福岡へ行くと食べたいものばかりなのに、若い時と違ってすぐにお腹がいっぱいになってしまう。それでも美味しいお食事をいただくのは至福です。

 

フレンチの「花の木」デイナーでお邪魔しました。大濠公園を臨むロケーション。夜になると池の水面は周りの照明を映して昼間の景色とはまた違った雰囲気。

 

 

一緒に行った方がせっかちで写真を取る間もなくて、お店のホームページからお借りしました。

 

 

テーブルにセットされたお銀色のお皿の光沢が見事で、伺ったらやはり銀製でした。次の世代にも使っていただけるように毎日磨いているそうです。こういうお店はお料理だって間違いない美味しさです。

 

 

食べるのに夢中になってすっかり写真を取り忘れてしまいました。鴨料理もご自慢のようです。ごちそうさまでした。

アラっ、気が付いたら11月、今年も残り少なくなりました。私も久々にブログなど書いてみようかとアメブロを開けたら、何ということでしょう。パスワードも過去記事もすべて忘却の彼方。こんなことではいけないと今年を振り返り旅先での食事などを書き残すことにしました。

 

まずは3月に行った福岡旅行、昨年はJAL修行のために福岡、沖縄へは何度も足を運んだけど今年は美味しいお食事のために訪れました。福岡へはハート形の相島を見ながら着陸。

 

 

まずは水炊き「新三浦」さん、白濁のスープは100年以上毎日火を入れてつぎ足ししながら守ってきたそうです。コラーゲンたっぷり、お雛様に因んだ器。

 

 

お次はもつ鍋の「前田屋」さんへ

押すなよ押すなよの急な階段

 

味噌、塩、しょうゆ味からどうぞ

ご馳走様でした。

13日の盆の入りが近づくと亡くなった人を身近に感じる。不思議なことに一番先に思い出すのは夫でも自分の両親でもなく姑だ。同居していたわけじゃなく会うのは年に1、2回だったけど今思い返せばなかなか面白い方だった。

 

結婚前の顔合わせの時何かの流れで親の年齢の話になり姑が「もうすぐ70歳」とおっしゃる。実際は65歳だったんだけど若く見られたい気持ちがあって四捨五入したのか、今までいろいろな人に会ってきたけど65歳を70歳とおっしゃる方は姑一人だ。

 

お式前に姑が一人暮らしの夫の住まいを突然訪ねるという。夫が一人暮らしを始めて15年、一度も訪れたことがない遠く離れた夫の家を。

 

私は自分で見繕った花瓶や食器などを新居となる夫の部屋に前もって送っていた。多分それらは送り主は私の名前で段ボールに入ったまま部屋の隅にでも置いてあるはずだった。

 

結婚式を終えていざ新居へ行って驚いた。荷物の中からめぼしいものがなくなっていたのだから。箱がそのままだから夫は気が付かなかったらしい。確認のため電話を入れた私に姑は「返すか?」と一言。返す気がないのはその電話のやり取りで十分だった。

 

姑は夫の実家に兄嫁と一緒に暮らしていた。自分で使うわけでもなく、義姉にあげるわけでもない食器をなぜ持ち帰ったんだろう。姑が亡くなった後、自室の押し入れにはシーツやバスタオル、食器に反物、あらゆるものが色あせた新品のまま詰め込まれていた。

 

姑には3人の息子がいる。が誰も「一緒に暮らそうか?」と言いだすことはなかったし、はっきり断られるのが怖いのか姑からも同居の話が出ることはなかった。どこから何を持ってきたのか押し入れに詰め込まれた品々は、気に入らない嫁からの姑のささやかな戦利品だったんだろうか。今でも謎だ。

コロナでエクササイズや外出がままならなくて体重が3キロ近く増えた私。いくぶん緩やかになった規制下で体を動かし始めたり、サウナに行ったりと地道な努力を続けていたが体重は減っては増え、増えては減りを繰り返し、なかなかもとに戻らない。

ところが今日体重計に乗ったらなんとコロナ以前に戻っているではないか。今回はこのお話を。

 

娘が生後9か月の孫としばらく世話になりたいと言ってきた。引っ越しがあるとかで、赤ちゃんがいると大変だからそっちは旦那に任せて、新居が落ち着くまでこちらで暮らしたいということだった。たまにはにぎやかなのもいいなと快諾したけど、すっかり忘れていた、9か月の赤ちゃんがどんなに手がかかるか、そして実家に帰ってきた娘がいかに何もしないかを。

 

高齢になると朝が早いというけど、私の楽しみはうつらうつらしながら惰眠をむさぼること。ところがうちの赤ちゃん6時前にもう朝の一泣きが始まる。何しろ安普請の我が家だから部屋が離れていても耳に入ってくる。こうなるともう惰眠を楽しむどころではなくなり、意地でも起きないぞという強い決意に変わる。目が覚めているのにまた寝ようとするのがどんなにつらいことか。

朝ごはんだって私だけなら簡単に済ませるのに娘への朝食、孫への離乳食と台所でフル回転。

 

孫も人見知りが強い時期だから、生まれる前も後もあんなに世話になったのを忘れ、私が抱き上げた途端に顔をこわばらせる。赤ちゃんを私に預けて一人で遊びに出かけようとした娘の目論見はここで終わった。

 

外は熱いし赤ちゃんが重くて大変だからと(ほぼ9キロ)、外出時の送り迎えは私のお仕事。お風呂に入った後、湯船にぷかぷか浮いているおもちゃをかたずけ後始末をするのも私。加えて1日2度のお洗濯。

 

娘も外出がままならないとあって楽しみは食べることになる。夕飯にちょっとした居酒屋のごとく毎日メニューをそろえるのは料理が嫌いじゃない私でも苦行。

こんな生活を10日続けていたら、あらら体重がしっかり減っていたという顛末。筋トレやランニングで汗を流すより家でこき使われるのが一番の減量法らしい。

 

 

乾燥ゼンマイを料理したことがありますか?

 

娘からゼンマイの煮物のつくり方を教えて、ついでに乾燥ゼンマイを送ってと言われました。おいおい、こっちだって作るのに手間がかかる乾燥ゼンマイは高級食材、普通のスーパーじゃ扱っていないのよ。

 

乾燥ゼンマイ、熊におびえながらゼンマイを採ることから始まり先端の綿の部分を外し、湯がいて天日で干し上げて作ります。からからに乾くまで手で揉みあげる作業は何日も続くので腰への負担も相当らしく生産者にとってはかなり手ごわいらしい。そのせいか扱う人が年々減っていると産直のお姉さんが言っていました。

 

さてゼンマイを戻す方法だか、数回湯でこぼして柔らかくする方法もあるが、私は3日ぐらいかけ何度もお水を取り替えながら戻します。戻し始めの真っ黒いアクが次第に薄くなり、からからに乾いたゼンマイがぷっくりと戻っていく過程は見ていて心弾む。手間がかかっても主菜になれないゼンマイの煮物だけど、食べるほどにしみじみとした味わいがあります。

 

私はゼンマイと、つきこんにゃく、油揚げ、人参をごま油で炒めてお酒とお醤油だけで煮ます。ご飯のおかずにも酒の肴にも最高。新鮮なゼンマイをすぐにあく抜きしていただくより、天日の恩恵か、干しゼンマイのほうが断然うまみが増すようです。

 

 

手間がかかっても映えない煮物、子供たちからすれば母の味なのかしら。