柴犬コウの1日は
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太陽と共に目が覚めて
いつまでも寝ている家族を起こして
朝ごはんを食べ
朝の散歩に行き
疲れたし、暇だから休んで
お腹が空いたから昼ごはんを食べ
また休んで
またお腹がすいたから
夕ご飯を食べ
夕方の散歩に行き
近所のお友達ワンコと交流を深め
空気も読まずに
遊びたい犬に臆せず近づき
犬脈を広げて
じゃれて遊んだあとは
眠くなったらただ眠る。
家族の求めに応じて時々勉強などもするが
あえて自分を高めようとはしない。
ただ眠る。
群れの一員が
泣いたり寝込んだりすれば
そばに寄り添って
大丈夫だよと言い、
不審者が家の前を通れば
家を守るべく威嚇し、
先のことは考えず
心の赴くまま感じるままに生きて
その場その場で起こることに反応す。
家族の様子を見守り
家族を守り
家族を待ち
家族に愛され
家族に守られ
家族に見守られている。
お腹が空いたら食べ物をねだり
疲れたら眠って
太陽のリズムで生きて
退屈したらいたずらをして
物を持たず
財産もお金も持たず
目につく物で工夫して遊んで
満足す。
持っているのは
暖かい毛皮と小さな小屋と
家族だけ。
本当に必要なものは
もう持っていて
地球のリズムで生きている。
未来のことは何にもわからないから
今やりたいことを無理せずやる。
いつ病気になるかとか
いつ地震が起きるかとか
いつ泥棒が来るかとか
そんなことは考えない。
守ってくれる人がいる間は
素直に守られている。
役に立とうとか
いざという時のためにとか
そういうことは考えない。
今、だけ静かにシンプルに生きている。
そういうコウに
私もなりたい。
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