を自然に堆積発酵させたものが堆肥であり、強制的に急速に発酵させたものがコンポストだとする意見もあるが[要出典]、本項では、堆肥とコンポストを同義として扱う。なお、生ごみ堆肥化容器の生成物である堆肥(コンポスト)が転じて、生ごみ堆肥化容器をコンポストと呼ぶ場合がある。
堆肥が出来る過程は堆肥化を参照。

★堆肥化    https://ja.wikipedia.org/wiki/堆肥化
堆肥化(たいひか)とは、人の手によって堆肥化生物にとって有意な環境を整え、堆肥化生物が有機物(主に動物の排泄物、生ゴミ、汚泥)を分解し、堆肥を作ることである。分解は主に微生物によって行われる。コンポスト化 (composting) とも呼ばれる。
定義によれば「生物系廃棄物をあるコントロールされた条件下で、取り扱い易く、貯蔵性良くそして環境に害を及ぼすことなく安全に土壌還元可能な状態まで微生物分解すること」である (Goluke, 1977)。あるコントロールされた条件下とは、堆肥化を行う微生物にとって有意な環境を作ることを意味している。また、有機物分解が不完全な状態では肥料として様々な問題を持つ。この問題が解消されるまで分解を進めることが堆肥化である。

★農業に於ける下肥 - 肥料科学研究所
file:///C:/Users/asahi/AppData/Local/Temp/農業に於ける下肥(ナイトソイル)の利用_s.pdf
農業に於ける下肥(ナイトソイル)の利用. 久馬 一剛* 75~108(2013)
目 次
1. はじめに
2. 農耕の始まりと定住化:そのインパクト
3. 農業への人屎尿利用の歴史
 3.1 中国  
 3.2 日本  
 3.3 西欧  
 3.4 その他の地域
4. 下水道の発達とその功罪
5. おわりに
   謝辞
      参照文献


★都市近郊農村の下肥利用 - 屎尿・下水研究会  △講話者 堀 充宏
http://sinyoken.sakura.ne.jp/caffee/cayomo017.htm
コーディネーター 地田 修一(日本下水文化研究会会員)
1.近郊農村と下肥
葛飾区,江戸川区域は昭和30年代まで一部の地域には農地が多く,農村としての景観を保っていました。
これらの地域は利根川水系の堆積作用によって形成された沖積平野であり,一般に低く平らな土地が広がっています。
そのため江戸時代以来水田の開発が進んで,近代になっても水田稲作が盛んに行われていました。
 これらの地域には「葛西の田んぼは三度びっくり」という言葉が伝わっていて,現在も七十歳代くらいの人から上の世代の方からときどき聞くことがあります。
 この意味は,「葛西の田んぼというのは,田植えをした後,田の草をとろうと田んぼに行くと青々としていて今年はとれそうだとびっくりする。
 また,稲刈りをするころになっても良く伸びていて穂もたくさん出ているのでびっくり,ところが稲刈りをしてみるとぜんぜん実が入ってないのでこれまたびっくり」ということです。
 「わが子と稲草の自慢はするものではない」ともいいます。
 このことから想像されるのは,田んぼに入れる肥料が窒素過多になっていることです。
 これらの地域の水田の肥料には江戸時代から下肥が使われており,しかも堆肥の材料として用いるのではなく,直接水田に入れるという農法が取られていました。
 下肥は非常に窒素が多く,これを元肥として用いていたため稲草の伸びの良い,しかし実りの悪い稲になりがちだったのではないかと想像されます。
 ミトラズという稲が葛飾区,江戸川区で昭和50年代まで栽培されていました。
 これは正月のしめ飾りの材料として使われる稲で,まだ穂が出ないうちに稲刈りをしてしまいます。青々とした色がしめ飾りに好適なことからこうした稲が作られました。
 このミトラズの栽培には下肥が適していて,稲の茎を青く長く伸ばすために大量に投下されました。
 蓮根の水田には大量の下肥が入れられますが,ミトラズをこの蓮根の水田の緑のほうにぐるりと植えることもありました。
 下肥を直接水田に入れるという農法はかなり特殊なもののようです。
 まず古老たちの経験談に耳を傾けることにしましょう。
 水田の肥料は元肥として田植えの直前に入れられます。そのため水を張って田植えをするというと,人糞が浮いてきてしまい,いかに下肥に慣れているからといってかなり厄介です。
 また,蔬菜畑と違って広い水田にまんべんなく下肥を施すのはむつかしく,「肥えぶち」というこの仕事はかなり熟練した人が行うものとされていました。
 田んぼの中には藁を折りたたんだものを置いて目印とし,そこをめがけて下肥をひしゃくで飛ばします。
 この目印を「せいま」といい,下肥を打つ作業を「製麻を切る」といいました。
 また,水田のなかに下肥を持ち込むことはかなりの労力を要します。通常はてんびん棒で桶を担いでいきましたが広い水田には「おかだめ」といわれる仮設の肥溜めを設置しました。
 おかだめとは1石ほども下肥の入る大きな桶で,これを足で転がして水田のなかに運び,ここに一時的に下肥を貯留しておきました。
 こうした特殊な技術が水田で下肥を直接使用する東京東郊の農村に見られました。

★「下肥」利用と「屎尿」処理
近代愛知県の都市化と物質循環の構造転換   湯澤 規子
1.はじめに
 1)物質循環の構造転換を考える視点
農業は本来,物質の循環によって成り立つ営みで ある. その物質と循環のありようは,時代や地域の自然 条件や農業技術と深く関わり,それと連動して変化 してきた.肥料を例にとれば,物質そのものの変化 とはすなわち,商品作物生産の興隆とともに金肥が 導入され,都市近郊蔬菜栽培地域の拡大とともに下 肥利用が盛んになり(1),さらには新たな物質として のグアノ(鳥糞塊)肥料などの調達を経て,化学肥 料の発明と導入にいたる過程などが挙げられよう. そして,このような物質そのものの変化は,地域内 あるいは経営内を中心とした,いわば自給型の物質 循環のかたちを変えることにもなった.近代日本の 農業で生じた肥料を通じた市場経済への接続と,土 地集約的農業への参入はまさに,土と食卓のあいだ を繋ぐ物質循環の大きな構造転換を意味していた.