◆直立二足歩行
https://www.y-history.net/appendix/wh0100-01.html
他の動物と人類とを区別する、人類独自の能力。犬歯の消滅と共に、人類学上の人類の定義に必要な条件とされている。何故直立二足歩行したかについては諸説ある。
・人類の定義
 人類はサル(チンパンジーやゴリラなど大型の類人猿)と同じ祖先から別れて進化し、その中で樹上生活から平地に下りて二足歩行をはじめた種から進化したと考えられる。化石人骨で直立していたかどうかの判定は、脊椎骨が延びる大後頭孔がどの位置に付いているか、によって行われる。四足歩行の動物では頭蓋骨の後部に孔があり、直立している人類の場合は、頭蓋骨の底部に孔がある。直立二足歩行していることと、犬歯が消滅していることがチンパンジーなどの類人猿と人類を分類する指針とされている。
・なぜ直立二足歩行したか?
 樹上生活をしていた類人猿から地上に降り、直立二足歩行するようになったのは、現在では約700万年前のサヘラントロプス(2001年、アフリカのチャドで発掘された)と考えられている。しかし、人類の祖先がなぜ、どのような経緯で平地に下りたのかはよく判っていない。かつては気候の寒冷化に伴って森林が減少したためというのが通説であったが、現在の古気象学上は否定されているようだ。樹上から下りてもはじめは四足歩行か、腕歩行だった彼らがなぜ二足歩行(直立)できたのか、これもまだよく判っていない。体重が重くなりすぎたからとか、氷や雪の上を歩くためやむなく立ったとか、草原で敵を早く発見するために立つようになった、あるいは立つ方が日射を受ける面が少なくなるので「日射病回避説」など、もっともらしい説が出されている。恐らく、前足を歩行に使わないこと、道具を造ったり物を運んだりできるようになるので、道具の使用と関係があるのだろう。最近の有力な説は女は子どもを育て、男が手で食糧を運んでくるという家族社会の成立と関係するという説である。いずれにせよ、直立二足歩行によって「手」を自由に使え、重い「頭脳」を支えることが可能になり、ヒトが人間になったことを示す基準とされている。<三井誠『人類進化の700万年』2005 講談社現代新書 p.35-62 など> → 化石人類 人類の出現年代
 
◆直立二足歩行 - Wikipedia  https://ja.wikipedia.org/wiki/直立二足歩行
直立二足歩行(ちょくりつにそくほこう、英: bipedalism)
脚と脊椎を垂直に立てて行う二足歩行のことである。
現存する生物のうち、直立二足歩行が可能な生物は、ヒトだけである。
人間の重心位置の高さを 1.2m とすると、歩行の限界速度は 12.3km/h となる。
競歩の世界記録は 13.6km/h (50Km)。
‎・ヒトの直立二足歩行
https://ja.wikipedia.org/wiki直立二足歩行#ヒトの直立二足歩行
‎・直立二足歩行の進化‎
https://ja.wikipedia.org/wiki直立二足歩行#直立二足歩行の進化
・直立二足歩行の欠点
https://ja.wikipedia.org/wiki直立二足歩行#直立二足歩行の欠点
 
◆初期人類への最初の一歩:なぜわれわれの祖先は二足歩行になっのか、チンパンジー研究から解明されたこと   2012年3月20日
http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2011/120320_2.htm
初期人類への最初の一歩:なぜわれわれの祖先は二足歩行になったのか、チンパンジー研究から解明されたこと. 2012年3月20日. 松沢哲郎 霊長類研究所教授らの研究グループの研究成果が、3月20日公表の米国学術誌カレント・バイオロジーに掲載されました。
研究の概要
 一人のおとなの男性が、民家の軒先から三つのパパイヤを盗った。両手と口にもって持ち運んでいる。今回の研究から結論できるのだが、資源が限られていて他者との競合がきついとき、チンパンジーは立って二足で歩くことが多いことが分かった。そのほうが一度にたくさん運べるからである。
 今回の研究から結論できることは次のとおりである。限られた資源を独占するために、1回にできるだけ多くの資源を持ち運ぼうとして、われわれの祖先は四足ではなく立ち上がって二足で歩くようになった、と考えられる。.
 この研究は、食物資源が限られているときに、チンパンジーたちがどのようにふるまうかを分析したものである。これによって初期の人類ないし人類に近い祖先が、どのようにして二足歩行をするようになったかという過程が解明できる。
 今回の観察事実にもとづくと、チンパンジーが四足歩行ではなくて、立ち上がって二足歩行するのは次のようなばあいである。つまり、ある資源を他のなかまにとられないように独占しようとするときである。とくにその資源に限りがあるときや、その貴重な資源にいつ再度でくわすかわからないようなときに、独占しようとして二足で立って持ち歩く。手が自由になる分だけたくさん持ち運べるからだ。
 
◆人類の誕生 - Wikibooks - ウィキブックス
https://ja.wikibooks.org/wiki/人類の誕生
世界史をどこから始めるか
世界史は、人類の歴史を世界的な規模で対象とする歴史学の一分野です。
歴史は、もともとは、過去の文献に基づいて過去の時代にあった事柄を研究する学問でした。
そのことからすると、文字がない時代には歴史がないことになります。
 
◆第3章歩行の哲学
http://gairo.net/philosophyoftowns/chapter3_01.html
 大英百科事典は、歩行を人間のもっとも尊ぶべき移動の方法と定義しているといいます。ほんとうにそういえるのか、またどうしてそういえるのか、ここではその根源にたどりつく作業からスタートすることにします。
直立二足歩行によって人類がおおきく発展してきたのは疑いのないところです。人類の歴史をふりかえれば直立二足歩行によって人類が発展してきたのは明らかだ、したがって歩行が尊ばれなければならない。たしかにそのとおりですが、いまを生きる人間にとって、それはあくまでも過去の、しかも時間のスパンを実体験とは無縁なおおきさに拡大したときにいえる話ですから、人類の二足歩行を人類の歴史的発展に結びつけて捉える方法はリアルな感性に訴えかける力に乏しいきらいがありますし、じっさいこの程度に理解におさまっているうちは、歩行が人間のもっとも尊ぶべき移動の方法と捉えられることはありません。
 
◆人類の進化における直立二足歩行の光と影 ―整形外科医療の立場から - AMCoR
file:///C:/Users/asahi/AppData/Local/Temp/f1201023.pdf
しかし、直立 2 足歩行の歴史と経験. は四足時代の長さから見れば極めて短く、そのためか. 我々人類は直立 2 足歩行に十分適応できているとは思. えない点が目につく。更に高齢化により直立 2 足歩行. の疲労現象ともいえる障害が運動器に見られる。これ. は ...
竹光義治 著 - ‎2011
 
◆人類は「四足歩行」でも案外速い!? | 若い読者に贈る美しい生物学講義
https://diamond.jp/articles/-/221734
2019/11/30
更科功(さらしな・いさお)。
東京大学総合研究博物館研究事業協力者、明治大学・立教大学兼任講師1961年、東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。民間企業を経て大学に戻り、東京大学大学院理学系研究科修了。博士(理学)。専門は分子古生物学。東京大学総合研究博物館研究事業協力者、明治大学・立教大学兼任講師。『化石の分子生物学』(講談社現代新書)で、第29回講談社科学出版賞を受賞。著書に『宇宙からいかにヒトは生まれたか』『進化論はいかに進化したか』(ともに新潮選書)、『爆発的進化論』(新潮新書)、『絶滅の人類史』(NHK出版新書)、共訳書に『進化の教科書・第1~3巻』(講談社ブルーバックス)などがある。
 生物とは何か、生物のシンギュラリティ、動く植物、大きな欠点のある人類の歩き方、遺伝のしくみ、がんは進化する、一気飲みしてはいけない、花粉症はなぜ起きる、iPS細胞とは何か…。分子古生物学者である著者が、身近な話題も盛り込んだ講義スタイルで、生物学の最新の知見を親切に、ユーモアたっぷりに、ロマンティックに語る『若い読者に贈る美しい生物学講義』が11月28日に発刊された。
 養老孟司氏「面白くてためになる。生物学に興味がある人はまず本書を読んだほうがいいと思います。」、竹内薫氏「めっちゃ面白い! こんな本を高校生の頃に読みたかった!!」、山口周氏「変化の時代、“生き残りの秘訣”は生物から学びましょう。」、佐藤優氏「人間について深く知るための必読書。」と各氏から絶賛されたその内容の一部を紹介します。
 
◆【人類誕生CG】370万年前の人類は虫を食べていた!【NHKスペシャル×NHK1.5ch】
115,630,680 回視聴 2018/05/11 https://youtu.be/0jdcR8jr3d0
NHK
チャンネル登録者数 215万人
か弱いアフリカの生き物に過ぎなかったサルが、なぜ700万年の間にヒトへと進化できたのか?
ナビゲーターの高橋一生と共に、人類進化の壮大な物語を、最新科学で解き明かす「人類誕生」より、370万年前の人類「アウストラロピテクス・アファレンシス」の暮らしをリアルなCGで再現した映像を公開!
「アウストラロピテクス・アファレンシス」は、草原に進出した人類。足にアーチ構造があり骨盤の形が人間によく似ていることなどから完全な直立二足歩行をしていたと考えられている。
NHKで放送した番組のうち、いちばん見てほしい部分だけを、見やすいかたちでまとめ、集めた場所。それが、ここ1.5chです。
テレビの枠からちょっとはみ出した動画や、テレビでは表現しきれないコンテンツを、幅広いジャンルからお届けしていきます。
「NHK1.5ch」http://www.nhk.or.jp/ten5/
「NHKスペシャル『人類誕生』」http://www.nhk.or.jp/special/jinrui/
 
◆【インタビュー 】いとうけんいち、二足より速い?4足歩行、世界最速人類
42,721 回視聴 2016/06/30 https://youtu.be/ie1HzQ6JYp8
日本ジャック NihonJack
チャンネル登録者数 10.1万人
http://ameblo.jp/itokenichi/
手と足で、つまり四足で歩く男性に会いました。いとうけんいちは四足で走る世界最速の記録を持っています。4足走行の競技をやっています。またギネス新記録確定。
素晴らしい立ち居振る舞いで、実に興味深い人です。自分のビジネスを持っていて、他にもう一つ始めるらしいです。
 
◆「四足最速の人類」が記録更新
261,132 回視聴 2013/11/15 https://youtu.be/epxVWHgtwlo
SankeiNews
チャンネル登録者数 28.6万人
ギネス記録更新を狙う「第1回 四足走行100m世界大会!!」が14日、駒沢オリンピック公園総合運動場(東京都世田谷区)で行われ、16.87秒で、いとうけんいちさん(31)が自己のギネス記録を更新した。
四足走行は、文字通り、人間が動物のように、四つんばいになり早さを競う大会。競技者であり主催者であるいとうさんは、独学で四足歩行を研究。世界初の「四足最速の人類」として、ギネス世界記録を樹立。50㍍のベストタイムは8.2秒。100㍍のベストタイムは17.23秒でギネス記録保持者。四足走行を始めて今年で10年になるという。この日、予選が4回行われ、決勝では、7人が走った。